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移住前に知っておきたい沖縄の待機児童と保育園(保活)事情

豊かな沖縄の自然の中でのびのびと子育てをしようと思って沖縄移住を考えているのなら、沖縄の保育園事情についても知っておかなければいけません。今回は保育園申し込みなど「沖縄の保活事情」を紹介します。

子どもの数は多いけれど待機児童も多い沖縄

兄弟

沖縄の出生率は全国でもトップクラスです。全国的に見ればひとりっ子または2人きょうだいが多いようですが、沖縄では2~3人きょうだいが最も多いです。ひと昔前は4人以上のきょうだいも珍しくはなく、今でも3~4人きょうだいはそれほど珍しくありません。

「それだけ子供の数が多い沖縄であれば、保育園の数もさぞや多いのだろう」と思うかもしれません。たしかに未就学児の子供を預けることが出来る保育施設の数は、公立保育園・認可保育所のほかにも認定こども園や認可外保育所が増えたことによって、沖縄県全体で見るとそれほど深刻さは感じないかもしれません。

でも沖縄県といっても沖縄本島だけでも南部・中部・北部に分かれており、それぞれの地域によって保育所事情が違います。さらに沖縄には複数の離島もありますから、島によっても保育園に対する環境や問題は違います。もちろん人口が少ない地域においては待機児童ゼロを達成しているところもありますが、那覇市など人口が集中するエリアでは首都圏並みの待機児童問題があります。

保育園不足は那覇市だけの問題ではない

沖縄本島で最も人口が集中しているのが、那覇市です。那覇市では昔から認可保育園の待機児童数が問題となっていて、様々な対策が取られてきました。状況は改善されつつありますが、いまだに「待機児童ゼロ」は達成していません。

でも那覇市は子供の数だけでなく全体の人口数も多いため、他の地域と比べて待機児童数が多くなってしまうことは仕方のないことかもしれません。それでも何とかこの問題を解決しようと動いてきたことによって、2016年に559名だった待機児童数も2017年には200名にまで減少しています。

沖縄県で最も人口が多い那覇市では待機児童数が減少傾向にあるのにもかかわらず、2016年から2017年のわずか1年で大幅に待機児童が増えた地域があります。それが、沖縄本島中部に位置する「うるま市」です。

うるま市では、2016年の待機児童は131名でした。ところが2017年の待機児童数は、前年の約2倍となる333名にまで増えています。しかもうるま市の待機児童の大半が、0~2歳児です。つまり0~2歳児の待機児童が多いということは、産休・育休後の職場復帰が他の地域と比べても厳しい環境にあるということです。

このように沖縄県内では、那覇市以外でも待機児童問題が深刻化している地域があります。だからこそ沖縄県全体の保育所事情について知っておかないと、「移住先に選んだ場所が認可保育園の待機児童数が多い地域だった」と後から後悔することになってしまいます。

定員に空きがあっても希望する保育園に入園できないこともある

保育園

実際に私が数年前に保活していた時も、いろいろな問題がありました。私の場合は最も待機児童数が多い那覇市で保育所を探していたため、出産直前から保活を始めたもののなかなか思うように保育園が見つかりませんでした。中でも一番の問題は、「那覇市全体で見れば定員に空きがある保育園もあるけれど、希望する地域には空きがない」ということでした。

私が住んでいるのは、観光のメインスポットである国際通り周辺です。国際通り周辺には多くのお土産品店や飲食店が並んでいるのですが、通りの一歩奥に入るとそこには古い住宅が密集しています。そのため意外に思うかもしれませんが、比較的子供の数が多いのです。ところが観光地のど真ん中に位置しているため、認可保育園だけでなく保育所全体の数が他の地域と比べて少ないのです。

車で20分以上離れた保育園をすすめられた

当時の私は職場も国際通りにあったので、子供の保育園は国際通り周辺を第一希望にしていました。でも入所希望日の一年以上前から役所に相談を始めたにもかかわらず、担当職員からは「かなり厳しいですね」の一言…。でも希望する地域以外で保育園の空き状況を確認すると、こちらは私が希望する保育園よりは入所できる可能性が高いと割れます。

ところが可能性が高いとわれた保育園の場所を確認してみると、なんと自宅から車で20分以上も離れていました。しかも空きがある保育園は、朝は通勤ラッシュ、夕方は帰宅ラッシュで周辺の道路が非常に混雑する場所にあり、保育所周辺に住んでいなければなかなか厳しい場所でした。

幸い私の場合は何とか第一希望の保育所に入所させることが出来ましたが、同じ時期に入所を希望していた友人は、第一希望だけでなく第二希望の保育所にも落ちてしまったため、職場に復帰するために無認可保育所に2歳児クラスまで預けていました。

4月から入所させたいのなら前年末までに移住すること

沖縄県で公立保育園・認可保育所に入所を申し込む場合、申込窓口は各市町村役場で受け付けています。入所受付の開始時期については各市町村役場によって違いますが、忘れてはいけないのが入所申し込み締め切り日です。

特に4月1日からの入所を希望している場合は、前年末には締め切りとなります。さらに申し込みを希望する市町村にすでに住民票を移動させていることが、公立保育園・認可保育所への申し込み条件となります。

入所申し込みを済ませても受け入れ決定までには審査がある

4月1日からの入所を希望する場合、きめられた締切日までに申し込みを済ませることが大前提になります。でも申し込みを済ませたからといって、必ず希望の保育園に入園することが出来るとは限りません。

特に希望者の数が定員数を超えた施設の場合は、保育の必要性が高い希望者が優先されます。例えば両親ともに働いている子供の場合は、優先順位が高くなる可能性があります。ところが共働きであったとしても、実家に同居している場合は「家族のサポートが受けられやすい」と判断されてしまうことがあります。このような判断をするのが、申し込み締め切り後の審査期間です。

いずれにしても審査結果が市町村役場から送られてくるまでは、希望する保育所に入所できるかどうかはわかりません。すでに就職先が決まっている場合には、公立保育所・認可保育所以外にも認可外保育施設などの情報を集めておくのがおすすめです。

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