娘とよく行く緑ヶ丘公園の側に、「食堂花笠２号店」の看板が立っていて、ずっと気になっていました。ようやく行くことができましたので、お店の様子をご紹介します。

「花笠食堂」と「食堂花笠」は違う

実はこのお店、あの有名な「花笠食堂」とは関係の無いお店なのだそう。「花笠食堂」と「食堂花笠」…似てますね。

検索してみると、「食堂花笠」は、おばあが作る沖縄家庭料理のお店らしいとわかったので、入店してみることにしたのです。

混みあっていると写真が撮れないので、１１時過ぎに入店しました。お客さんは私の他にもう一組だけでした。テーブル席と小上り、カウンターがあります。素朴ですが、掃除が行き届いているようで好感が持てます。

お店はおばあと言うよりは、おばちゃんくらいの年齢の女性２人で切り盛りしています。おばちゃんがメニューを持って来てくれました。メニューには写真も付いていて、日本語と英語と中国語で表示されています。ホテルのすぐ近くだから、外国人観光客も多いのでしょうね。

メニューは沖縄そばや定食がいろいろありました。私が注文したのは「豆腐ちゃんぷるー」（６５０円）です。沖縄の食堂あるある話は「定食」って書いてないので、おかず単品だと思ったら定食だった！ライスも注文したら、ライスが２杯になった！なんて聞きますが、ここはちゃんと「定食」って書いてありました。

豆腐ちゃんぷるー

注文して５分程で「豆腐ちゃんぷるー」が運ばれてきました。湯気が立っていて、いい匂いがします！

メインの豆腐ちゃんぷるーに、ごはんは普通盛り、お味噌汁、お漬物、ほんのり甘いアイスティーが付いています。

豆腐ちゃんぷるーは本土で言うところの「野菜炒め」的な位置づけだと思いますが、野菜炒めに豆腐を入れただけじゃないところが良いですよね。角切りの豆腐は島豆腐です。本土の木綿豆腐とは作り方が違っていて、沖縄の豆腐は味が濃くておいしいです。

お肉は入っていなくて、シーチキンが使ってありました。野菜はざく切りのキャベツとにんじん、緑の葉野菜はなんでしょう？ほうれん草じゃないし、空心菜？ちきなー（からし菜）かもしれません。わからなかったのですが、豆腐ちゃんぷるーに決まりはないみたいですし、おいしかったので良いことにしましょう。（笑）

しょうゆベースの甘じょっぱい味付けが気取っていなくて、本当におばあの家庭料理って感じでおいしいです。これなら、毎日食べられるなぁ。

お味噌汁の中には緑色の葉が浮いています。ヨモギかな？

お味噌汁の中にそうめんが入っていてびっくりしました！お吸い物にそうめんを入れることはあっても、お味噌汁に入れることはなかったので。驚きましたが、違和感はありませんでした。

お漬物は、大根をさっと漬けたものを少しピリ辛に味付けしてありました。沖縄はもともとはお漬物の文化はないそうです。腐っちゃうからですね。最近になって、スーパーでお漬物が売られるようになったそうです。そのため、このお漬物も保存のためじゃなくて、浅漬けになっていて、食感や味付けを楽しむ箸休めの意味ですね。

添えられたほんのり甘いアイスティーは、なぜかごはんに合います。甘すぎなくておいしかったです。ちなみに本家？の笠村食堂もアイスティーが有名でmeijiから「花笠食堂アイスティー」という商品名で販売されています。

食堂花笠は昔ながらの食堂だった

食堂花笠は小上りもあるし、壁掛けの扇風機、バラエティ豊かなメニューがあって、子供の頃、親に連れられて行った食堂を思い出しました。洋食も和食もあって、ビールも飲めて、かき氷もあるお店でした。

家族で行っても全員が満足できるお店でしたが、最近はみんなファミレスになってしまったように思います。

沖縄は食堂がたくさんあります。たぶん、ファミレスより食堂の方が多いと思います。安くて、早くて、メニューが豊富でおいしいからですね。

お店によって、ちゃんぷるーの味付けも違いますし、お味噌汁の具も違います。甘ーいアイスティーが名物だったり、バターがセルフサービスのお店もあります。お好みの食堂を探すのも面白そうですね！

食堂花笠2号店へのアクセス

国際通りの真ん中にホテル「ＪＡＬ　ＣＩＴＹ」があります。そのわきの道を入ると看板がありますので、見落とすことはないです。

ＪＡＬ　ＣＩＴＹの裏の細い道を通ります。細くてちょっと心配になりますが、突然開けて、きれいなお店がありました。

• 住所：〒900-0013 沖縄県那覇市牧志１丁目３
• 電話番号：098-867-3830
• 営業時間：日～月 10時～20時