沖縄で飲食店へ行くと、他のお店を紹介してもらえるのは日常的で、「沖縄あるある」と言えます。クラフトビールのお店はつながりが強く、他のクラフトビールのお店の方が訪れていることも多いです。今日はそんなお店からお店につながった「BEER PARA DINING」へお邪魔してきました。
BEER PARA DININGはこんなお店
ドアを開けて入ると、右側がビアサーバーのあるカウンターで、席が6つ程あります。
左側にたくさんのテーブル席が並んでいます。一番乗りだったので、空いています。
正面の壁にはプロジェクターが映し出されていて、私が伺った時は、懐かしの洋楽のMVが映し出されていましたが、サッカーやラグビーなどの試合をうつして、ビール片手に盛り上がることもあるそうです。楽しそう!
広いテーブル席を利用したイベント企画もあるし、結婚式の二次会などのパーティにも利用できます。オーナーさんは、くりっとした大きな瞳が印象的なイケメンで、店長さんは沖縄らしい方でちょうどよい礼儀正しさが心地よいです。
BEER PARA DININGでクラフトビールとフードを楽しみました
BEER PARAは久茂地店と真嘉比(まかび)のDININGがあります。久茂地店はビール中心でフードが少なく、真嘉比はフードも楽しめると伺いました。食べてないと酔っ払ってしまう私は真嘉比に伺いました。
BEER PARAはビアバーなので、沖縄県内だけでなく県外や海外のクラフトビールが楽しめます。ビールだけじゃなくて、泡盛やウィスキーもあります。おしゃべりを楽しみたい私はカウンター席に座りました。
ビールメニュークラフトビールの品ぞろえはその日によって異なります。
サンゴビール/IPA 600円(キャンペーン特別価格)
サンゴビールはサンゴウォーターでクラフトビールを作っています。最近のお気に入りのビールです。香りがよく、香ばしい麦の味とホップの苦みのバランスがとても好きです。IPAはペールエールよりもホップが多くて苦めと聞きましたが、苦すぎないので、とてもおいしく頂きました。
グロールシュ ヴァイツェン 800円
ビールの銘柄に合わせてグラスを変えて下さるのがいいですよね。小麦で作ったヴァイツェンは、ほんのりとフルーティな香りがします。ライトなボディなので、飲みやすいです。
ブルックリンラガー 700円
ラガーと聞いたので、苦いのかな?と思いましたが苦くありませんでした。ホップは苦みを出すだけじゃないのかなと思いました。コクも旨味もあるけど、苦すぎず重すぎない・・・って、私はこの時すでに上機嫌だったので合っているかな…?
隅田川ブルーイング/ペールエール(750円)
ペールエールのペールとは「明るい」の意味で、これはそれまでの濃色のビールと比べて「明るい」という意味なので、今ではもっと明るい色のビールもありますね。思いのほかしっかりしたボディで、コクも苦みも あって飲みごたえがあっておいしいです。
隅田川ブルーイング/チェリールージュ(750円)
想像していた以上に、口の中いっぱいに広がるチェリーのさわやかな酸味が心地いいです。足つきの丸いグラスに赤い色のビールがかわいいです。
Y.MARKET/パープルスカイペールエール(900円)
グアバのようなフルーティな香りで、苦さ控えめです。ミドルボディなので、飲みやすいです。名前のとおり、紫をイメージするビールでナイスなネーミングです。
台湾/ライIPA(900円)
台湾のブルワリーで作られたライ麦を使ってあるIPAです。ビールのほとんどは大麦を使っているので、麦の味が違いました。苦いけれどコクの方が勝っていて、やっぱりIPAのコクが好きだなと思いました。
サンゴビール/W-IPA(900円)
やはり裏切らないおいしさです。サンゴビールは安定感が違いますね。濃くて苦くてアルコール度数8%と高いけど、ビターチョコレートのようなボディ感が素敵です。濃い目の味付けのおつまみやチョコレートと相性が良さそうだなと思いました。濃いので2杯目以降にどうぞ。
