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沖縄での法事の香典相場【親族向け香典相場】

香典

最近はお葬式も家族葬など小規模なスタイルが主流になっている沖縄では、主に身内で行う法事の参加についても時代とともに考え方が変わってきています。ただし中には昔ながらのやり方ですべてを行うケースもあります。そこで親族が参加する法事の内容と香典相場をまとめました。

没後~49日までの各法要と香典相場

初七日法要(7日目)

(亡くなった日を含めた)没後7日目に行います。お葬式の日程によっては、葬儀終了後に時間を空けて初七日法要を行うケースもあります。いずれのケースも親族であれば初七日法要に参加するのがマナーです。僧侶を手配することも多いので、法要時間に合わせて弔問し、読経供養・焼香・僧侶退席までは立ち会いましょう。

香典相場

故人との関係によって判断します。近い親族の場合は3000円~5000円、遠い親族でも3000円を目安に準備してください。

二七日法要(14日目)

ここ数年沖縄でも一般的なのが、初七日法要に四十九日法要を行う「繰り上げ法要」です。ただし沖縄で行われる繰り上げ法要は、あくまでも一般会葬者への配慮として行われるものです。そのため親族の場合は、繰り上げ法要をした場合でもできるだけ二七日法要に参加した方がよいです(特に故人との関係が近い親族の場合)。ただし二七日法要で僧侶を手配することはあまりなく、親族として参加する場合も30分程度の短時間の弔問が理想です。

香典相場

香典を準備する場合、相場は2000円~3000円です。

三七日法要(21日目)

身内のみで行うことが多いため、僧侶を手配することはあまりありません。また忌引き休暇期間が終わった時期でもあるので、親族として参加する場合も短時間の弔問にとどめるのがよいでしょう。

香典相場

香典を準備する場合、相場は2000円~3000円です。

四七日法要(28日目)

身内のみで行うことが多いため、僧侶を手配することはあまりありません。また親族として参加する場合も、短時間の弔問にとどめておきましょう。

香典相場

香典を準備する場合、相場は2000円~3000円です。

五七日法要(35日目)

身内のみで行うことが多いため、僧侶を手配することはあまりありません。ただし沖縄の風習では、五七日法要は初七日・四十九日法要と並ぶ重要な法要とされるので、場合によっては僧侶を手配することもあります。このような場合は、主だった親族であれば法要にも参加した方がよいでしょう。

香典相場

香典を準備する場合、相場は2000円~3000円です。

六七日法要(42日目)

身内のみで行うことが多いため、僧侶を手配することはあまりありません。また親族が参加する場合も、短時間の弔問にとどめるようにしましょう。

香典相場

香典を準備する場合、相場は2000円~3000円です。

四十九日(七七日)法要(49日目)

仮の位牌(白木位牌)から仏壇の本位牌(トートーメー)に魂を入れなおす儀式があるため、僧侶を手配するのが一般的です。四十九日までの仮祭壇で読経・焼香を済ませた後、位牌の開眼供養を行い、あらためて仏壇の前で読経・焼香をします。そのため所要時間は概ね1時間です。

香典相場

参加者の判断にもよりますが、親族でも四十九日をもって法事の参加を辞退するケースが増えています。また法要終了後に会食をすることも多いので、食事代も含めて5000円程度を目安にするとよいでしょう。

四十九日法要から1年以内に行う法要

百日法要(百日目)

没後100日目に行う法要です。基本的に身内のみで行います。僧侶を手配してもかまいませんが、あまり一般的ではありません。なお僧侶を手配しない場合は、墓参りと仏壇での供養を行います。

香典相場

参加者は身内に限られるので、基本的に香典は必要ありません。なお法要にかかった費用を参加者が分担することで、香典の代わりとするのが一般的です。

没後1年目から続く各法要

一周忌(1年目)

亡くなった翌年に行います。一般的に一周忌をもって「喪が明ける」といわれるため、一周忌は四十九日法要の次に行う大事な法事とされます。そのため僧侶を手配し読経供養をすることも多いです。僧侶を手配した場合は、「読経→焼香→法話」までが法要です。なお会食がある場合は、法要終了後に行います。

香典相場

法要終了後、参加者に食事がふるまわれることが多いので、香典は5000円を目安にします。なお昼食時間をずらして法要が行われる場合は基本的に会食がないので、香典は3000円が相場です。

