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夏の沖縄は朝散歩がおすすめ

梅雨明けすると本格的な夏が始まる沖縄は、外を歩くだけでも体力が消耗するため、冷房が効いた屋内施設に出かけがちです。そんな夏の沖縄ですが、朝は日差しがそれほど強くありません。しかも風があって比較的過ごしやすいので、朝散歩で気分転換するのがおすすめです。

夏の沖縄・朝散歩は花に癒される

ハイビスカス

亜熱帯地方に位置する沖縄では、南国らしい花がたくさんあります。冬でも原色の花が街のいたる所で見られるのが沖縄の特徴ですが、一年の半分以上が夏の沖縄では暑さに強い植物が多いため、夏は街を歩くだけでたくさんの花たちに出会えます。

強い日差しの中でも元気いっぱいに花弁を広げる沖縄の花たちを見ると癒されますが、気温・湿度が高い沖縄では、日差しの強い日中に散歩を楽しむのは大変です。ところが夏でも日の出前であれば快適に過ごせますし、花たちの珍しい姿を見ることもできます。

沖縄・朝散歩ならハイビスカスの開花を間近に見られる

ハイビスカス

地元で「アカバナ」と呼ばれるハイビスカスは、沖縄全域で見られる身近な花です。ハイビスカスにも種類があるので実際には赤い花以外にもさまざまな色のハイビスカスがあります。そんなハイビスカスですが、夜になると眠ってしまうのをご存じでしょうか?

「眠る」といっても実際には蕾の状態に戻るので、冬越しのような状態にはなりません。とはいえあまりにも身近な存在のハイビスカスが夜に花を閉じることは、意外と知られていないことです。

ハイビスカス

ハイビスカスの花弁が開き始めるのは、日の出の2時間ほど前からです。そこから少しずつ花弁が開いていき、日の出の1時間前には8割ほど開きます。日差しが強くなるのにしたがって満開になるのですが、蕾の状態から少しずつ花が開いていく様子を観察できるのも朝散歩の魅力です。

なにしろ沖縄には、街のいたるところにハイビスカスが植えられています。ですから一か所にとどまって観察しなくても、散歩をしながらハイビスカスが目を覚ます様子を見ることができるのです。

サガリバナも沖縄・朝散歩でなければ見られない夏の花

サガリバナ

不思議な形をした沖縄の花・サガリバナも、朝散歩でなければ見ることができないおすすめの花です。サガリバナの花弁は4枚しかないのですが、細長いおしべが花弁を包み込むように並んでいるので、沖縄で見られる花の中でも特に珍しい形の花といえます。ハイビスカスほど頻繁に植えられている花ではないのですが、数は多いので比較的簡単に見つけられます。ところがサガリバナの花は、日中に見ることはできません。なぜなら夜にしか咲かない花だからです。

サガリバナ

サガリバナは細長い枝に10個~20個の花をつけるので開花していればすぐに見つけられるのですが、開花のピークは夜中で、日が昇ると花は落下してしまいます。そのためサガリバナ見物は夜が一般的ですが、日の出前であればかろうじて咲いていることがあります。特に日の出前後の朝散歩であれば、夜に開花したサガリバナが枝に残っていることが多いのでおすすめです。

サガリバナ

ちなみに落下したサガリバナは、地面にそのまま落下します。細い糸で作ったブローチのような花が地面にたくさん落ちているのを見つけたら、翌朝少し早めに同じ場所を朝散歩すると、高確率で幻想的なサガリバナを見ることができるでしょう。

夏の沖縄・朝散歩ではサンダンカにも癒される

サンダンカ

サンダンカ(三段花)は沖縄三大名花の1つですが、珍しい花ではなく、街を歩くといたる所で見ることができる身近な花です。街路樹や生垣に人気のサンダンカなので、住宅街を歩いていても目にしますし、歩道を歩くだけでも見ることができます。

サンダンカ

地元ではあまりも身近な花なのであまり足を止めてみることがないサンダンカですが、小さな花を無数につけるサンダンカをじっくりと観察すれば、改めてその魅力に気がつくことでしょう。

サンダンカはハイビスカスやサガリバナのように開花のピーク時期が限定される花ではないので、朝に限らずいつでも見ることができます。ただ爽やかな朝の時間でなければなかなかゆっくりと眺めることがない花でもあるので、夏の朝散歩におすすめの花です。

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すいか親方
国際通りのど真ん中に住んでいるため、ウチナンチュを見かけるよりも、観光客や修学旅行生と出会うことの方がはるかに多い毎日を過ごしている「すいか親方」です。
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