クリフビール/ヴァイツェン(800円)
沖縄市にあるブルワリーのクリフビールがBEER PARA DININGで限定的につながりました。
ヴァイツェンは他のイベントで飲んだことがありましたが、イメージが違いました。以前のものはごくごく飲める感じだったので、季節によって作り方を変えているのかもしれません。小麦で作られたヴァイツェンはすっきりした喉ごしですが、今回のは軽すぎないところがいいなと思いました。
ウォルフブロイ/ヘレス(800円)
首里にあるウォルフブロイのビールも限定的に飲めました。ヘレスとはドイツ語で「明るい」の意味です。アルコール度数は低めだけど、適度なキレがあって、おいしいです。クラフトビールを飲み慣れていない方にも飲みやすそうです。
ウォルフブロイ/ライトボック(800円)
首里城をイメージするような赤みがかったビールです。ヘレスのようなキレはないので、ちょっぴり甘いような気がします。苦くなくコクがあるので満足度が高いです。
いろいろ飲んでいると私はごくごく飲めるタイプより、ゆっくり飲めるタイプが好きなことに気が付きました。「BEER PARA DINING」のオーナーさんは顔が広く、いろんな方との縁を大事にしているのでいいお客様が集まります。いつでも県内外のおいしいビールをつないでいるので、何度でも足を運びたくなるお店です。
フードメニューお通し/生ハムのサラダ
お通しが生ハムのサラダっておしゃれですね。塩味ってビールに合うなぁと思いつつ、頂きました。
生ハムとポテトサラダ 580円
ポテトサラダが食べたいと思って注文しましたが、想像していたのと全く違ったサラダが出てきました。おしゃれですね。このセンスはオーナーかな?店長かな?素材の味が十分に引き出されているおいしいサラダでした。
鶏のから揚げ 580円
店長オススメの鶏のから揚げ特製ソース。作っている間中、店内はにんにくのいい匂いが漂っていました。ワクワクしますね。思いのほかボリューム満点です。
しょうゆ味って意外と強いので、クラフトビールと合わせるのはどうなんだろう?と思っていました。こちらのソースは味が強いのに、ビールとケンカしていませんでした。不思議だなぁ。これもマリアージュですね。
ポークステーキ(780円)
料理上手な店長さんにオススメを伺ったところ、「あぐー豚の塊があるから好みで料理する」と言ってくださいました。
脂の旨味が豊富なあぐー豚なので、シンプルにステーキにしていただきました。ソースもありましたが、塩で食べると肉の旨味が引き立ち、油っぽさを感じなくなりました。粋な感じがします。
添えられている野菜もおいしいのです。私はトマトが苦手なのですが、ここのミニトマトはおいしいと思います。有機栽培のミニトマトだそうで、イヤな臭みも酸味もないのです。ちょっぴり発見した気分です。
写真を撮らせて頂こうと、一番乗りしましたが、時間が経つとともにお客様が入って来られて、カウンターで同席した方とおしゃべりをしながら、おいしいクラフトビールとフードを楽しみました。
以前、「ビールは人と人をつなぐツールです」と言った方がいらっしゃいましたが、本当にその通りだなと思いました。初めて飲んだクラフトビールのおいしさに魅了され、新しい扉が開きました。いろんなお店に伺うたびに、一期一会の出会いがあります。
これからもいろんなクラフトビールといろんな方との出会いを楽しみたいと思います。
BEER PARA DININGへのアクセス
国道330号線、興南中学校そばの高架道を超えて首里方面に向かった右側にあります。真嘉比の住宅地にあって、スーパーのユニオン、田そば、から揚げのたけ田商店の近くです。
- 住所:〒902-0068 沖縄県那覇市真嘉比2丁目2−18
- TEL:098-886-8989
- 営業時間:18:00~01:00
- 定休日:火曜日
- 駐車場:お店の前に4台ほど停められます。飲酒運転はNGです。タクシーや代行の手配もスタッフにご相談ください。