三回忌(2年目)

亡くなってから2年目に行います。遠い親戚の場合は三回忌をもって法事の参加を打ち止めとするのが一般的です。なお法事の案内を受けた場合は参加するのがマナーですし、参加できない場合も香典は準備します。

なお最近では僧侶を手配しないことの方が多いため、昼過ぎから夕方にかけて仏壇のある施主(喪主を務めた人)宅を訪問します。なお僧侶を手配する場合は法要の時間が指定されるため、時間に合わせて参加します。

香典相場

三回忌をもって一般の親族は年忌法要の参加を打ち止めにするのが一般的なので、弔い上げの意味を込めて香典を準備します。故人との関係にもよりますが、相場は3000円~5000円です。

七回忌(6年目)

亡くなってから6年目に行います。「七回忌以降は身内(亡くなった人と非常に近い親族)のみで行ってもよい」というのが慣例なので、参加する場合も略服での参加が一般的です。

なお法要の内容も、三回忌からは年忌法要ごとに規模を縮小し簡素化していきます。そのため七回忌を行う場合も僧侶は手配せず、身内のみで墓参りと仏壇の供養をすることが多いです。

香典相場

基本的に参加するのが身内のみなので、香典を準備しないことが多いです。ただし法要にかかった費用などは、参加者が分担するのが一般的です。

十三回忌(12年目)

亡くなってから12年目に行います。なお十三回忌をもって弔い上げとするのが最近の傾向です。通常は身内のみで行うため簡略的に行われますが、十三回忌で弔い上げとする場合は「大法要」となるので盛大に行います。

ちなみに通常の年忌法要として十三回忌を行う場合は、午前中に墓参りをしたあと、仏壇で供養します。なお最近では僧侶を手配しないことが多いです。

弔い上げとして十三回忌を行う場合は、僧侶を手配することが多いです。僧侶を手配した場合、「読経→焼香→法話」までが法要となります。なお会食をする場合は、法要終了後に行います。

香典相場

弔い上げとする場合は法事の内容も盛大になるため、香典はそのことも踏まえて準備します。なお法要の後に会食がある場合は、食事代を含め5000円を目安にします。昼食時を避けた時間に法要を行う場合(会食がないことが前提)は、3000円を目安にします。

通常の十三回忌として行う場合も、節目となる年忌法要なので、供物などはその他の年忌法要よりも豪華にします。ただし身内のみで行うので、個別に香典を準備することはあまりなく、法事にかかった費用を参加者で分担するのが一般的です。

十七回忌

亡くなってから16年目に行います。没後15年以上となるこの頃には、遺族であってもさまざまな諸事情を理由に法事を行わないケースが多いです。

香典相場

基本的に身内のみで行うため、香典を準備することはほとんどありません。なお法事にかかった諸費用を参加者で分担するのが一般的です。

二十五回忌

亡くなってから24年目に行います。故人が若くして亡くなった場合には行うこともありますが、あまり一般的ではありません。なお二十五回忌を行う場合も、二十五回忌をもって弔い上げとすることが多いです(主に遺族の高齢化が理由です)

香典相場

基本的に身内のみで行うため、香典を準備することはほとんどありません。なお法事にかかった諸費用を参加者で分担するのが一般的です。

三十三回忌

亡くなってから32年目に行う法事で、仏教における「弔い上げ」にあたるのが三十三回忌です。故人が若くして亡くなった場合に行うことがありますが、施主(法事を執り行う人)が死亡している場合は、施主の子または孫が施主代理を務めます。なお三十三回忌を行う場合は、法要終了後に会食をするなど、ほかの年忌法要とは違い盛大に執り行います。

法事で僧侶の手配をする場合は、「読経→焼香→法話」までが法要の流れです。会食する場合は、僧侶が進行する法要が終了した後に行います。なお三十三回忌法要は弔い上げの供養となるため、僧侶の読経だけでも30分以上かかります。

香典相場

三十三回忌法要の案内を受けた場合は、基本的に参加します。参加する場合、会食を伴う場合は食事代を含めて5000円程度を目安にします。なお昼食時を避けた時間に行う場合(会食がないことが前提)は、3000円を目安にします。

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ゆいまーる
沖縄で生活を始めて十数年・・・。これまでの経験を活かして沖縄の情報をいろいろとまとめたいと思います♪
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