沖縄サミットの首脳会合メイン会場でもあった、名護市のブセナテラス内にある万国津梁館。実は、地元では有名なウエディングスポットでもあります。施設見学もできるというので、ぷらっと散歩に出かけてみました。
万国津梁館の由来
万国津梁館は、2000年に行われた九州・沖縄サミット首脳会合が行われた場所です。そんな万国津梁館の名前は、世界遺産に登録されている首里城の正殿にあった、「万国津梁の鐘」に由来するといわれています。
世界中から取り寄せられた建築素材がふんだんに使われている
万国津梁館には、同時通訳質が常設されているサミットホールのほか、オーシャンホール、サンセットラウンジ、ビジネスルーム、貴賓室などが完備されています。
建物全体には、世界中から取り寄せた様々な建築素材が贅沢に使われ、さらに、琉球瓦や琉球石灰岩、月桃紙など、沖縄の天然素材もふんだんに使われています。
ちなみに、万国津梁館は、2007年から結婚式場としても利用することが出来るようになりました。
一日一組限定で行われる万国津梁館リゾートウエディングは、地元では人気のウエディングスポットでもあるのです。
手入れの行き届いた万国津梁館のリゾートガーデン
万国津梁館に行ってみて驚いたのは、手入れの行き届いた美しいリゾートガーデン。
実際に地元に住んでいても、万国津梁館はサミットの会場というイメージしかなく、「どうせ行ってみても、建物があるだけでしょ?」と思っていたのですが…。
いい意味で、万国津梁館は期待を裏切ってくれました!
建物の中から見る海も良いのですが…日差しの中で、涼やかに水をたたえた池と、白い建物、豊かなやんばるの緑のコントラストが、なんとも美しい!
しかも、建物の周りはテラスになっているので、暑い日差しにさらされることなく、のんびりと散策することが出来ます。
コンベンション施設としての雰囲気も楽しめる
万国津梁館は、世界的な会合も行われるコンベンション施設です。建物の正面玄関には、沖縄の守り神であるシーサーがお出迎えしてくれますし、琉球瓦がびっしりと組まれた門は、沖縄の伝統的な建築法を見ることが出来ます。
各国の旗の向こうには小渕元総理の像
万国津梁館の敷地内には、ある人物の像が建立されています。それが、小渕恵三元総理。
九州・沖縄サミットの誘致に貢献したことを記念し、2001年4月に建てられたそうです。
この像が立つ場所からは、やんばるの豊かな自然を一望することが出来ます。
万国津梁館- 住所:沖縄県名護市喜瀬1792番地
- 電話:0980-53-3155
- 駐車場:無料
※ホテル・ブセナテラス敷地内内にありますので、入口にて「万国津梁館見学」と申し出てください。
- 見学時の注意点
- 施設内は、営業時間内であれば自由に見学が出来ます。ただし、施設が利用されていない場合に限られています。
- 併せて立ち寄りたい観光スポット
- 万国津梁館の周辺には、おすすめの観光スポットがあります。同じブセナテラス施設内にあるので、見学のあと、そのまま散策してみるのもおすすめです。ちなみに、こちらで紹介するスポットでは、「沖縄県民割引」があります。チケット購入時に、沖縄在住が証明できる身分証明書を提示すれば、その場で割引サービスが受けられますので、ぜひどうぞ!
海中展望塔
海の中にある展望フロアでは、360度、24面の窓から、カラフルな熱帯魚たちを見ることが出来ます。
海中展望塔- 住所:沖縄県名護市字喜瀬1744-1
- 電話:0980-52-3379
- 営業時間:4~10月 9:00~18:00、11月~3月 9:00~17:00
- 料金:大人 ¥1,030 中人(高校生・大学生) ¥820 小人(4歳~中学生) ¥520
※グラス底ボートとのセット料金もあります。
グラス底ボート
クジラ型のグラスボートで、舞セナの海にいる生き物たちを見学することが出来ます。魚が集まるおポイントに到着すると、船から餌付け体験をすることもできます。
グラス底ボート- 住所:沖縄県名護市字喜瀬1744-1
- 電話:0980-52-3379
- 営業時間:【4~10月】始発便9:10、最終便17:30 / 【11月~3月】始発便9:10、最終便17:00
- 料金:大人¥1,540 / 中人(高校生・大学生)¥1,230 / 小人(4歳~中学生)¥770
※海中展望塔とのセット料金もあります。