本島最北端の絶景パワースポットといわれている、大石林山。「真夏に山登りなんて…」と思っているあなたに、ぜひとも見てもらいたい大石林山からの絶景を、今回は紹介します！

大石林山とは

大石林山は、本島最北端に位置する辺戸岬から、車で5分の所にある絶景スポット。独特の形をした岩が連なる、本島内でも珍しい景色が見られるのですが、それもそのはずで、なんと、日本で唯一の亜熱帯カルスト地形が広がる場所なのです。

なんでも、大石林山で見られるこの景色は、2億年前の石灰岩が、雨水などが侵食することによって作り出した、天然の芸術品！今回は、この大石林山の絶景スポットを、ダイジェストで紹介していきます！！

大石林山の絶景スポット

大石林山は、4つのトレッキングコースがあり、それぞれに絶景ポイントがあります。

様々なところに設置されている展望台からの眺望

大石林山には、全部で4つのコースがあり、それぞれのコースには、各所に絶景ポイントがあります。

展望台が設置されている場所もありますが、ちょっと開けた場所に、素朴なベンチが設置されているだけの場所も…。

でも、そのどの場所でも、その場所でしか見ることが出来ない絶景が広がっています。

まずは、美ら海展望台コースからの眺望。展望台のベンチに腰を掛けて、ゆっくりと景色を楽しみます。

目の前には、本島最北端の岬「辺戸岬」が見え…

周りには、亜熱帯地方特有の原生林が広がっています。

他にも、石灰岩の山道を登って行くと、途中に休憩するのにぴったりの場所を発見。

時間によっては、ベンチのあたりにも木陰が出来るので、トレッキングの途中、一息入れるのにとってもおすすめです。

さらに、別のコースでは、マイナスイオンの森の中を歩き続けると、突然、目の前にこんな景色が広がっていたり…

大石林山の魅力である琉球石灰岩の山を望むことが出来たりします。

映画のロケや有名アーティストたちも撮影を行った絶景スポット

4つのコースの中には、「亜熱帯自然林コース」というコースがあります。このコースは、ほぼすべてガジュマルの森の中を歩いて行くため、真夏でも涼しく散策することが出来るコースです。

マイナスイオンを感じることが出来ると人気のこのコースですが、実は、映画のロケ地や、有名アーティストたちが好んで撮影を行うパワースポットもあり、知る人ぞ知る人気コースとなっています。

映画「ゲゲゲの鬼太郎　千年呪い歌」のロケ地

スタート地点から、徐々に山を下っていくこと10分。不思議な形をした木の前に、なにやら立て看板が立っています。

この立て看板があるのは、「ムカデガジュマル」と呼ばれる、樹齢約200年といわれる巨木の前。

映画では、ゲゲゲの鬼太郎と楓が訪れた、「琵琶牧々が住む木」として登場します。

有名アーティスト達から絶大な人気を誇るパワースポット

松任谷由実やUA、堂本光一など、有名アーティストたちから、絶大な人気を得ているパワースポットというのが、このコース最大の見所「御願ガジュマル」です。

周囲は、この場所をゆっくりと座って楽しむことが出来るように、ベンチが設置されています。

ベンチに座って、この不思議なガジュマルを見上げると…

沖縄の森の番人である「キジムナー」が、本当に出てきそうな気がしてきます。

ちなみに、この場所で写真を撮ると、光のリングやオーブが写真に写り込んでくることでも有名な場所。

この場所が発見された当時、撮影のためにカメラを向けたところ、2台立て続けにカメラが壊れたという話も残っています。これも、やはりこの木の上に住むキジムナーの仕業だったのでしょうか？

大石林山

• 住所：沖縄県国頭村宜名真1241番地
• 電話：0980-41-81117

大石林山見学と一緒に立ち寄りたいスポット

大石林山を見学したら、ぜひ立ち寄ってほしいおすすめスポットがあります。

辺戸岬

本島最北端に逸する辺戸岬は、切り立った岩にぶつかって砕け散る波の迫力が魅力の場所。個人的におすすめしたいのが、朝の辺戸岬。

誰もいない朝の辺戸岬で、波が打ち寄せる「ドドーン」という音だけが響く中、海面に映る朝日を見る。

これは、朝早くこの場所を訪れた人にしか味わうことが出来ない、最高に贅沢な瞬間です。

辺戸岬

• 住所：沖縄県国頭郡国頭村字辺戸
• 駐車場：あり（無料）
• 営業時間：設定なし（自由見学）
• トイレ：完備

茅打バンタ（かやうちばんた）

大石林山から車で5分の場所にある茅打バンタは、絶景穴場スポットとして地元では有名な場所。

展望台からは、美しいヤンバルの海を一望することが出来ます。

さらに、すぐ近くにある「戻る道」では、こんな景色を見ることもできます。

巨大な岩が、今にも落ちるんじゃないかと思われるような角度で、山裾に立っています。

実は、かつてこの場所は、人とすれ違うこともできないほどの狭い道しかなかったのだそうで、村民総出で岩山を削って作ったという道が、今でも残っています。

茅打バンタ

• 住所：沖縄県国頭郡国頭村宜名真
• 営業時間：設定なし（自由見学）
• 駐車場：あり（無料）
• トイレ：完備