沖縄情報移住ブログ

沖縄県内の情報を企業・個人が発信するブログ型サイト

沖縄移住してきたばかりの方へ教えたい!サンエーとイオンの違い

買い物

毎日の暮らしに欠かせないスーパーは、沖縄県内に大小さまざまあります。規模が比較的小さなスーパーは基本的に県内企業が運営していますが、県外企業のスーパーも人気です。そんな沖縄県内で2大スーパーといわれるのがサンエーとイオンですが、サンエーとイオンではおすすめポイントが違います。

県内企業大手のサンエー

サンエーは1950年に宮古島に合った雑貨店(オリタ商店)を前身とする沖縄県内企業のスーパーです。スーパーやショッピングセンターのほかにも飲食店、ホテルなどを運営しているため、売上高は県内第2位を誇ります。

マツモトキヨシ(ドラッグストア)・エディオン(家電量販店)・ジョイフル(ファミリーレストラン)などともフランチャイズ契約しているため、大型ショッピングセンターには店内にフランチャイズ店があることも多いです。

サンエーの店舗形態

沖縄本島内にある大型ショッピングセンターの多くは、サンエー系列になります。商業施設としての要素が強いので、サンエー直営店のほかにテナント店やフランチャイズ店が数多く出店していますし、シネコンがある店舗も多いです。中型ショッピングセンターも多いですが、街のスーパーとして定着しているのは「サンエー食品館」です。他にも「サンエー衣料館」があります。

全国展開のイオン

イオンは、国内外に300以上の企業があるイオングループ系列のスーパーです。創業は1858年で現在の三重・四日市市の太物・小物物商「篠原屋」が前身で、その後1959年にスーパー事業部として子会社のマルオカを立ち上げたのが、現在のイオンスーパーの原型となっています。

沖縄では「イオン琉球株式会社」として1975年に進出しましたが、当時の社名は「プリマート沖縄」でした。その後、旧・ジャスコ時代を経て現在のイオン琉球となった経緯があります。

イオンの店舗形態

沖縄県内におけるイオン系列スーパーは、「イオン」「マックスバリュ」「ザ・ビッグ」「ザ・ビッグエクスプレス」「イオンドラッグ」です。大型ショッピングモールは「イオン」で展開していますが、街のスーパーとして地元客にも人気なのは「マックスバリュ」で、店舗によっては24時間営業していることもあります。

安さが人気なのが「ザ・ビッグ」「ザ・ビッグエクスプレス」ですが、食品スーパーなのでショッピングモールのようなレジャー施設や飲食店などはありません。

サンエーとイオンの違い

サンエーとイオンの違いを明確に挙げるのは難しいのですが、県内2大スーパーが持つ個性に注目すると違いが分かりやすくなります。

サンエーは有名企業とのフランチャイズ契約が多い

街のスーパーとして定着している「サンエー食品館」には目立った特徴はありませんが、大型ショッピングモール・中型ショッピングセンターには県外でも人気の企業の店舗が数多くあります。東急ハンズ・無印良品・アカチャンホンポはサンエーのフランチャイズとして契約している店舗ですし、エディオン・マツモトキヨシもフランチャイズ契約の店です。

飲食店も人気店舗と数多くフランチャイズ契約しており、大阪王将、タリーズコーヒー、ピザハット、ジョイフル、ピッツェリアマリノなどがあります。

沖縄初のサービスを展開するのが得意なイオン

沖縄のイオンは、もともとのスタートが現在のイオングループから派生したものではありません。千葉のスーパーとして展開していた初代プリマートの子会社として沖縄進出したのが現在のイオン琉球の前身で、プリマートがイオン琉球(旧・沖縄ジャスコ)と合併するまではプリマートも地元でよく知られるスーパーでした。

イオン琉球1号店を出店したのは1993年のことで、現在も営業しているジャスコ那覇店から「ジャスコ」「イオン」という屋号が見られるようになります。

そんなイオンは沖縄初のサービスを展開するのが得意です。マックスバリュやザ・ビッグ系店舗ではそれほど違いは見られませんが、大型ショッピングモールではほとんどの店舗で沖縄初のサービスを導入しています。

エコストアを沖縄で初めて導入したのもイオンですし、沖縄最大規模のエコストア(イオンタウン読谷ショッピングセンター)の導入もイオンです。食品売り場にセルフレジを導入したのも沖縄で初めてでしたし、公共施設使用料金収納サービス(那覇市のみ導入)も沖縄初でした。

今ではイオンやサンエー以外のスーパーでも導入されているサービスがほとんどですが、その最初の1歩を踏み出すことで新たな顧客を生み出す点はイオンらしいところでしょう。

サンエーとイオン、どっちが使いやすい?

サンエーとイオンにはどちらも個性があるので、使いやすさについては個人差があるでしょう。どちらが使いやすいかといっても目的によって使い勝手の良さが違うので、あえて言うならば「目的に合わせて使う」がおすすめです。

沖縄県内企業の中でもトップクラスの売り上げを誇るサンエーは、数多くの人気企業とフランチャイズ契約をしていますから、人気レストランや雑貨店を利用したいならサンエーの方が便利でしょう。

また大型ショッピングモールでは映画館やゲームセンターなども併設されているので、週末のレジャースポットとしての利用もおすすめです。ただしデパート型の店舗スタイル(基本的に窓を作らない)が主流なので、店内はやや暗い印象があります。

これに対してイオンは開放的な雰囲気の店舗づくりに特徴があり、店舗の規模が大きいほど天井が高く設計されています。大型ショッピングモールでは吹き抜けの開放感のあるスペースが随所に見られるので、デートやレジャーにおすすめです。

ただしサンエーと比べると店舗数が少ないため、近くに店舗がない地域もあります。そのため規模の大きな店舗ほど普段使い用スーパーというよりも、特別な日やお出かけスポットというイメージが強いです。

沖縄のスーパーは目的で選ぶのがおすすめ

沖縄の2大スーパーは個性がそれぞれ違います。どちらも沖縄県産品コーナーがあるので実家へのお土産などには事欠きませんし、大型ショッピングモールは「レジャーやデートスポットとして楽しめる」という共通点があります。「地元での認知度が高いサンエー」「新サービスの導入が早いイオン」という点が唯一はっきりとした違いなので、目的によって店舗を選び分けるのが移住者にはおすすめです。

Return Top