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「沖縄の人は傘を差さない」を地元目線で検証してみる

「沖縄の人は雨が降っても傘を差さない」という話があります。確かにたとえ雨が降っても傘を差さずにそのまま歩いている人を地元ではよく見かけます。そこで「沖縄の人は傘を差さない」を地元目線で検証してみます。

いつも晴れているイメージがあるけど実は快晴日が少ない沖縄

海

沖縄といえば年中青い空と強い日差しが照り付けているようなイメージがあるかもしれませんが、実は沖縄はそれほど晴れの日が多いわけではありません。

「青い空と強い日差し」ということは、いわゆる「快晴」と表現される天気ですよね?確かに沖縄は1日を通してみると、快晴のイメージが強いかもしれません。でも実際に快晴日数を見てみると、そのイメージとは全く違うことがわかります。

総務省統計局による「統計図で見る都道府県のすがた 2013」には全国の年間快晴日数のデータが掲載されているのですが、このデータによると沖縄県は47都道府県中最も快晴日数が少ない47位!2013年の1位・千葉県の年間快晴日数が50日あったのに対して、最下位の沖縄県の年間快晴日数はたったの3日です。ちなみにこの年の全国年間快晴日数の平均が22日となっていますから、圧倒的に沖縄県が快晴に恵まれていないことが分かります。

「いつでも雨が降るかもしれない」と思っている事が傘を持たない理由?

快晴であれば傘の必要はありませんから、あらかじめ傘を持って出かけるということもないでしょう。でも沖縄県のように年間通してほとんど快晴の日がないという地域では、いつでも雨が降る可能性があるともいえます。だからといって毎日雨傘を持っていくというのは、やはり面倒…。もしかしたら快晴日数がビックリするほど少ないことが、沖縄県民が傘を持たない理由の一つになっているのかもしれません。

晴れていても1日のうちに1㎜以上の雨が降るのは当たり前

快晴日数が全国一少ないからといっても、みなさんのイメージの中で「雨が多い場所」というイメージは少ないはずです。でも実際には1日のうちに1㎜以上の雨が降ることは、沖縄ではよくあることです。その原因となっているのが、沖縄の方言で「かたぶい」と呼ばれるスコールの存在です。

スコールは亜熱帯地方特有の天気で、1日を通してみると晴れの時間が多くても突然激しいスコールが襲ってくることはよくあります。ところがこのスコールは一時的にものすごい量の雨を降らせるのですが、驚くほどあっけなく雨は上がり、またすぐに晴れの天気に戻ります。そのため一瞬でやんでしまうスコールの印象よりも、一日を通してみることが出来る晴れた空の方が印象としては強くなるのかもしれません。

「所詮スコールはすぐにやむ」と思っていることが傘を持たない理由?

スコールが降っている時の雨の勢いは、驚くほど凄いです。車を運転していた時にスコールにあうと、ワイパーの速度を最強にしても前が見えなくなるくらいです。

ところが沖縄のスコールはそれほど長くは続きません。早ければ10分足らずで雨がやんでしまうこともありますし、長くても30分も待っていれば大抵のスコールはやみます。つまり突然のスコールにあったとしても、少しの間雨宿りをしておけばすぐに天気が良くなるということを沖縄の人は良く知っているのです。これが「沖縄の人は傘を差さない」理由の大部分を占めているような気がします。

車社会だからこそ傘を差さなくても雨に濡れない

沖縄には電車が走っていません。那覇空港から首里駅までの一部分(今後浦添市まで延長の予定)で運行しているゆいレールもあくまでも那覇市内の主要観光地を回る程度なので、通勤通学の足としてはまだまだ時間がかかりそうです。そんな沖縄で最も便利な移動手段といえば乗用車です。

何しろ沖縄で生活する上で車は必需品であり、車がなければ仕事をすることも、場合によっては買い物に出かけることもできません。マイカーを持たない場合は路線バスが生活必需品となるのですが沖縄の主要道路はほとんど渋滞しているため、路線バスが定刻通りに到着することはまずありません。そのため時間に制約のある生活をしている限り、車を持っていることは最低条件なのです。

ですから沖縄の一般的な住宅には、ほとんどの物件で敷地内に駐車スペースが確保されています。アパートやマンションなどの賃貸住宅の場合も、敷地内に車庫がある物件が圧倒的に多く、駐車場がついていない物件はそれだけで人気が下がります。つまり朝から雨が降っていたとしても、傘を差さずに自宅から目的地まで移動することはできるというわけです。

沖縄では車の中に置き傘をしているのが常識

沖縄で暮らしていると、マイカーに置き傘をしていることが当たり前になってきます。突然雨が降ったとしても主な移動手段は車ですから、基本的には傘を持っていなくても雨に濡れることはありません。ただし車から建物に移動する間などでは、やはり傘は必要です。

ところがこの場合も、多少の雨であれば傘を差さずに移動するのが沖縄式。つまり短い移動距離でも傘を差さないとびしょ濡れになってしまうほどの雨でなければ、沖縄ではめったに傘を差さないのです。非常用として常備している車の置き傘も、地元ではよほどのことがない限り使うことはありません。

いつでも雨は降るけど待てばやむことを知っているから傘を差さない?

地元目線でいろいろと検証してみた結果、沖縄の人が傘を差さない理由は「いつでも雨が降る可能性はあるけれど、たとえ雨が降っても雨宿りをすればすぐに晴れることを知っている」ということに尽きるような気がします。

逆に県外の人がスコールの中で傘をさして必死に歩いている人を見かけると、「もう少し待てばすぐにやむのに、どうしてそんなに急いでいるのかね~」と思います。

私も移住したばかりの頃はスコールの中で傘をさして歩いている側の人間でしたが、今では多少の雨なら傘がなくても歩いていきますし、スコールにあった場合も雨宿りして雨がやむのをのんびり待っています。こうした天気や傘に関する考え方も、沖縄に住んでいればこそ身についてくる独特の感覚なのかもしれません。

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