沖縄のパワースポットをお参りする心得

沖縄にはたくさんのパワースポットがありますが、ただその場所に行ってお願いをすればかなえてもらえるわけではないらしい…。そこで地元でスピ系の有名な方にパワースポット参拝時の心得についてきいてみました。

自己紹介をしないと神様はあなたを認識してくれないらしい
漠然としたお願いよりも明確なお願いの方がかなえてもらいやすい
聖域と呼ばれる場所に行くときは謙虚な気持ちで！

自己紹介をしないと神様はあなたを認識してくれないらしい

「パワースポットに行って手を合わせてお願いをすれば、神様はきっとお願いをかなえてくれるはず」と思っていたのですが、これはどうやら間違っているそうです。そもそも沖縄の神様にお願いをする人は、私たちが想像している以上にたくさんいます。

特に有名なパワースポットとなれば１日に何十人もの人がやってきて、それぞれのお願いをしていきます。それをすべて聞いていかなければいけない超多忙な神様に向かって、「私にもご利益をください！」といっても、神様の方からすれば「一体あなたはどこから来た誰なのよ？」となるのだとか…。

だから神様の前に行ったら、お願い事を口にする前にまずは自己紹介をするのが礼儀だそうです。ただし神様の前での自己紹介は、「どこに住んでいて、どんな家族に生まれた、何のためにやってきた誰なのか」を説明しないといけません。ですから「東京の○○に住んでいて、お父さんが太郎、お母さんが花子の長女で、沖縄旅行でこの場所にやってきた山田春子です」位の自己紹介は必要なのだそうですよ。

漠然としたお願いよりも明確なお願いの方がかなえてもらいやすい

強力なパワーのある神様であればあるほど「ここでお願いすればきっとかなえてもらえる」と思い込んでしまいますが、お願いの内容があまりにも漠然だと神様は困ってしまうのだとそうです。

たとえば縁結びの神様の前で、「誰でもいいからステキな人と結婚が出来ますように」とお願いしたとします。お願いするあなたの側からすれば、幅広い選択肢の中から神様が「この人だな！」と思う人と結婚させてくれればいいと思っていることでしょう。

でも神様のところでお願いする人のほとんどは、このように漠然としたお願いごとしかしません。これではさすがの神様でも「一体あなたはどんな相手との結婚を望んでいるんだ？」と思われてしまいます。

そこで「今一番気になっている○○さんともっと仲良くなって結婚ができますように」とお願いの仕方を変えてみてください。そうすると神様は「○○という人物との結婚を願っているのか。よしわかったぞ」となります。

さらに効果を高めたいのであれば、「結婚することによってあなたはどうなりたいのか」をちゃんと伝えるのがコツです。結婚したらそれで満足なのであれば、わざわざ神様はあなたに力を貸しません。結婚してあなたが幸せになりたいと願っていれば、あなたが幸せになる手段として良縁を授けてくれます。

だから本当に願いをかなえてもらいたいなら、「願い事が叶ったら私はどうなりたいのか」を神様に宣言することがポイントだそうですよ。

聖域と呼ばれる場所に行くときは謙虚な気持ちで！

これは斎場御嶽に行くときにスピ系の方に教えてもらったことです。斎場御嶽は琉球王国最高の聖地と呼ばれているだけに、毎日多くの人がお参りにやってきます。もちろんパワースポット巡りが目的でやってくる人もいますが、世界遺産となっている斎場御嶽を観光するためにやってくる人もいます。目的はいろいろあっても斎場御嶽を訪れる人はとても多いですし、敷地内の通路は険しく狭いです。

さらにほとんどの人が、敷地の最奥にある有名な三角岩を目指して黙々と歩いていきます。

問題はその道中の態度です。もちろん神様がいるといわれている聖域では誰でも静かに過ごしますが、そこにたどり着くまではおしゃべりをしたり道ではない場所を歩いてしまったりします。これではパワーをもらうどころか、かえって神様を怒らせてしまいます。

沖縄の神様がどのくらいの大きさなのかはわかりませんが、少なくとも沖縄の島を作り出してしまうくらいの大きさがあるというのですから、神様の目線で見れば人間なんて米粒くらいの大きさでしかありません。

だからパワースポットの前だけ静かに過ごしていても、道中に大騒ぎをしていれば「なんだこいつは?!」となります。神様にそう思われた時点で、願い事がかなう確率は限りなく低くなります。でもせっかく沖縄旅行に来たのに、おしゃべりもせずに黙って歩いているのはさすがにつまらないですよね？そこで教えてもらった心得のコツが「譲り合いの精神」だそうです。