沖縄情報移住ブログ

沖縄県内の情報を企業・個人が発信するブログ型サイト

沖縄のVR観光はどういったものがあるの?

VR

新型コロナの影響で旅行に出かける機会が少なくなっている今、「旅行に行けない」という状況をメリットに変えて楽しむVR観光が注目されています。そこで県内全域が観光地と言われる沖縄で体験できるVR観光についてまとめてみました。

そもそもVR観光って何?

近年注目されているVR観光は、バーチャルリアリティ観光のことです。VRを単純に訳すと「仮想現実」という意味になるので、実際にその場に行かなくても観光が楽しめることをVR観光といっても大筋では間違いありません。自宅で気軽にVR観光を楽しみたいのであれば専用ゴーグルの準備をするだけでOKですし、観光施設や商業施設内にあるアトラクションとしてVR体験ができるものものあります。

VR観光の魅力って何?

より現実に近い環境・雰囲気を自宅にいながら体験ができるのがVR観光ですが、「VR観光を利用するよりも実際に足を運んで楽しんだ方がよいのでは?」という意見もあります。とはいえVR観光にはいろいろなメリットもあるため、利用の仕方次第ではかなり魅力的な観光のスタイルともいえます。そこで沖縄におけるVR観光の魅力を簡単にご紹介しましょう。

季節に関係なく沖縄の今が楽しめる

海

沖縄は1年中観光が楽しめるリゾート地というイメージが強いですが、実際に沖縄に住んでみると観光に適したシーズンには偏りがあることが分かります。沖縄が最も観光客で賑わうのが夏シーズンですが、地元・沖縄では最も外出を避ける時期でもあります。

そもそも気温が高いことが沖縄の夏の特徴ではありません。旅行パンフレットに掲載されているような青い海・青い空・白い砂浜が楽しめるのは、たしかに「夏」です。ただし旅行パンフレットの写真では、実際にその場に立ったときの体感温度はまったくわかりません。

強烈な日差しの下、ほんの少し日向に出るだけで大量の汗が噴き出す重苦しい空気では、とてもゆっくりと外を散策することはできないでしょう。

また台風の時期とも重なるので、旅行期間が台風接近と重なると、旅行期間中ほぼすべての時間をホテルの部屋で過ごさなければいけません。

そうはいっても最も沖縄らしい風景が見られるのが「夏」ですから、リアルに真夏の沖縄が見られるのは非常に魅力的です。そんな時にVR観光を利用すると、見たい景色と体験が快適な室内で楽しめます。

旅行の計画が立てやすい

沖縄の観光スポットの多くは、史跡や屋外レジャーです。中でも世代を問わず人気が高いのが世界遺産巡りですが、沖縄県内の世界遺産のほとんどは琉球王朝時代の城跡なので遺産の見学は「屋外を徒歩で移動」が基本になります。唯一形のある城が首里城ですが、それも先の火事によって本殿を含む大部分が消失してしまいました。

首里城以外の城跡はもともと城壁のみのため、城内部の見学というものはありません。しかも一年の半分2/3が夏という沖縄ですから、気温が下がる冬を除けば基本的に炎天下での見学になります。世界遺産に登録されていることもあり、便利なエスカレーターやエレベーターなどは作れません。そのためかなり険しい山道をひたすら徒歩で歩く城跡もあります。

このような場合は「どうしても行きたい場所」「できれば行ってみたい場所」「時間が余ったら立ち寄っても良い場所」に分けてみましょう。「時間が余ったら立ち寄っても良い場所」であれば、VR観光の利用がおすすめです。

そのほかにもVR観光の利用をおすすめするのが「できれば行ってみたい場所」になります。VR観光だけでも楽しめることは多いですし、実際にVR観光をしてみて「どうしても行きたい場所」に繰り上がることもあります。

このように事前にVR観光を利用しておけば、実際の沖縄旅行で効率よく行きたい場所をまわることができますし、観光以外の楽しみ(体験型レジャーやマリンレジャーなど)を増やして充実した沖縄旅行にすることもできます。

沖縄で体験できるVR観光

「限られた日程を思いっきり楽しみたい」「実際に旅行には行けなくても今の沖縄の雰囲気を楽しみたい」という人におすすめの沖縄・VR観光をご紹介します。

バーチャルOKINAWAβ版

2021年4月から運用が始まったバーチャルOKINAWAβ版では人気観光スポット・国際通りをバーチャル観光できるサービスがあり、いつでも好きな時に国際通り散策が楽しめるのがおすすめです。人気の三線ライブも体験ができますし、紅芋タルトで有名な御菓子御殿国際通り店を見学することもできます。

VR観光ならでは魅力としておすすめしたいのが「アーニー・パイル国際劇場の再現」です。アーニー・パイル国際劇場は国際通りの名前の由来となった劇場で、1948年に娯楽施設として建築され多くのショーや劇が上映されていました。

アーニー・パイル国際劇場はすでに歴史上の建物ですが、VR観光ではそのアーニー・パイル国際劇場が再現されています。建物の外観だけでなく内部も再現しているため、当時の劇場内を見学することも可能です。しかもステージでは沖縄で活躍しているさまざまなアーティストのライブが上映されているので、見学しながらオキナワン音楽を楽しむこともできます。

上手にVR観光を使って沖縄旅行をもっと楽しもう

沖縄県内で利用できるVR観光サービスはまだ少ないですが、人気観光施設や自治体ではVR観光を積極的に取り組んでいるケースが増えています。体験型のVR観光に力を入れて進めている自治体もありますから、まずは沖縄旅行の前にVR観光で沖縄の今を楽しんでみてはいかがでしょうか?

Return Top