沖縄情報移住ブログ

沖縄県内の情報を企業・個人が発信するブログ型サイト

グスクロードにある玉城城址はフォトジェニックな穴場スポット

南城市玉城のグスクロードには、「天空の城」と呼ばれる玉城城址があります。別名「アマツヅ城」とも呼ばれる玉城城址は、実はフォトジェニックな穴場の観光スポット!その美しい景色を紹介します。

玉城城は琉球の女神アマミキヨが築いたといわれる伝説の城

玉城城

沖縄の城の多くは、小高い山の上に建てられています。もともと沖縄の城は軍事拠点として建てられることが多いため、城に続く道は険しく、さらに自然の岩や巨石を積み上げて城壁を作ります。そのため「天然の要塞」と呼ばれます。

そんな沖縄の城の中でも別名を持つ城は少ないです。その一つが「玉城城」です。玉城城にはいくつかの別名がありますが、古くから琉球の人々の間で伝えられているのが「アマツヅ城」の名です。

アマツヅ城と呼ばれる由来には、琉球の女神・アマミキヨが関係しているといわれています。アマミキヨは琉球の国づくりをした神様のことで、その伝説は沖縄本島内に数多くあります。そしてこうした伝説が残る場所の多くは聖域とされ、今でも拝所として人々の祈りの場になっています。そんなアマミキヨゆかりの城である玉城城は、沖縄本島内にある城とはちょっと違います。

そもそも城というくらいですから、本来は城主がいるのが一般的です。城主は主にその地方の支配者ですので、城は支配者の権力の象徴という意味があります。しかも城は攻め落とされれば権力者が変わることを同時に意味しますので、城の規模が大きくしかも難攻不落な城ほど「力の強い支配者」であることを示します。

玉城城

ところが玉城城にはこれらに関する記録が明確にはありません。いつ頃建てられたのかということもはっきりとはわかりませんし、城主は「アマミキヨの子孫」といわれていますが定かではありません。さらに首里城や勝連城のように「軍事的・政治的な拠点としての城」と比べてみると明らかに規模が小さいです。

実は玉城城は「琉球の国づくりをしたアマミキヨが築いた城」という伝説があります。城壁に囲まれた本丸には「天(雨)つぎ(アマツヅ)天つぎ御嶽(うたき)」があります。もちろんこの場所は琉球王国時代から大切に守り継がれてきた聖地のひとつで、「東御廻り」の拝所にもなっています。

そのため「軍事的・政治的な拠点としての城」というよりも「琉球神話の聖域としての城」という意味が強いのが玉城城の特徴です。

昼なのにまるで月が空に浮かんでいるように見える城門

月が空に浮かんでいるように見える城門

玉城城は小高い山の頂にある小さな城です。でもその山の頂上にたどり着くには、険しい山道を歩いて登らなければいけません。しかも城壁には人が一人やっと通れるくらいの城門が一つあるだけ。さらにその城門は、天然の岩をくりぬいて作られています。

そんな玉城城を城がある山のふもとから見上げてみると、近くで見るのとは全く違うフォトジェニックな景色を目にすることが出来ます。

特に太陽が城の真上にある時間にこの場所を訪れると、まるで城門が月のように見えます。青い空をバックにポッカリと月が浮かんでいるように見えるこの瞬間は、何度見ても思わず手を合わせてしまいたくなります。

城門は角度によってハートの形に見える

ハート岩

玉城城が「フォトジェニックな城」と呼ばれるのは、城門の形にも理由があります。現在の玉城城は遊歩道が整備されているため、険しい山道ではあるのですが本丸がある山の頂上まで比較的簡単にたどり着くことが出来るようになっています。

階段

長い階段を登っていくと城壁よりも先に美しい青い海と深い山の緑に心を奪われてしまいますが、その途中にはこの城が聖域であることが分かる景色にも出会います。

玉城城

そうして山道を登り切り、ようやくたどり着くのが小さな城門です。

城門

この城門をくぐり本丸跡に足を踏み入れると、それまでの景色とは全く違う不思議な空間が広がっています。城壁に囲まれているのですが、ほかの城の本丸跡と比べると本当にコンパクトなのが印象的です。

城壁

城壁の周りには木が取り囲んでいて、まるでその場所を外から見えないようにしているようです。木々の隙間から青い海や空が見えるものの、この場所に立っていると風も時間も止まってしまっているような不思議な感覚になります。

玉城城

さてお楽しみはここからです。玉城城を降りるために城門に体の向きを変えた瞬間に出会えるのが、この景色です。

ハート岩

ね?まるでハートの形のように見えるでしょ?

実は玉城城の城門は、角度によってハートの形をしているように見えるのです。城門のその先には、現在「ダイキンオーキットレディスゴルフゴルフ」の開催地でもある琉球ゴルフ倶楽部のコースが見えます。

ただ玉城城は推定600年前に建てられた城といわれていますから、この場所から見える景色もその歴史と共に変わってきたはずです。そんなことを思い浮かべながらこの景色を見ると、また違った楽しみ方が出来るはずです。

天空の城・玉城城はフォトジェニックな穴場スポット

天空の城

聖域として大切に守られてきた玉城城は、「天空の城」ともいわれています。首里城のような華やかさや勝連城のような難攻不落の城で見る本殿跡とは違い、玉城城の本丸跡は空に浮かぶ神様の聖域にいるような気分が味わえます。

穴場とはいえ知る人ぞ知るフォトジェニックな観光スポット・玉城城。あなたも足を運んでみませんか?

玉城城址
  • 住所:〒901-1400 沖縄県南城市玉城444
  • 駐車場:あり(無料)
  • 見学:自由見学(無料)

注意点:城にたどり着くまでの道は整備されていますが、基本的に天然の山城です。安全に見学するためにも、ぜひスニーカーなど歩きやすい靴で出掛けてくださいね。

ABOUT THE AUTHOR

すいか親方
国際通りのど真ん中に住んでいるため、ウチナンチュを見かけるよりも、観光客や修学旅行生と出会うことの方がはるかに多い毎日を過ごしている「すいか親方」です。
Return Top