名前は固いですが、中身は巨大物産展のような「沖縄の産業まつり」。どのようなイベントなのか早速レポートをお届けいたします。
沖縄の産業まつりの概要
沖縄には素晴らしい県産品が数多くあります。その県産品を広く、県の内外、国の内外に広めることが目的です。
県産品の愛用者が増えると、地場産業が発展し、雇用が創出され、地域の活性化につながります。と聞くとなんだか壮大過ぎますが、出店者は新商品をPRしたり、消費者の生の反応を見ることが出来ます。消費者は、いろいろな商品と出会うことが出来る楽しいお祭りです。
広ーい奥武山(おうのやま)公園を6つの会場に分けて、沖縄にある企業や個人のブースが所狭しと並んでいます。
2019年の産業まつり開催日時
産業まつりの詳細なスケジュールは毎年「公益社団法人 沖縄県工業連合会」の公式サイトに掲載されます。しかし、「2019 沖縄 産業まつり」と検索して出て来る公益社団法人のページをクリックすると「※第43回は、2019年10月25日(金)~27日(日)開催予定です。」と記載があるものの、それ以外のパンフレットやその他の概要などが2018年のままなんです。2019年10月25日(金)~27日(日)開催予定と記載があるものの、2018年のパンフレットのほうが目立っていて、そこに記載されている開催日が10/19~21日となっています。
パンフレットに何年開催なのか記載があれば救いようがあるのですが、その記載もないので2019年の開催日だと勘違いしてしまう方も多いと思います。
実は2019年開催の詳細スケジュールが記載されたページもあるのですが、検索で出てきていません。
恐らくホームページ作成に関する知識が無いのかも…。
2019年に開催される第43回沖縄の産業まつりの開催日は2019年10月25日(金)~27日(日)となっていますのでお間違いなく。
2019年に開催された産業まつりの様子
2019年の産業まつりは、10月25日(金)~27日(日)に奥武山公園で開催されましたので、初日の25日(金)のお昼ごろに到着しました。
平日なら空いているかな?と思いましたが、どんどんと来場者が増えました。モノレールが延伸したので浦添からも来場しやすくなったと思われます。さぁ、会場の様子をお届けしましょう。
第1会場:沖縄県立武道館
こちらは、表彰されたものなどが展示されています。物販はないんですが、意外と人がたくさんいました。武道館の前には電気自動車なども展示してありました。
第2会場:芝生広場横駐車場
第2会場は「ありんくりん市」で、ありんくりんとは、「あれもこれも」の意味で、その名のとおり、沖縄の市町村の名産品やおいしいお店などが並びます。メンチカツ、しいたけ、チーズケーキ、コーヒー、チョコレートなど。
泡盛とグルメでエリアが分かれているのもわかりやすくていいですね。ここでは沖縄銀行のスマホ決済”OKI Pay”が使えるブースがたくさんあり、今年らしいなぁと思いました。
こちらは毎回人気の泡盛ボトルに名前を入れられるブース。
泡盛でも焼酎でもないIMUGE。
石垣牛のいい匂いがたまりません。生産者との距離が近いのが魅力です。気になる事があれば気軽に聞いてみましょう。
第3会場:サブグランド
建築資材やお墓が並んでいるように見えてしまうので、素通りしてしまう人も多いのですが、それはもったいないエリアなんです。
奥の方には県産野菜がお得に購入できるブースがあったり、植木があったり、無料の体験ブースもあります。
この日私が体験したのはお手玉作り。
材料も全て提供してくれて、作り方も丁寧に教えてくれるのに、無料です!体験メニューは日によって変わります。大人も子供も出来ます。
第4会場:川沿い
第4会場は川沿いにあり、実はメイン会場はここなんじゃないかと思うくらい、ここを目当てに訪れる人が多いエリアです。
沖縄にあるならば、大手企業でも個人商店でも出店できるので、なんでもあります。沖縄そば、かまぼこ、スッパイマン、かりゆしウェア、琉球ガラス、からあげ、ヤギ汁・・・。
いいなと思ったら、即Getするのがポイントです。私は初日に来場しましたが、平日のお昼過ぎとは思えない人出だったので、週末はさらに込み合います。さっきのところに戻ろうと思ってもわからなくなってしまったり、売り切れてしまうからです。
私が購入したのは、こちら↓
第5会場:オリオンビアガーデン
工場から直送されたオリオンビールを味わうことができます。今年はプレミアムクラフトビールの75BEER(名護ビール)もありました!
