国から出された緊急事態宣言が延長となり、いつまで自粛生活が続くのか?と不安になりましたが、国が沖縄を含む39県について緊急事態宣言の対象から解除すると決めたことを受け、沖縄県独自の緊急事態宣言も14日で解除となりました。
5月25日に、全国すべての緊急事態宣言が解除となりました。
国際通りはどうなっているのか、さっそく調べてみることにしました。
様変わりした国際通り周辺
国際通り周辺は、4月上旬の数日の間で様子が一変しました。
シャッターを閉ざしているお店がほとんどで、開いているお店を探す方が大変なくらいで、まるでゴーストタウンのようです。下の写真は4月上旬頃の写真です。
中には工事をしているお店もありました。休みの間に工事をしようと言う前向きなものならいいのですが、コロナウイルスの影響で売り上げが減ってしまったためにお店を畳むことにしたところも多いのではないでしょうか。
下の写真は5月上旬頃の写真です。
5月現在は開いているお店もチラホラ出てきました。歩いている人も少しずつ増えてきました。
6月に入って、また国際通りに行ってみましたが、思ったほどお店は開いていませんでした。全体の5~6割程度ってところでしょうか。
綴じられたシャッターには「当面の間休業」と貼り紙がしてあるところも、まだまだ多い印象です。
開いている飲食店でもテイクアウトのみや営業時間を短縮しているところも多いので、あらかじめ確認することをオススメします。
ドラッグストアは落ち着いてきました
国際通りにはドラッグストアがたくさんあります。薬や化粧品、お菓子などがいっぺんに揃うので海外からの旅行者でいつも賑わっています。日本の薬や化粧品、お菓子のクオリティの高さは海外の方にも人気なんですね。
マスクの売り切れが続いていましたが、「マスクあります」の表示も見かけるようになりました。どんなものでも買い占めをしなければ、十分に行きわたるということですね。
閉店となってしまったお店
普段の国際通りは那覇で一番有名な通りで、人もたくさん歩いていますが、お店の経営は大変でお店の入れ替わりも激しいのが実状です。
ですが、コロナウイルスの影響で閉店と報じられたお店もありました。早く収束しないと倒産や閉店が次々に起こるのではないかと心配しています。
Laox
家電や時計などの免税品を扱っていましたが、海外からの旅行者が減ってしまったことが原因で閉店となってしまいました。豊見城市の”あしびなー店”は営業しています。
ダイコクドラック
ドラッグストアのダイコクドラッグは、沖縄各地にたくさんの店舗があり、国際通りにも数店舗ありますが、海外からの旅行者が減ってしまったことにより、「国際通り西店」が閉店、「那覇平和通り店」が臨時休業となりました。
ほかにも「石垣730記念碑前店」が閉店、「北谷西2階店」が臨時休業となりました。報道されていませんが、他にも閉店となってしまった店舗があるようです。
国際通りには、同じように海外からの旅行者をターゲットにしたドラッグストアがたくさんあるので、他のお店にも影響があるのではないかと心配になります。
施設への影響
コロナウイルスは施設やイベントにも影響がありました。いずれも”今のところ”の対策なので、今後の状況次第で変更になることが予想されます。
牧志ほしぞら図書館
牧志駅に繋がるさいおんスクウェア内にある「牧志ほしぞら図書館」では、4/11~休館となっていましたが、5/21から段階的に開館となりました。
プラネタリウム
プラネタリウムもさいおんスクウェア内にあるのですが、当分の間、投影を中止します。再開については決定次第の発表となります。確かに密閉された空間ですので、感染を心配するのはやむを得ないですね。
デパートリウボウ
4/21(火)~5/6(水)まで B1F食品売場を除く1F~8Fの売場は臨時休業となっていましたが、5/15から全館営業再開となりました。営業時間は当面の間、11:00~19:00となります。
国際通りのれん街
こちらも全館で休業していましたが、営業が再開されました。
牧志公設市場(仮店舗)
建て替え工事中のために、にぎわい広場に場所を移している公設市場も休業していましたが、5/18から再開しました。これで仕入れが出来るようになって再開するお店が少しずつ増えると良いと思います。
中止・延期になった国際通りのイベント
- サンライズマーケット
毎月第2日曜日にサンライズなはで開催されているサンライズマーケットは、沖縄のいいものが集まる人気の市ですが、3/8、4/12、5/10,6/14は開催が中止になりました。7/12は開催の予定ですが、最新情報はFacebookをご確認ください。
- トランジットモール
毎週日曜日に開催されてた歩行者天国のトランジットモールは6/28までの開催が中止となりました。以降の開催についてはFacebookをご確認ください。トランジットモールの開催が中止の時は交通規制がなく、国際通りの一般車両の通行も可能ですが、路線バスのルートは迂回ルートとなります。
- 一万人エイサー踊り隊
毎年8月の第一日曜日に国際通りを通行止めにして開催される、那覇の夏の風物詩の一万人エイサー踊り隊も中止になってしまいました。
- ハイサイビアフェスティバル
3/20、3/21にさいおんスクウェア前で開催予定だった「ハイサイビアフェスティバル」は延期となりました。日程は未定です。
沖縄への観光はいつがいい?
国際通りの入口にあるシーサーは、紅型模様のマスクをしているのをご存じでしょうか?これは、単純な注意喚起ではなかったのです。
このマスクを取り付けたのは、かりゆしウェアを製造販売している女性ですが、テレビのインタビューで答えていました。それを要約すると「シーサーもマスクをつけて注意喚起をしているから、みなさん安心して遊びに来てくださいね。
守り神であるシーサーにマスクをつけることで、今のシンドイ時期をみんなで一緒に乗り越えようよ。」という前向きな気持ちを沖縄らしい、ゆるやかな表現で伝えているのです。
玉城デニー沖縄県知事は、感染状況がおさえられているなら、6/19からすべての地域からの渡航自粛を解除すると発表しています。
ここ数年、沖縄の梅雨の後半に滝のような大雨になったり、梅雨明けが遅れることもあるので、7月になってから沖縄旅行を楽しむのがいいのでは?と思います。今後の感染状況次第ですので、公式の発表を確認してくださいね。