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「幸せを呼ぶ蝶」に会いに沖縄平和祈念公園へ行こう!

糸満市にある観光スポット・沖縄平和祈念公園では、平和祈念堂に行くとオオゴマダラに会うことができます。オオゴマダラは沖縄で「幸せを呼ぶ蝶」といわれ、会うと幸運がやってくるといいます。

オオゴマダラってどんな蝶?

オオゴマダラ

オオゴマダラは、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属する蝶です。白と黒の美しいまだら模様が特徴のオオゴマダラは、蝶の仲間では大型に分類され、日本国内の蝶の中では最大クラスです。

主に東南アジアに生息しているオオゴマダラですが、飼育環境さえ整えば狭いハウスでも成長するので、全国各地の動植物園でも飼育されています。ちなみに沖縄県の宮古島市・石垣市では、オオゴマダラが「市の蝶」に指定されています。

オオゴマダラは、大きな羽を優雅に動かしながら空中を飛びまわるのが特徴です。そのため飛んでいる時のオオゴマダラは、羽全体に広がる白と黒の模様がとてもきれいに見えます。その姿は優雅そのものなのですが、「新聞紙が飛んでいるように見える」ということから、別名「新聞蝶(しんぶんちょう)」と呼ばれることもあります。

マダラオオゴマダラのオスはフェロモンでメスを誘う

オオゴマダラ

オオゴマダラのオスは、メスを誘うためにフェロモンを出します。メスはオスの出すフェロモンに誘われて近寄ってくるのですが、このときのフェロモンの香りは整髪料の香りによく似ているのだとか…。

その証拠に糸満平和祈念公園にいるオオゴマダラも、整髪料をつけている人の頭になぜか群がります。インスタ映えする写真を撮るなら、スタイリング剤を使ってばっちりと髪をセットしている人と一緒に行くと、狙い通りの1枚が撮れるかもしれません。

平和記念公園のオオゴマダラに会える場所

平和記念公園のオオゴマダラ

高温多湿の東南アジアに広く生息しているオオゴマダラは、沖縄の気候にも適しています。とはいえ日本最大クラスの美しい蝶ですから、自然の中で飼育すると野鳥に襲われてしまいます。そのため沖縄平和記念公園のオオゴマダラも、専用のハウスの中で飼育されています。

平和祈念堂

オオゴマダラが飼育されているハウスを見学するには、平和記念公園内にある「平和祈念堂」の見学が必要です。平和祈念堂には巨大な仏像が安置されており、仏像の前で修学旅行生などが平和学習をすることもあります。そのため仏像の足元には、全国各地からやってきた修学旅行生たちが供えた千羽鶴がたくさん置かれています。

そんな巨大な仏像が安置されている平和祈念堂の建物の裏側に、「幸せを呼ぶ蝶」といわれるオオゴマダラの飼育ハウスがあります。ほとんどの人が巨大仏像を見学するとそのまま入口から建物を出てしまうのですが、仏像の右手側にある扉から外に出るとすぐに、オオゴマダラがいる専用ハウスへの誘導看板が出ています。

派手さはないけど居心地のよい蝶々ハウスの内部

蝶々ハウス

オオゴマダラの飼育ハウスの入場料は、平和祈念堂の入場料に含まれています。そのため平和祈念堂を見学すれば、もれなく「幸せを呼ぶ蝶」に会うことができます。

誘導看板の矢印に従い平和祈念堂の裏に回ると、オオゴマダラがいるビニールハウスがあります。職員が常駐しているわけではないので、基本的に自由入場・自由見学です。

ハウスの中には南国チックな植物がたくさん栽培されています。ただし日差し除けなのか、天井にはブルーシートがかけられているので、中に入ってもなんとなく地味な印象に見えます。そんなブルーシートに覆われた天井に目を向けると、そこにオオゴマダラの姿が…。

オオゴマダラ

写真で見るとものすごく地味ですが、実際に見るオオゴマダラはとても美しいです。琉球王朝時代から続く伝統工芸・紅型の模様にオオゴマダラがよく使われるのも、大きな羽を優雅に動かしながら飛ぶ上品な姿に魅了されたからなのでしょう。

「幸せを呼ぶ蝶」に会って運気をアップさせよう!

幸せを呼ぶ蝶

オオゴマダラが「幸せを呼ぶ蝶」と呼ばれる理由は、さなぎの頃の色にあるといいます。オオゴマダラのさなぎはめったに見ることができませんが、なんと黄金色をしているのです。

オオゴマダラの金のサナギ

残念ながらオオゴマダラのさなぎは、孵化すると黄金色から白と黒のまだら模様へと変わってしまいます。そのため成虫のオオゴマダラに会うだけでもラッキーなのですが、オオゴマダラのさなぎに出会うとさらに運気がアップするといいます。

平和学習の場として人気がある平和祈念堂ですが、見学すればもれなく無料で見ることができるラッキーな蝶・オオゴマダラにもぜひ会ってみてください。

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すいか親方
国際通りのど真ん中に住んでいるため、ウチナンチュを見かけるよりも、観光客や修学旅行生と出会うことの方がはるかに多い毎日を過ごしている「すいか親方」です。
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