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沖縄と他県のタクシー料金の違い

タクシー

旅行で他の地域を訪れると、タクシー料金が全然違うことに驚くことも多いと思います。では、沖縄のタクシー料金は他県とどう違うのでしょうか?

沖縄のタクシー料金

沖縄本島

沖縄本島の普通車のタクシー料金は、1.75kmまで初乗り550円です。372mごとに70円加算。2016年11月1日より料金が改定されました。

沖縄の離島

1.167kmまで初乗り460円です。341mごとに60円加算。こちらも2016年11月1日より料金が改定されました。

他県のタクシー料金と比べてみましょう

東京都23区、武蔵野市、三鷹市

1.052kmまで410円、237mごとに80円加算です。これはニュースで報道されていました。初乗りを安くすることで、病院や買い物などの短距離の利用を増やす目的です。

神奈川県横浜市など

2kmまで730円、293mごとに90円加算です。

北海道札幌市など

1.6kmまで670円、302mごとに80円加算です。

京都府京都市など

1.7kmまで610円、313mごとに80円加算です。

福岡県福岡市など

1.194kmまで580円、203mごとに50円加算です。


こうして見比べてみると、初乗りの距離も運賃も地域によって全然違うことがわかります。

タクシー運賃の決め方

タクシー料金は、需要構造、原価水準などを考慮して運輸局長が定めている運賃適用地域ごとに自動認可運賃が決められています。上限額以下の一定の範囲内であれば、速やかに認可されます。

また、タクシー適正化・活性化法により指定された特定地域、準特定地域においては、国土交通大臣が指定する料金の範囲から料金を定め、国土交通大臣に届け出る必要があります。つまり、沖縄県は鉄道が走っておらず、観光客が多いことや車を持たない高齢者が多いことなどから料金が低く定められていると考えられます。

沖縄はガソリン代が安いっていうのは昔の話?

ガソリン

沖縄はガソリンが安いと聞いたことはありませんか?これは「沖縄の復帰に伴る特別措置に関する法律」によって1リットルあたり、7円減税されているからです。その法律があるのでガソリンが安かったのですが、2017年7月のレギュラーガソリンの価格は沖縄本島で139円、久米島などでは160円と、他県よりもずっと高い状態になってしまっています。

これは南西石油が2015年4月に沖縄県内唯一の製油所を閉鎖したため、ガソリンを県外や海外から調達することになり、輸送コストや保管料がかさんでいるためです。

沖縄のガソリンスタンドでは外から見えるところにガソリン価格の表示がありません。これは以前安売り競争が行き過ぎてしまい、多くのガソリンスタンドが潰れてしまったため、表示をしないと取り決めたのだとか。ガソリンを入れ終わって料金にびっくりすることもあるでしょう。

沖縄タクシーの問題点

タクシープールが少ない
沖縄県内のタクシーのほとんどが「流し」の営業です。タクシーがいつも停まっているタクシープールはサンエーやイオンの大型ショッピングセンターやパレットくもじくらいでしょうか。他県なら駅前にタクシーがたくさん停まっていますが、沖縄では駅前でもタクシーはあまりいません。モノレールからタクシーに乗り継ぐ人が少ないからだと思われます。地元の人にも観光客にもわかりやすいタクシープールが増えるといいですね。
運転手のマナーが悪い
運転手によって、おもてなしの気持ちに差があり過ぎるのが現状です。観光ガイドをしてくれる運転手がいる一方で、速度が安定しない、無理な割込み、ウインカーを出さずに曲がるなど、マナーの悪い運転手もいます。安心安全な運転をお願いしたいものです。
外国語対応が出来ていない
最近はタクシー内に翻訳が可能な端末を乗せる技術が発展しつつありますが、まだまだ浸透していないので早めの普及を望みます。
トラブル対策
乗客とのトラブル(泥酔、未払い、急病、外国人対応など)が生じた時にタクシーの運転手が助けを求められる交番や観光案内所が道路沿いにあると良いと思います。交番があっても誰もいないところが多すぎると思います。

タクシー運転手も乗客も、もっと気持ちよく過ごせることを目指して欲しいと思います。

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