そろそろ「那覇大綱挽」が迫ってきました。1995年にギネスブックによって「世界一のわら綱」と認定された「那覇大綱挽」はいまや世界一の綱引きとして、県民の誇りであり、世界の人々からも注目される沖縄最大の伝統行事となっています。
那覇大綱挽の歴史
那覇大綱挽は、琉球王国時代の那覇四町綱の伝統を引き継ぐ、沖縄最大の伝統行事です。その発祥は1450年頃とされています。地方の農村行事としての綱引きが稲作のための雨乞い・五穀豊穣・御願綱を起源とするのに対し、町方(都市)の綱として、交易都市那覇を象徴する大綱挽です。戦時中に途絶えてしまった那覇大綱挽は1971年に復活し、今年で47回目となります。
パレードを楽しもう
那覇大綱挽は毎年、体育の日を含んだ土、日、祝の3日間に行われます。2017年は10/7(土)~10/9(祝)です。初日の10/7の見どころは「市民演芸・民族伝統芸能パレード」です。
14:30頃に国際通りの牧志公園前をスタートして、みずほ銀行前まで学校・職場・子供・大人のサークルや団体がエイサーや空手、踊りなどの演芸を披露しながらパレードします。
今年は2年ぶりにミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちもパレードに参加しますよ!当日は早くから場所取りをする人、ミッキーマウスと一緒に国際通りを歩く人などで混雑します。10月とは言ってもまだまだ暑い沖縄県なので熱中症対策をしてください。子供連れでも楽しいイベントなので、迷子対策も忘れずにしてくださいね。
綱挽の本番
綱挽は10月8日に行われますが、綱挽の前にもイベントは盛りだくさんです。
- 【11:30~14:00】国際通りで旗頭(はたがしら)行列があります。
- 【14:45~】那覇市長の挨拶、旗頭披露、空手演舞があります。
- 【16:00~17:00】 綱引きの本番です!
綱挽の会場は国道58号線の久茂地(くもじ)交差点です。国際通りから歩いて4~5分のところです。
那覇大綱挽のすごいところは誰でも自由に参加が出来るところです。参加資格もないし、申し込み手続きもありません。大きな綱から枝のように手綱が出ていて、地元の人でも観光客でも、この手綱をつかめば参加ができるのです。世界的にも注目されているので、参加されている方の8割は外国人です。
とても混雑するので、足腰に自信のない方、子供だけの参加、ハイヒールでの参加、ベビーカーの持ち込みは避けたほうが良いでしょう。屋台はほとんどないので、飲み物は持参してください。トイレは周辺のお店のトイレを借りることになるので、混雑が予想されます。
奥武山公園へ行こう
綱挽の会場の久茂地周辺には、ほとんど屋台が出ません。本土ではお祭りと言ったら屋台ですね。沖縄には屋台はないの?とがっかりしなくて大丈夫です。屋台は奥武山公園にたくさんあります。
奥武山公園はグラウンドや陸上競技場もある、とても広い公園です。その広い公園で「RBC市民フェスティバル」と「オリオンビアパラダイス」が10/7~10/9の3日間の11:00~21:00に開催されます。
食べ物や飲み物の屋台、移動遊園地、カラオケグランプリに琉神マブヤーショー、ライブイベントなど盛りだくさんです。オススメは「オリオンビアパラダイス」のライブが15:55頃からなので、その時間に合わせて行くとビールを飲みながらライブを楽しめます。3日間とも20:00には花火もあがります。
10/7は国際通りが交通規制され、10/8は国際通りと58号線が交通規制されます。車で会場周辺に向かう場合はコインパーキングを探してください。少し離れたところに停めると混雑を避けられます。渋滞を避ける為にもモノレールで行く事をおすすめします。「奥武山公園駅」もしくは「壺川駅」から会場まで3分くらいです。