昼間からビールが飲めるのは、イベントならではですね。広い公園の中で飲むビールは爽快感があって、おいしいです。
第6会場のテニスコート北側はやちむん通りとも呼ばれていて、シーサーや食器がお得に購入できます。
↓こちらは初日から50%オフだったので、たくさんの人で賑わっていました。
沖縄は産業がないなんて言われますが、いいモノ、おいしいものがたくさんあります。ついあれこれ欲しくなってしまいますが、たくさん買っても心配ありません。宅配便の受付ブースもあります!
天候に恵まれたので、日焼けしてしまうくらいでした。ビールもアイスクリームもおいしかったのですが、熱中症の恐れもありますので、水分補給を忘れずに行ってください。履きなれたくつで、マイバックを持って行くことをオススメします!
2018年に開催された産業まつりの様子
ここからは2018年に開催された産業まつりの様子をご紹介したいと思います。
第一会場・県立武道館
ここは受賞した商品の展示やものづくり事業の展示など。物販はないので、さーっとまわる人が多いのですが、こちらの泡盛を紹介するブースはにぎわっていました。
泡盛女王がきいやま商店の「盛あわろう」のPVにあわせて踊っていました♪
第二会場・ありんくりん市
「ありんくりん」とは沖縄の言葉で「あれもこれも」という意味です。沖縄の各地から、「沖縄のまーさんむん!上等むん!(おいしいもの、良いもの)」が集まっています。ほとんどがグルメブースで、お酒エリアが別になっているのもいいですね。
シークヮーサー、ヤギ汁、ちんすこう、かまぼこ、しいたけなどなど。沖縄の食材の豊かさを再認識しました。
県知事賞を受賞した「デリカテッセンヌチブタ」もブースを出していましたよ。
第三会場・建材など
ここは建築資材などを扱う業者のブースです。毎回不思議に思うのですが、お墓も展示されています。
まさかここで持ち帰るわけにいきませんからどうするのでしょう?来場者もいるのでしょうか?
資材が多そうだからと素通りしてしまうのは、もったいないです。「ざまみダンボール」のブースでは、段ボールでパーランクーを作れたり(無料)、野菜や植木などのブースもありました。掘り出し物が見つかるかもしれません。
第四会場・川沿い
川沿いの通路には、沖縄の企業や個人のお店のブースが並んでいます。びっしり並んでいるので川が見えないくらいです。
大手の企業も出店していて、お得に購入できたり、購入金額に応じてプレゼントがあったり、試食やイベントもあるので、見て回るだけでも楽しいです。
コカ・コーラのブースでは、”利きコーラ”のイベントが開催されていました。コーラを飲んで、赤のコーラか黒のコーラかを当てるものです。私も挑戦したところ、当てることが出来たので、シャーベットを貰いました。
オキコパンではパンバイキング12個で400円を開催していたので、とても賑わっていました。
産業まつりに参加する時のポイントは、いいなと思ったらすぐgetすることです。ひとまわりして戻ろうと考えていると、お目当てのブースが探せなくなってしまったり、売り切れてしまうことも多いからです。
第五会場・オリオンビアガーデン
沖縄のお祭りに欠かせないのがオリオンビアガーデンです。工場から直送された出来立てのビールを味わうことが出来ます。
飲み物の持ち込みは出来ませんが、食べ物の持ち込みはOKなので、気に入ったグルメを片手に入店しましょう。
第六会場・やちむんコーナー
テニスコートの脇にはやちむんのブースが並んでいます。食器やシーサーが特価で販売されています。
最近のシーサーは怖い顔のものだけでなく、かわいらしいものも増えています。
沖縄の産業まつりの駐車場とアクセス
毎年10月下旬の金曜日~日曜日の3日間開催されます。混雑もしますが、奥武山公園はとても広いので人が分散されますので、歩きにくいことはありません。ベビーカーでも安心して参加できます。
開催時間は屋内が10:00~19:00、屋外が10:00~20:00です。
朝あまり早くても準備が整っていないブースもありますし、夕方になると売り切れてしまうお店もあるので、お昼ごろの来場がオススメです。
アクセス方法はモノレールが一番です。奥武山公園駅を降りるともう公園なので、迷いませんし、渋滞もありません。
会場には一般駐車場はありませんが、那覇軍港西側特設駐車場を設けています。しかし、数に限りがある為、交通機関を利用して行く事をおすすめします。
周辺にはコインパーキングもありますが、すぐに満車になります。
産業まつりは沖縄県民も旅行者も楽しめるイベントです。主催者側から「マイバックを持って来てください」「ゴミの分別をしてください」と呼びかけていますのでマイバックを持って是非ご参加くださいね!