県外の方からすると沖縄で初詣というイメージがあまり無いかもしれませんが、沖縄にも神社が点在していて、初詣も賑わいます。沖縄本島でオススメの初詣スポットをご利益と一緒にご紹介します。
沖縄護国神社(おきなわごこくじんじゃ)
沖縄県内で一番の人出と言われる沖縄護国神社は奥武山公園の中にあります。昭和11年に創建され、日新日露戦争以降、太平洋戦争まで国難に殉じられた沖縄県出身の軍人、軍属、一般市民の英霊を祀っています。
ご利益- 家内安全
- 厄除け
- 安産祈願
- 商売繁盛
- 交通安全
- 病気平癒
- 縁結び
沖縄護国神社では1月1日~1月3日まで開催される「福ひき~めで鯛釣り~」というイベントがあります。1日500鯛限定で、鯛の縁起物を釣りあげます。中に大福が入っていたら豪華景品、小福が入っていたらパーラーで使える500円券が貰えます。これは「一年安鯛」の駄洒落です。
屋台もありますが、初詣の来場者は25万人とも言われています。毎年とても混雑していますので、迷子や落とし物にご注意ください。
- 住所:〒900-0026 沖縄県那覇市奥武山町四十四番地
- TEL:098-857-2798
奥武山公園の駐車場と神社の駐車場があります。モノレール奥武山公園駅から徒歩8分です。
沖宮(おきのぐう)
ご利益- 国家安穏
- 五穀豊穣
- 陸海交通安全
- 勝利祈願
- 厄除け
- 金運
- 子宝
- 安産祈願
沖縄護国神社と同じく奥武山公園の中にある沖宮ですが、あまり知られていない様にも思います。沖宮の創建はよくわかっていませんが、源為朝公時代とされています。
初めは霊木が祀られていました。沖宮の主神、天受久女龍宮王御神(てんじゅくめりゅうぐうおうおんかみ)は別名、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が御鎮座されています。何度か移転した後、大戦で焼失してしまいましたが、昭和50年に現在の地に建立されました。
沖宮の裏山の天燈山(てんとうざん)は古くから聖地として大切にされているパワースポットです。
読売ジャイアンツは春季キャンプで奥武山公園にあるセルラースタジアムを使用しているので、キャンプ入りの時には沖宮をお参りしています。沖縄護国神社と初詣のハシゴもカンタンですし、お祭りやライブイベント、書道や三線、ピラティス(驚)の講座もあるので、普段行くのも楽しそうです。
- 住所:〒900-0026 沖縄県那覇市奥武山町44
- TEL:098-857-3293
波上宮(なみのうえぐう)
ご利益- 家内安全
- 商売繁盛
- 厄除け
- 車祓
- 安産祈願
- 商売繁盛
- 健康祈願
- 神恩感謝
- 心願成就
- 合格祈願
- 良縁祈願
那覇港を臨む崖の上にある波上宮は、”なんみんさん”の名前でも親しまれています。普段の日も、地元の人も国内外を問わず旅行者も多く訪れます。
波上宮の創始年はわかっていません。昔の人々は海のかなたの海神の国”ニライカナイ”の神々に豊漁と豊穣を祈っていました。その祈りの聖地のひとつが波上宮のあるところです。その後、社殿が建立されましたが、大戦で被災し、昭和28年に再建されました。普段から、赤ちゃんのお宮参りや年祝いなどの方も多く訪れますし、結婚式を挙げる事も出来ます。
- 住所:〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1丁目25−11
- TEL:098-868-3697
無料駐車場があります。モノレール旭橋駅から徒歩15分。路線バスは西武門(にしんじょう)下車、徒歩3分です。
首里観音堂(しゅりかんのうどう)
ご利益- 家内安全
- 交通安全
- 旅行安全
- 健康祈願
- 合格祈願
- 厄除け
首里観音堂は通称で、正式な名称は「慈眼院(じげんいん)」といい、臨済宗のお寺です。
寺院の創立は、琉球王朝時代にさかのぼります。佐敷王子(のち尚豊王)が人質として薩摩に連れて行かれた時に、父の尚久王は息子が無事に帰国出来たら首里に観音堂を建てることを誓願されました。佐敷王子が無事に帰郷したので、1618年に観音堂を建てて慈眼院を建立しました。琉球国王が参詣していた寺院として人気があります。
初詣の人出は3万人くらいで、周辺道路はとても混雑しますので、ご注意ください。少し離れたところに車を停めて、あわせて首里城を見物するのも良いでしょう。首里城ではお正月のイベントが開催されます。
- 住所:〒903-0825 沖縄県那覇市首里山川町3丁目1
- TEL:098-884-0565
駐車場は併設されていないので、近くのコインパーキングを利用してください。モノレール首里駅から徒歩15分。路線バスは、「ノボテルホテル前」下車、徒歩5分くらいです。
普天間宮(ふてんまぐう)
ご利益- 航海安全
- 豊漁
- 五穀豊穣
- 交通安全
- 縁結び
- 安産祈願
普天間宮は沖縄本島中部の最大の聖地として、多くの参拝者が訪れます。こちらも創建がはっきりしていませんが、はるか昔、普天間の洞窟に琉球古神道神を祀ったことが始まりで、尚金福王から尚泰久王(1450-60年)の頃に、熊野権現を合わせて祀ったと伝えられています。
この洞窟は今でもお参りすることが出来て、ひんやりした空気の漂う神秘的な空間です。戦争中は御神体を避難させてお守りし、昭和24年に現在の場所に戻りました。
近年は建築関係の諸祈願、商売繁盛、学業成就などです。初詣の人出は11万人くらいで沖縄県で2番目に多いです。
- 住所:〒901-2202 沖縄県宜野湾市普天間1丁目27−10
- TEL:098-892-3344
車では沖縄自動車道、北中城ICから約6分です。駐車場もありますが、1月1日~3日は使用できません。路線バスは普天間バス停から徒歩5分です。
沖縄成田山福泉寺
ご利益- 交通安全
- 無病息災
- 家内安全
- 商売繁盛
沖縄成田山福泉寺は千葉・成田山の末寺で、昭和50年に創建されました。境内では海から昇る初日の出を見ることが出来るので、夜中から多くの参拝者で賑わいます。初日の出は荘厳な雰囲気で、宗教を信仰していなくても思わず手を合わせてしまうくらいです。
- 住所:〒901-2403 沖縄県中頭郡中城村 字伊舎堂617
- TEL:098-895-2076
車の場合は沖縄自動車道、北中城ICから5分くらいで、駐車場もあります。