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朝の国際通り散策なら大人の那覇・街探検が出来る

昼から夜にかけて観光客や修学旅行生たちでごった返している国際通り。人込みを避けるだけですぐに疲れてしまうため、「大人の旅を楽しむ場所」というよりは、「若い観光客のためのスポット」といった感じです。

でも朝の国際通りは、昼間に見る景色とは全く違います。誰もいない国際通りや公設市場周辺の通りを歩いていると、なんだか子どもの頃に体験をしたプチ冒険気分になります。

朝8時の公設市場は古き良き昔の姿が見られる

公設市場

公設市場といえば、建物の中だけでなく周囲にもたくさんのお店が並んでいます。

沖縄の伝統的なお菓子や島野菜・果物を並べて売るオバアの店や、客の呼び込みよりももやしのひげ取りに精を出しているオバアの店、「明らかに店番頼まれただけだな」と思わせるようなオジイの野菜屋などが建物を取り囲むようにして並んでいるのも、牧志公設市場ならではの光景です。

でも「市場」なのにオープン時間が遅い牧志公設市場は、朝8時なのにほとんどの店が開いていません。実は沖縄には「牧志公設市場」のほかに「農連市場」という市場があります。こちらが一般的に「市場」と呼ばれる場所。

午前2~3時に農連市場で仕入れた島野菜たちが、業者によって牧志公設市場に運ばれてきます。だから朝の公設市場は、今も昔もこのような状態なのです。

朝の国際通り周辺の裏通りが大人の冒険心をくすぐる

 国際通り

国際通りや周辺の通りに並ぶたくさんの土産物品店や飲食店も、朝はほとんど開いていません。でもいろいろな路地が入り組んでいるのが、牧志公設市場周辺の特徴です。実は大通りだけではなくわずか20歩で歩き切ってしまうような脇道もたくさんあり、これらを気の向くままに歩いて回るのが大人の那覇探検です。

でもこうした脇道は、昼間は迷子になってしまった観光客たちが慌ただしく駆け抜けていったりするのでゆっくり散策するなんてことは絶対にできません。

だけど誰も歩いていない朝の時間なら、気が向くままに路地に入って冒険してみるのがオモシロイ!

裏路地

昼から千ベロを楽しめる小さな居酒屋が並ぶ通りも、朝はひっそりとしています。もちろん誰もいません。

また普段は荷台に大量の荷物を乗せた業者たちがひっきりなしに行き来している市場通りの裏側も、朝は驚くほど静かです。

路地

さらにおすすめなのが、男の冒険心をくすぐる小さな路地です。何に出会えるのかは入ってみなければわかりません。何もないこともあれば、思わぬ発見にも出会えます。

もちろん路地裏道ですから、用心深いあなたなら普段は絶対避けて通るはずです。でもこんな路地裏の方が、朝から沖縄らしい出会いが出来る確率が高いのです。

路地

実はこんな路地裏の先には、大人の朝ごはんにピッタリな小さくて静かなカフェがあります。ちなみにカップライス専門のカフェです。沖縄の島野菜や家庭料理をライスを入れたカップの上にオシャレに盛り付けてくれます。

しかも店内も、大人の探検気分にピッタリな雰囲気。意外とおすすめです。

朝の国際通り散歩だからこそ見れる美しい景色もある

朝の国際通り

これは牧志公設市場のすぐ近くにある「にぎわい広場」から見る那覇の朝焼けです。日の出が遅い沖縄では、6時ごろにようやく太陽が昇ってきます。ですからその少し前に出かければ、こんな美しい朝焼けも見られます。

昼間は地元の子どもたちの声で賑やかなにぎわい広場も、朝はなんとも懐かしい雰囲気になります。

にぎわい広場

広場には大きなガジュマルの木が2本あり、木陰には小さな腰掛用のブロックが並んでいます。沖縄の夏は日差しこそ厳しいですが、こうした大きな木陰にいるとビックリするほど涼しく感じます。

にぎわい広場

広場の近くにはポークたまごおにぎりの専門店があるので、昼間はこのガジュマルの下もほとんど観光客で占領されています。でも朝は誰もいません。静かに那覇の大人時間を楽しむにはもってこいの場所です。

ちなみにもう一つのおすすめが、壼屋通り近くにあるウフーシーサーと桜のある景色です。

壼屋通り

沖縄の桜は1月下旬ごろから2月中旬にかけて見頃を迎えます。だからこの時期限定でしか見ることが出来ないのですが、本州の桜とは違い濃いピンク色をしているので沖縄の空の色によく合います。

沖縄の桜

さらに国際通りのてんぷす那覇の裏手にある公園では、朝7時ごろにこんな景色が見られます。

てんぷす那覇の裏

ね?朝の国際通り周辺って意外とあなたが想像していなかった景色がたくさんあるでしょ?

でもこれが楽しめるのも、朝の静かなひとときだけ。大人の旅を楽しみたいなら、ぜひ朝の国際通り周辺を散歩してみてくださいね!

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すいか親方
国際通りのど真ん中に住んでいるため、ウチナンチュを見かけるよりも、観光客や修学旅行生と出会うことの方がはるかに多い毎日を過ごしている「すいか親方」です。
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