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海中道路で行ける浜比嘉島は、島全体がパワースポットだった

地元では、ファミリーでもグループでも、恋人とのデートでも、定番のドライブコースなのが、本島中部にある海中道路。海中道路には、車で行ける神様の島・浜比嘉島があります。

海中道路を渡って、神の島・浜比嘉島へ!

海中道路

那覇市から車で40分。沖縄本島中部のうるま市にある海中道路に到着!神様の島と呼ばれている浜比嘉島に向かいます。

今では、海中道路を通れば、車でも渡ることができる浜比嘉島。ところが、平成9年に浜比嘉大橋が出来るまでは、屋慶名港から船でなければ渡ることができない離島でした。

浜比嘉島

それだけに、浜比嘉島は、海中道路で渡ることができる4つの島の中でも、昔ながらの風景がほとんどそのままの状態で残されている、奇跡の島なのです。

琉球開びゃくの男女神が眠る小島・アマンジ

浜比嘉島は、琉球開国の祖神と呼ばれる「アマミキヨ」と「シネリキヨ」が住んだ島といわれています。そのため、島内には、二神の住まいやお墓があります。今は、どちらも浜比嘉島のパワースポットとなっています。

まずは、二神が眠るといわれる場所へ!

アマンジ

島を渡り、突き当りを左折し、細い道をゆっくりと走っていくと、アマンジと呼ばれる岩屋の小島があります。

今では、岸から小さな橋が作られているのでいつでも渡ることが出来ますが、かつては、干潮時にしか渡ることができない、貴重な聖域。それが、アマミチューとシルミチューのお墓がある場所です。

整備された小さな道を岩沿いに歩くと…

岩

そこには、琉球を作った女の神様「アマミチュー(アマミキヨ」と男の神様「シルミチュー(シネリキヨ)」の2人が眠るお墓があります。

お墓

今でも、五穀豊穣・無病息災・子孫繁栄祈願として多くの人が訪れるこの場所は、私が訪れたその日も、熱心に祈願する人の姿がありました。

潮が引入れていれば、いつもなら歩くことができない場所も、歩いていくことが出来ます。

岩

歩いてみると、ちょっと不思議な形をした岩が、たくさんあります。たとえばこんな形とか…

岩

見方によっては、穴が開いているように見える場所とか…

丸い穴の岩

岩陰に入ると、こんな景色を目の前にしながら、一休みすることもできます。

岩陰

浜比嘉島で子宝祈願!子宝の神様・シルミチュー

アマンジを出たら、今度は、そのまま山の奥の方へ入っていきます。

そこには、子宝の神様であるシルミチューが、女神アマミチューと住んだといわれる洞窟があります。シルミチューまでは、車を止め歩いて行くのですが、車を降りて歩き出した瞬間、いかにも神様が住んでいそうな山道が現れます。

山道

しばらく歩き続け、『めんそーれ シルミチュー』と書かれた看板が見えてくると、その先に登場するのが…

長い石段

歴史を感じる鳥居と、長い石段。「沖縄ではここ以外で、“THE 石段”といえる場所ってないんじゃないのかな?」

そんな風にさえ思える古い石段は、全部で108段あります。石段を登りきると、そこにあるのが、シルミチューです。

シルミチュー

この洞窟の中で、アマミチューとシルミチューは暮らしていたそうです。

洞窟の中は、子宝の授かる鍾乳石があるといわれているので、子宝祈願のために今の多くの人が訪れます。

この場所は、今でも島の信仰の場所として大切にされている聖域。そのため、洞窟には、立ち入りが出来ないように柵が設置されています。社務所はありませんが、さい銭箱がきちんと置かれています。

さい銭箱

ちなみに、シルミチューの近くの駐車場からは、こんなに綺麗な景色を見ることが出来ます。

景色

車で行ける神の島は、本当にパワースポットだらけだった!

パワースポット

小さな島の中で、穏やかな海の姿と、荒々しい木々の緑を同時に体験することができる神の島・浜比嘉島。

ここに住む人々は、今も、神様の島で祈りを捧げながら、この自然の中で暮らしています。琉球の島々を作った男女二神が眠る浜比嘉島に、あなたも大切な人と2人で訪れてみませんか?

浜比嘉島
浜比嘉島の道は、カーブも多く、しかも狭いです。車で島内を回る時は、ぜひスピードを落としてくださいね!

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すいか親方
国際通りのど真ん中に住んでいるため、ウチナンチュを見かけるよりも、観光客や修学旅行生と出会うことの方がはるかに多い毎日を過ごしている「すいか親方」です。
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