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健康によし!美容によし!嬉しい効能がたくさんの沖縄の“さんぴん茶”とは

さんぴん茶

沖縄に行くとどこでも見かける“さんぴん茶”。色はきれいな黄色で飲めば少し香ばしい香りが印象です。なぜ沖縄はさんぴん茶がメジャーなのでしょうか。そしてさんぴん茶ってどんなお茶なのでしょうか。

さんぴん茶ってどんなお茶?

さんぴん茶に使われているのは「茉莉花(モーリホア)」と呼ばれる種類です。沖縄のさんぴん茶は、中国では日常的に飲まれている緑茶にジャスミンの花の香りを付けたジャスミン茶に当たります。中華料理屋さんではおなじみですね。

さんぴん茶とは沖縄方言で中国語のジャスミン茶を意味する「香片(シャンピエン)」から来たとされてます。また“ジャスミン”はモクセイ科オウバイ属の植物の総称で、亜熱帯に分布し、20種以上もあるのだそうです。

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沖縄で愛され続けているさんぴん茶の便利なティーバッグタイプです。

さんぴん茶の手間暇かけた作り方

ジャスミン

花が咲きそうなジャスミンの花のつぼみを夕方までに手作業で摘み取ります。そして釜煎りした緑茶葉と混ぜ合わせながら香りを少しずつ丁寧に移していくのです。この作業は数回繰り返されます。香りを付けては花を取り除いて、またジャスミンの花を入れて香りを移す作業を繰り返すのです。とても手間暇がかかっているのですね。だからこそさんぴん茶のあの豊かな香りが生み出されるのでしょう。

日本にも緑茶がありますが、日本の緑茶は美しい緑色、香りや味を楽しむものです。それ対して、中国の緑茶は釜煎りにして落ち着きのあるまろやかさを引き出すことでジャスミンの花の香りを付けやすくなり、茶葉とも調和しやすくなるのです。

さんぴん茶はいつごろから飲まれ始めた?

残念ながらはっきりしたことは分かっていません。お茶そのものが日本に伝わってきたのは1600年の初め頃と推定されています。時の国相・金武王子朝貞が島津家の祝賀使として鹿児島へ上国した際、茶の種を持ち帰り、自分の領土で栽培したのが始まりとされていますがはっきりとしてことはわかっていません。

さんぴん茶が庶民に広まったのはそれからまた200年近い時を要します。昔から琉球王国は中国や東アジア諸国と交易を盛んに行ってきました。その流れで1901年に尚家財閥の貿易商社が福州に製造工場を構え、県内に普及させた頃からではないかと考えられています。さんぴん茶の歴史はかなり深いのですね。

さんぴん茶と相性抜群!な食べ物

ジャスミン茶が良く出される場面を考えてみるとわかりますよね。中華料理屋です。中華料理は油を沢山使った料理や味が濃い料理が出されます。そんな時にジャスミン茶が口の中をスッキリさせてくれるのです。沖縄理で考えてみると、ラフテーやソーキ汁などのこってりした沖縄料理と相性がいいのです。油で揚げた沖縄の代表的なおやつ、サータアンダギーとももちろんピッタリなのは言うまでもありません。

さんぴん茶の嬉しい効果・効能とは?

ジャスミンの豊かな香りにリラックス作用と抗うつ作用があるといわれています。ジャスミンの香りが自律神経の緊張を解いてくれる効果があるのでイライラが解消され、精神の安定につながるのだとか。血液循環の促進や胃腸の働きを整え消化促進作用などもあります。もしかして沖縄の人たちの寿命が長いのはさんぴん茶のお陰なのかもしれませんね。

他にもビタミンC、Eが豊富に含まれているので美肌効果があったり、女性ホルモンを整える効果もあるので更年期障害の改善も期待できるのだとか。その他にも口臭予防や利尿作用まであります。

さんぴん茶は健康によし!美容によし!

沖縄県といえば長寿県としても有名です。もしかしてさんぴん茶の効果もあるのかもしれません。健康、美容が気になるあなたはさんぴん茶を手元に置いておきましょう。

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