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沖縄では当たり前!運転代行とは?

飲酒運転

沖縄に引っ越して驚いたことのひとつに運転代行の車をよく見かけることがありました。東京など交通網が発達した地域では知らない人が多い運転代行について調べてみました。

運転代行サービスがたくさんあるワケ

運転代行サービスとは、車で出かけたものの飲酒などにより、どうしても運転することが出来なくなった場合に変わりに運転してくれるサービスのことです。

沖縄は鉄道がありません。普段の生活の中で沖縄の人々が利用する移動手段は、自家用車、バス、モノレール、タクシー、自転車です。

バスは路線が複雑なうえに本数が少ないことが多く、なかなか時間通りに来ません。モノレールは那覇のごく一部の区域しか通っておらず、モノレールで通勤、通学をする人の方が少ないです。タクシーは流しの営業がほとんどなので、乗りたい時につかまらず、乗らない時にやたら見つかる状態です。

自転車は体にもよく経済的なのでオススメですが、夏は暑すぎるので敬遠されがちです。

そんなワケで沖縄県民の日常的な交通手段で最も多いのは自家用車です。通勤に利用する人も多いので、一家に一台は当たり前、パパ用とママ用の二台保有している家もあります。

いつも通り車で出勤したものの、接待などで飲みに行くことになった場合や休日に遠くに出かけて、雰囲気のいいお店を見つけて飲みたくなってしまった場合などに利用されるのが「運転代行」です。

飲食店によっては駐車場がないと経営が成り立たないなんて話も聞きます。ですが、沖縄県は飲酒運転による事故がワースト1位です。沖縄県や警察が飲酒運転の根絶のためにTVCMを流したり、検問をしたりしています。

そのため、飲食店も運転代行サービスの会社と提携して、お客様に代行を勧めているケースもあります。

鉄道のない車社会の沖縄は那覇などの都市部でもたくさんの運転代行サービスがあります。

運転代行サービスのしくみ

運転代行サービスを呼ぶと、2人1組できて、1人が利用者(お客さん)の車の運転席に乗り利用者を乗せて自宅などの目的地まで送り届けます。

利用者の車の運転を変わってもらうイメージなので、荷物を積み替える必要もありません。

もう1人は会社の車を運転して利用者の車の後をついて行き、目的地に着いたら、2人で会社の車に乗って帰ります。

この時に会社の車の方に利用者を乗せてしまうと、タクシー類似行為として法律により罰せられます。利用者の車を運転する人はタクシードライバーと同じく「第二種運転免許証」が必要になります。

逆に言うと第二種運転免許証さえあれば、誰でも運転代行業が出来てしまうので、「沖縄県公安委員会」に認定されている会社を選んでください。

タクシーより安い?

実は沖縄の運転代行は他県に比べて一番安いです。利用者が多いので価格競争が進んでいるのかもしれません。

タクシーと運転代行どっちが安いか調べてみたところ、最安値のタクシー業者より安い運転代行はありませんが、最高値のタクシー業者より安い運転代行はあるという感じになります。

しかし、それは距離が短い場合であって距離が長ければ長いほど運転代行のほうが金額は高くなります。

また、コロナ禍により料金を値上げしている業者も多いようです。

沖縄では飲み会によるクラスターの発生が問題

沖縄では模合や忘年会、新年会などの飲み会で新型コロナウイルスのクラスター発生が問題となっています。

飲食店を守る為に経済をまわさなければいけない一方で新型コロナウイルスも猛威を振るっています。

県から緊急事態宣言などが発令されている場合などはそれに従う事も大切です。経済をまわすべき時、控えるべき時、コロナ禍ではそのバランスをとりながら飲食店を助ける必要があるかもしれません。

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