「マンホールマニア」というわけではない私ですが、壺屋やちむん通りを歩いていると、無性に目を引くカラフルなマンホールに遭遇しました!
最近見かけるようになったカラーマンホールたち
そもそも、マンホールというものは、地中に掘られた穴をふさぐための単なる蓋。ですから、素材も鉄や鋳物など、かなり重量感ある素材で作られています。
ところが、これらの素材は、雨が降ると滑りやすいという欠点があります。そのため、マンホールには、必ず滑り止めとして凸凹がついています。
この凸凹も、いつしか、自治体の花や芸能などが描かれるようになり、さらには、華やかさをプラスするために色をつけ、カラーマンホールへと進化しました。
そんなわけで、壺屋やちむん通りのマンホールだけが珍しいのではなく、探してみれば、県内には、まだまだたくさんの珍しいマンホールが存在しているということらしいのです。
花笠のカラーマンホール
まず初めにカラーマンホールの存在に気が付いたのが、これ!
実はこのカラーマンホールを見つけた場所は、マンホールが有名なのではなく、道路にやたらと何かが大量に埋まっているということで、有名な場所なのです。
これが、壺屋やちむん通りに向かう、地元の抜け道。こんな細い道に、何やら埋まっているのがわかります?
ほら、右手側に花笠のカラーマンホールがありますよね?でも、その奥にも、点々と何か道路に埋まっています。これは、さすがにマンホールではありません。
ちなみに、オオゴマダラと花笠バージョンになると、こうなります。
那覇市の蝶と花のコラボマンホール
那覇市では、市の蝶をオオゴマダラ、市の花をブーゲンビレアとしています。
オオゴマダラは、よく街中で見かける蝶。でも、大抵の人が、“モンシロチョウ”とよくまちがえてます。たしかにオオゴマダラは、よほど注意してみない限り、ぱっと見はモンシロチョウです。
ブーゲンビレアは、街を見渡せば必ず目にすることが出来るほどメジャーな花。ですから、市の花といわれるのも納得です。
そんな那覇市の蝶と花がコラボしたカラーマンホールを、あの道路の続きで見つけました。
個人的な意見ですが、このイラストでは、ブーゲンビレアであると主張するのは、ほんの少し無理があるような気がします…。きちんと「ブーゲンビレア」って書いてくれたほうが、正直助かりました…。
壺屋やちむん通りのうふシーサーもマンホールに登場
浮き島通の入り口で、ボタンを押すと、何やら解説してくれる壺屋の「うふシーサー」。日本語だけでなく、外国語でのアナウンスもきくことが出来るので、なぜだか最近では、外国人観光客の写真スポットになっています。そんなうふシーサーを、カラーマンホールで発見!
ぱっちりとしたおめめと、堂々とした体格。全体的にちりばめられたピンクのブーゲンビレア(たぶんそうだよね?)で、かなり華やかな印象になっています。これは、かなり可愛いですよ!
なぜ、壺屋やちむんに消防車?なカラーマンホール
ここまで見つけたカラーマンホールは、那覇市や壺屋やちむん通りを連想させるものばかりでした。ところが、最後に登場してきたこのカラーマンホールだけが残念なのです。
それが、こちら!
どう見ても消防車!しかも、かなりリアルで堂々としている消防車!だがしかし、なぜあえてやちむん通りに消防車?
できれば、やちむん通りなのですから、人間国宝の金城次郎先生の代名詞である「魚」や「海老」の文様なんかだと、グッとやちむん通りらしくなるのですが…。
壺屋やちむん通りはシャッターチャンスの宝庫!
旅行に来ると、面白い光景や不思議なものは、カメラに収めておきたいと思う人も多いはずです。そんな時に、沖縄の独特な文化を目にすることが出来る壺屋やちむん通りはおすすめです。
でも、どうしても狙う被写体が似てしまうのが、壺屋やちむん通りの欠点。そんなときは、あえて足元を見てみたり、ちょっと路地に入ってみてください。
今回紹介したもの以外にも、蛍が集まる通りや不思議な気が集まるパワースポットなどが、すぐにみつかるはずですよ!