子どもの習い事は親の影響力が強いと言えますが、地域によって違いはあるのでしょうか?沖縄人気のある子どもの習い事をランキング形式でご紹介!
1位:空手
さすが、空手発祥の地、沖縄県。町を歩いているとたくさんの道場を見かけます。
私の子どものクラスメイトの多くが空手を習っていて、夕方になると空手着姿の子どもたちをよく見かけます。親子で習っていたり、男女関係なく兄弟で習っている家庭も多いです。空手を習っている年齢層の幅が広いので、「空手の日」を記念して国際通りで行われる演武祭では、老若男女合わせて2,000人もの人々が一斉に演武をすることが出来るのです。
2020年の東京オリンピックの正式種目に決定したことで、これからも空手を習う人が増えると思われます。
2位:水泳
沖縄の人は泳げないと言われますが、確かに海で泳いでいるのは子どもと旅行者で、沖縄の大人はビーチパーティを楽しむ人の方が多いです。
スイミングクラブに子どもを通わせる理由は「体を丈夫にしたい。」「バランス良く体を鍛えたい。」などではないでしょうか。実際に風邪をひきにくくなるなどの効果を感じられる子どもも多いです。
またもう一方で「学校のプールの授業だけでは泳げるようにならない」「親が教えられない」という理由もあるかと思います。プールの授業で全く泳げないと逃げ場がないですからね。
3位:そろばん
少し前までは、子どもの習い事イコールそろばんという時代もありましたが、だんだんと教室数が減ったように思います。ですが、沖縄では、そろばん教室がまだまだたくさんあります。
実は沖縄県は、そろばん教室の数も検定受験者数も全国でトップクラスです。相対売りのお店もまだまだたくさんありますから、そろばんや暗算が得意と言うのは強みになりますね。
これは、「頭の回転がよくなるように」という親の思いと「学童(放課後児童クラブ)の代わりに使う」という親の都合もありそうです。
4位:くもん
もちろん、学習塾に通う子どももいますが、くもんの教室の方を多く見かけます。地域ごとに教室があるので、学童から特定の曜日だけ、くもんに通う子どももいます。くもんや塾となると月謝も気になるところです。親の経済力や考え方で子どもの学力に差が出てしまうことが社会問題にもなっています。大学生などが勉強を教える無料塾や児童館での勉強会などがもっと増えるといいと思います。
5位:英語
「これからは仕事で英語を使うことも増えるから。」「親世代は英語をずっと勉強していたのに話せないから。」と言った理由で英語を習わせる家庭が多いです。
また、小学校から英語を学ぶ時代になっていますし、2020年には大学受験の英語の難易度も上がると言われているので、将来を見据えて習わせている人もいます。
6位:ダンス
本土では女の子に人気の習い事はピアノですが、沖縄ではピアノ教室が少ないように思います。町を歩いていてピアノを練習している音が聞こえてくることはあまりないです。少数派なので、ピアノを習っている子は、学芸会や合唱祭で重宝されます。
沖縄ではピアノよりもダンスを習っている子どもが多いです。沖縄で開催されるイベントには大きさに関係なくステージは付きものですが、子どもたちのダンスが披露されることが多いです。沖縄の人は恥ずかしがり屋が多いと言われていますが、ステージは別物のようで、エイサーやダンスを披露する時はスイッチが入る人がたくさんいます。
ダンスと言ってもジャンルも様々でバレエやフラダンス、琉舞がありますが、近年はやはりヒップホップに人気があります。年齢にふさわしい選曲や振り付けをしてくれるところがいいですね。リズム感が養われますし、姿勢も良くなります。
7位:書道
「字がきれいになってほしい」と書道を習う子どもも多いです。これだけパソコンやスマホが一般化した社会でも手書きをするシーンは意外に多いです。「字が汚い」のはコンプレックスにつながりますからね。
8位:スポーツ
地域の野球チームやサッカーチーム、バレーボールチームに参加して練習している子どももたくさんいます。これらはチームなので習い事とはちょっと違うようにも思います。チームプレーならではの思いやりや責任感が育まれ、団結する素晴らしさや達成感を感じられるでしょう。
習い事からスタートして、それで身をたてることは出来なくても、子どもの可能性は広げてあげたいですね。習い事に合わせて親が送り迎えをしたり、道具を揃えたりする必要があります。子どもも親も無理のない範囲で 続けられるものを見つけたいものです。公民館や児童館でも習い事を教えているところもあるので探してみると良いかと思います。