沖縄の夏の最高気温は32~33℃くらいで、本土より気温が低いこともあります。しかし、夜になってもあまり気温は下がりませんし、暑い時期が4月~10月と長いため、エアコンは必須です。ただ、沖縄でエアコンを購入する際には注意が必要だったのです。
南国沖縄と言っても暖房は必要です
手持ちのエアコンが故障したり、もう一台欲しいからと電器店にエアコンを買いに行くこともあるでしょう。南国沖縄なんだから、クーラーだけあればいいんじゃない?と思ってしまうかもしれません。
しかし、沖縄は亜熱帯性気候なので冬はあります。気温が10℃を下回ることはめったにありませんが、風の強い日が多いので体感的にはもっと寒く感じられます。雪国育ちの方でも、冬は暖房を使いますので、冷暖房両方に使えるエアコンの購入をお勧めします。
とはいっても沖縄県民は冬はこたつを出して使用する方のほうが多いかもしれません。
クーラー機能だけのものでも、いい値段しますしお子さんが小さければ、石油ストーブやファンヒーターなど床に置くタイプの暖房器具は避けたいところですよね。あとは部屋の広さにあわせて、エアコンを選ぶ・・・だけではありません!
沖縄のクーラーは塩害対策が必須!?
海の近くに住んでいると塩によって金属製品がサビやすいのは、よく知られていると思います。沖縄では海が見えないような、海の近くとは言えないようなところに住んでいても、台風の時などは塩を含んだ雨風で、自動車、自転車、物干しざお、郵便受けなどの金属製品がサビやすいです。
エアコンの室外機もサビやすく、見た目が悪いだけでなく、故障の原因になることもあります。そのため、サビにくいネジや塗装を施してある”塩害対策”のエアコンが販売されているのです。
ケチって塩害対策されていないものを購入してしまうと、1回の台風の接近で壊れてしまうこともあるとか…。台風で窓も開けられずに暑い夜を過ごすと熱中症の心配もあります。さらにエアコンの買い替えをするとお財布も大打撃です。
沖縄のクーラーはヤモリガードが必須!?
沖縄以外では聞き馴染みの無い「ヤモリガード」。一体どのようなものなのか説明したいと思います。
沖縄では、ヤモリは家に集まる蚊やハエなどの虫を食べてくれるので大切にされています。部屋の中にあらわれても、そっと逃がすだけです。
特に悪さをしなければ良いのですが、室外機は暖かく、狭い隙間が多いのでヤモリが好んで入って来るようです。室外機へヤモリが入ってしまうとショートしてしまい、故障の原因になります。時には室外機の中で 卵を産んでしまうこともあるとか…。そのため、ヤモリが入り込まないように室外機へガードをつけているのです。
県外出身者からすると、にわかには信じがたい話かもしれませんが、ヤモリが入って故障するのはよくあることらしく、それによって故障してもメーカーも保障してくれないそうです。
エアコンは1台、10万円前後と決して安い買い物ではないので、買ってすぐに故障してしまった!なんてことにならないよう塩害対策としてヤモリガードの有無を確認してください。お店によっては、こんな感じでヤモリマークがついていますよ。
県外から沖縄に引越す場合は、上記のことを踏まえて、エアコンを持ってくるかを検討することをお勧めします。
輸送費をかけて沖縄へ運ぶよりも、リサイクルショップで買取してもらって、沖縄で購入したほうが安上がりのこともあるからです。
沖縄の賃貸住宅はエアコン付きの物件が多いですが、家電量販店のエアコン取付工事は、数日後ということもあります。つまりはそれだけ故障しやすく、購入者が多いということです。沖縄にあったエアコンを購入して、快適なSummer Lifeをお過ごしください。