本島北部にある名護市は、沖縄美ら海水族館に行く途中に必ず通る場所なのですが、そんな名護市の中心部に絶景&パワースポットがあることはあまり知られていません。そこで名護市民が誇る穴場スポットを紹介します。
名護城神社は道の駅許田から車で10分の場所にある
名護城は、許田インターのすぐ近くにある「道の駅許田」から車で10分の場所にあります。小高い山の中腹にあり、周辺一帯は「名護公園」となっていて、地元では夜景スポットとして有名です。
名護城神社へは公園南口駐車場から向かう
名護城神社がある名護公園には、オリオンビール工場が近くにある南口と、名護市街地に近い北口からアクセスできます。駐車場に車を止めると、目の前に名護城神社へ続く長い石段が見えてきます。
この石段の両脇には桜の木が植えられているため、桜の開花時期になると花見見物に多くの人が訪れます。ですから桜のシーズンにはこの長い石段も花見を楽しみながら登ることができるので良いのですが、それ以外のシーズンには「とにかく長い…」としか感じられません。でも登っていくにつれて見えてくる名護市街地の様子は、なかなか見ごたえがあります。
名護城神社は名護グスクの下にある
沖縄のお城のことを「グスク」と呼ぶのですが、グスクには必ずといってよいほど拝所と呼ばれる場所があります。残念ながら名護グスクには、そこがグスクであったことを示す史跡はほとんどありませんが、グスクの周辺にはたくさんの拝所があり、これらは琉球のグスクの特徴でもあります。もちろん名護グスクの下に位置する名護城神社もこうした拝所の1つなので、地元ではパワースポットとしてとても有名です。
石段を登り最後の鳥居をくぐると、目の前に拝殿が見えます。そしてその奥にあるのが、名護城神社の本殿です。本殿は拝殿よりさらに高い位置にあり、コンパクトな建物ですが歴史を感じさせる建物です。
なお正月になるとこの小さな神社には、初詣の為にたくさんの客がやってきます。また桜のじきには神社を包み込むように桜の花が咲き誇りますので、桜の時期の絶景スポットとしても有名です。
長い石段をショートカットするルートもある
名護公園の南口から続く長石段を上るルートを紹介しましたが、名護城神社へはこの長い階段の大半を車でショートカットするルートもあります。なおショートカットルートは車で移動ができるので、体力に自信がない人、石段を登りきる自信がない人にはおすすめです。
名護公園南口とせせらぎ広場の間の山道を登っていくと、白い煙と黒い煙の碑の脇を超え、少し先に車を止めることができるスペースがあります。こちらも名護城神社に続く参道があり、長い石段を登らなくても神社を参拝することができます。
ちなみに夏の暑い時期に南口から石段を登っていくのは地元に住んでいても相当ハードなので、このショートカットルートを使って名護城神社に行くのが一般的です。
名護城神社がある名護の山は山全体がパワースポット
今回紹介した名護城神社のほかにも、名護の山にはパワースポットがたくさんあります。もちろん名護城神社よりさらに山の上にある名護グスクに行くこともできますが、ハブが出そうな道を歩いていかなければいけません。(いちおう整備されているので私もチャレンジしましたが、正直にいうとかなり怖かったです。)
でも名護グスクの奉納殿のすぐ横には、一緒に写真を撮ると恋がかなうといわれる「恋ざくら」があります。恋ざくらは下の画像のように樹の幹がハート型になっています。
さらに公園南口の近くには、触ると縁結びのご利益がる「めおとデイゴ」もあります。
このように名護城神社周辺には意外と知られていないパワースポットがたくさんあるので、本島北部にきたら名護城神社に足を運んでみてはいかがですか?