2021年8月に発生した海底火山噴火以降、沖縄県内の海・港湾・漁港には軽石が大量に漂着する被害が出ています。その影響は沖縄の有名ビーチでも漂着が見られるところがあります。そこで沖縄県内の有名ビーチで、軽石の影響をあまり受けていないビーチを徹底調査しました。
2022年1月現在軽石の影響が大きなビーチ
沖縄県の公式ホームページでは、2022年(令和4年)1月6日時点の軽石漂着状況を公開しています。データによると宮古島市(宮古島)や石垣市(石垣島)などの沖縄離島では軽石の漂着が少ないのですが、伊平屋村(伊平屋島)と伊是名村(伊是名島)では影響の多い場所もあります。沖縄本島では美ら海水族館がある本島北部エリアに、影響が大きいビーチが集中しています。
- 名護市
- 沖縄自動車道の終点がある名護市は、辺野古海岸や名護海岸への漂着は見られないものの、その他のビーチでは漂着の影響が大きいです。軽石の影響が大きい主なビーチは、真喜屋海岸、運天港海岸、源河海岸となっています。
- うるま市
- うるま市では人気の高いトンナハビーチに、軽石の漂着が多く見られます。同じうるま市でも人気ビーチスポットの伊計島では、軽石の漂着は少なくビーチの状態も比較的良好です。
- 国頭村
- 国頭村では安波海岸、伊地海岸、奥港海岸、辺戸海岸、辺土名海岸、浜海岸への漂着が目立ちます。なおマリンレジャーが人気の奥~伊地海岸も漂着が多いビーチなので、足を運ぶ前に最新の漂着状況を確認した方が良いでしょう。
- 大宜味村
- 大宜味村では9つの海岸で漂着が確認され、内7ヵ所で多くの軽石が漂着しています。マリンスポットとして人気の喜如嘉ビーチ、宮城ビーチ、津波海岸は、軽石の漂着が多くみられる大宜味村のビーチです。
- 今帰仁村
- 今帰仁村では運天海岸、今帰仁海岸、崎山海岸、親泊海岸などに大量の漂着が見られます。
- 本部町
- 美ら海水族館がある本部町では、具志堅海岸、備瀬海岸、新里海岸で軽石の漂着が多く見られます。
軽石の影響が少ないおすすめ沖縄ビーチ【沖縄本島編】
軽石漂着の多い地域がまだ残っているものの、沖縄本島内の有名ビーチではほとんど影響のないビーチもあります。
- 沖縄本島南部エリアでおすすめのビーチ
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- 糸満ビーチ(糸満市)
- 西原キラキラビーチ(西原町)
- 具志頭ビーチ(八重瀬町)
- 沖縄本島中部エリアでおすすめのビーチ
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- うるま市伊計ビーチ(うるま市)
- 沖縄本島北部エリアでおすすめのビーチ
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- 真栄田ビーチ(恩納村)
- 安田ビーチ(国頭村)
- 宮城ビーチ(大宜味村)
- 渡喜仁ビーチ(今帰仁村)
- 瀬底ビーチ(本部町)
- 松田ビーチ(宜野座村)
軽石の影響が少ないおすすめ沖縄ビーチ【離島編】
透明度の高いエメラルドグリーンの海が魅力の離島では、軽石の漂着の影響が少ない絶景ビーチがあります。
- 石垣島
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- 真栄里ビーチ
- 川平ビーチ
- 赤石ビーチ
- 伊原間ビーチ
- 平久保ビーチ
- 多田浜ビーチ
- 宮古島
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- 宮古東側ビーチ
- 竹富島
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- コンドイビーチ
- 新城ビーチ
- 高那ビーチ
- 星の砂海岸
- 中野ビーチ
- その他離島
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- 座間味島ビーチ
- 外地島(慶留間)
- 阿嘉島
- 粟国ビーチ(粟国島)
- 安在良ビーチ(渡名喜島)
- 久米島ビーチ(久米島)
- 塩川ビーチ(多良間島)
軽石漂着の少ないビーチに出かける際に注意したいこと
軽石の漂着状況は、天候などの影響によって変化しています。そのため沖縄県が1月に公表した時点で「漂着の影響が大きいビーチ」とされていた場所も、影響が少なくなっている可能性はあります。逆に少ないとされていたビーチに影響が出る可能性も否定できません。そのためまずは沖縄県公式WEBサイトから最新の軽石漂着状況をチェックするようにしましょう。
軽石の影響が少ない有名ビーチであっても、船での移動が必要な場合は注意が必要です。石垣島や宮古島は本州から直行便がありますから、沖縄本島経由で移動するのではなく、直行便を利用した方が軽石の影響を受けずスケジュール通りにレジャーが楽しめるでしょう。
なお沖縄本島経由でしか移動ができない離島や宮古島・石垣島経由で移動する離島の場合も、港湾周辺の軽石漂着状況を確認してレジャーの計画をたてるのがおすすめです。