沖縄県内には、様々なパワースポットがありますが、子宝に恵まれるパワースポットというのもあります。実際に私が足を運んでみて、「ご利益ありそう!」と感じた厳選スポットを紹介します。
普天満宮
地元では「普天間神宮」と呼ばれて親しまれている普天満宮には、鍾乳洞があり、鍾乳石群の中には、ご神体が安置されています。洞窟内には、全部で8つの霊石のほかにも、周囲が4m近くにもなる極太の石柱があります。この極太石柱が、男性のシンボルの形をしているということから、地元では、子宝神社として今でも多くの人が参拝しにやってきます。
ちなみに普天満宮の洞穴は、宜野湾市の指定名勝でもあり、入口には、このようにきちんと説明もされています。
普天満宮- 住所:沖縄県宜野湾市普天間1丁目27-10
- 電話:098-892-3344
- 駐車場:あり(無料)
- 参拝の注意:普天満洞穴を参拝するには、社務所にて記帳が必要です。
シルミチュー霊場
本島中部にある浜比嘉島の比嘉集落にあるシルミチュー霊場も、子宝に恵まれるパワースポットとして、地元で人気がある場所です。
琉球開闢の祖神であるアマミキヨとシネリキヨの男女の神様が住んでいたといわれているのが、この場所です。
現在は、柵が建てられているのですが、この策の奥にある鍾乳洞が、シルミチュー霊場といわれ、ここで、2人の神様は子どもをもうけたという言い伝えがあることから、子授かりスポットといわれています。
シルミチュー霊場- 住所:沖縄県うるま市勝連比嘉
- 電話:098-965-5634(うるま市役所観光課)
- 参拝の注意:この霊場は、今でも地元住民にとっては聖域といわれている場所で、拝所の前では御願(うがん)を立てている人もいます。マナーを守り、心静かに参拝してください。
アマミチューの墓
浜比嘉島の東側の海岸に浮かぶ小さな島「アマジン」には、アマミキヨ(アマミチュー)のお墓があります。
シルミチュー霊場にて、子どもをもうけたといわれているのですが、なんとアマミキヨとシネリキヨの間には、3人の男の子、2人の女の子の合計5名の子どもを授かった子沢山な夫婦の神様。
そのため、地元では、シルミチュー霊場とともに、こちらのアマミチューの墓の前で、子授かり祈願をするといわれています。
たしかに、アマミチューの墓のある小さな島の周りには、神様のパワーを感じさせるような美しい景色が広がっています。
古宇利島
古宇利大橋で有名な本島北部にある古宇利島は、昔から「クイジマ(恋島)」と呼ばれる、男女のカップルに人気のパワースポット。
言い伝えによると古宇利島には、七人の神様がいるといわれており、この神様たちが島を取り囲むように守っているということから、島全体をそのまま聖地としているそうです。
ハートロックがテレビなどのメディアで取り上げられたことによって、古宇利島を訪れる人の数は非常に多くなったのですが、それでも、周囲8㎞ほどの古宇利島の周りには、美しい砂浜や透明度の高い海が広がっています。
古宇利島の子宝スポットは、「ビジュルヌメー御嶽」という洞窟なのですが、こちらは、林の中を進んだ先にある洞窟なので、非常にわかりづらい場所。
なぜ子授かりスポットかというと、この洞窟そのものが、女性の子宮を表しているといわれており、内部には、赤ちゃんを抱きかかえた女性のように見える岩があるということからだそう。そのため、子宝祈願だけでなく、安産祈願として訪れる人もいたといいます。
ただし、ビジュルヌメー御嶽は、男子禁制の聖地。しかも、現在は、中に入って祈願することはできないようになっています。どうしてもビジュルヌメー御嶽で子授かり祈願をしたい場合は、ビジュルヌメー御嶽の外側から手を合わせて祈願するようにしてください。
古宇利島- 住所:沖縄県今帰仁村古宇利
- 注意点:古宇利大橋は、台風など、気象条件によっては通行が出来ないことがあります。
金武宮
琉球八社の一つである金武宮には、日秀洞と呼ばれる鍾乳洞があります。
鍾乳洞の中には、様々な形をした鍾乳石があるのですが、そのうちの一つに、赤ちゃんの寝姿のように見えるものがあるといわれているため、子授かりスポットとなっています。
金武宮の日秀洞を参拝する場合は、同じ敷地内にある金武観音寺の寺務所を訊ねてください。
この観音寺を正面に見たら、ちょうど右側に、日秀洞の入り口があります。
ちなみにこちらの観音寺は、沖縄戦による焼失を免れたというお寺。その後、昭和17年に再建されますが、現在の建物はその当時再建されたままの状態となっています。
現在、この木造建築の寺は、文化財に指定されています。
金武宮- 住所:沖縄県金武町金武222
- 電話:098-968-8581(観音茶屋)
- 参拝の注意点:日秀洞は、急な階段を降りる場所があります。洞内はきちんと整備されているのですが、足元には十分に気を付けて参拝するようにしてください。
瀬長島の子宝岩
瀬長島は、那覇空港から車で15分で行ける離島でもあります。現在は、この島に住む住民はいませんが、かつてはこの島で暮らす人もおり、島には御嶽と呼ばれる聖地もありました。
現在は、住民の移動とともにこの聖地も移動されているのですが、実はもう一つ、瀬長島にはパワースポットがあります。それが、波打ち際にそびえたつ「子宝岩」。
岩の上部には2つの穴が開いているのですが、この穴に向かって小石を投げ入れて子授かりを祈願するというのが、地元では古くから伝わっていました。
現在、子宝岩のすぐ近くには、記念の石碑も建立されているので、比較的簡単に見つけることが出来ます。
瀬長島- 住所:沖縄県豊見城市字瀬長174
- 参拝の注意:瀬長島は、現在「ウミカジテラス」という商業施設があるため、瀬長島に渡るための橋および周辺道路は非常に混雑します。空港から近い場所にあるのですが、交通渋滞に巻き込まれる恐れもありますので、時間には余裕をもって出かけるようにしてください。
大石林山
本島北部にある辺戸岬の近くにあるパワースポットが、大石林山です。
園内には、特徴のある岩やガジュマルの森などが広がっているので、それだけでも十分パワースポットとしての要素を満たしているように思われるのですが、実はこの中に、子宝に恵まれると言い伝えられている「骨盤石」があります。
これが、大石林山の骨盤石なのですが、確かに女性の骨盤のような形をしているのがわかります。
実はこの骨盤石は、石に触れると、弱っている部分の血行を良くしてくれるといわれており、女性特有の病気に悩んでいる人も、この場所を訪れ祈願するのだとか…。
ちなみに、こちらの骨盤石の効果を最大限に高めたい場合は、すぐ近くににある「生まれ変わりの石」のご利益も一緒に受けてくるのが良いといわれています。
なんでも、生まれ変わりの石は、1回くぐると悪い過去がなくなり、2回くぐると人生がリセットされ、3回くぐると生まれ変わるといわれている岩。
骨盤石で体の悪い部分を治してもらい、生まれ変わりの石を通って生まれ変わると、子宝運がアップするといいます。
大石林山- 住所:沖縄県国頭村宜名真1241
- 電話:0980-41-8117
- 参拝の注意点:骨盤石および生まれ変わりの石を参拝するには、山道を登っていかなければいけません。約30分のトレッキングコースの最中にありますので、歩きやすき服装及び靴で出かけるようにしてください。