転勤でも移住でも沖縄で生活をすることになったら、まずやらなくてはならないのが、住むところの確保です。那覇市の賃貸住宅に住む私の独断ですが、賃貸住宅探しについて、まとめてみました。
那覇市内のどのエリアに住むか条件で考える
住むと決めたら長い間同じ場所にとどまる事になります。引っ越しをしてからその土地の欠点やアパート・マンションの欠点に気づいても事は遅し・・・という事で、那覇市に住む際に考えなくてはいけない事をご紹介。
勤務地に近いところを選ぶ
どのような方法で通勤するかが重要なポイントになります。車やバスでの通勤の場合、朝夕の道路渋滞がひどいので、思っているより時間がかかることが多いです。モノレールは渋滞知らずで便利ですが、駅に近いと家賃が高くなります。
スーパー、コンビニが近い
毎日のことですから、歩いて10分くらいのところにスーパーがあると便利です。
那覇のスーパーは営業時間が長いです。24時間営業のスーパーも多いですし、24時間じゃなくても深夜まで営業しているところも、ざらにあります。24時間スーパーがあるだけでは、住宅選びの決め手にはなりません。
コンビニはもはや、なくてはならないものになりました。しかし、那覇でもコンビニのあるところは偏っていて、住宅地だと20分くらい歩かないといけないところもあります。
また、那覇の都市銀行は県庁前にみずほ銀行があるだけです。お給料をどうやって受け取るかも確認が必要ですね。本土で利用していた銀行からは、コンビニATMで引き出せます。そのためにも、コンビニは要チェックです。
ただ、真下や真向いなどコンビニが近すぎると、深夜に若者がたむろったり商品搬入のトラックなどで、うるさいこともありますので注意しましょう。
お子さんがいる場合は保育園に苦戦
沖縄は待機児童が多いので、保育園に入園できないこともあります。
待機児童問題を解消するために、那覇市の公立幼稚園を保育園と幼稚園の両方の機能を持った「認定こども園」に移行しようとしています。2016年からスタートしたばかりなので、数も少ないです。これもチェックが必要ですね。
小学校・中学校の学区を確認します
出生率が高い沖縄県ですが、昔に比べたら子供の数は減っています。そのため、学校によって生徒の数、クラスの数にばらつきが大きいです。
マンモス校は1つの学年で5クラスあるのに、こっちの学校は1つの学年で2クラスしかないって状態です。
一度入学すると、引っ越し以外の理由での転校は難しいので、教育委員会のHPで学区を確認しておきます。(不動産屋さんの情報はまちがっていることもあります。)
ハザードマップを確認します
沖縄は台風がすごいので、海抜の低い地域は浸水することも度々あります。また、川が近いと台風の時に増水して氾濫する危険があります。那覇市が作成しているハザードマップで確認しておきます。
ちなみに国際通りの店舗が台風の影響で浸水しているニュースを度々目にします。
アパート・マンション選びのポイント
沖縄は高層の賃貸マンションは少ないです。ここ最近は目にする機会も増えてきましたが、まだまだこれからといった感じです。高層マンションはおもに分譲です。
沖縄は3、4階建ての賃貸住宅が多いと感じます。エレベーターのない住宅が多いですね。エレベーター付きはメンテナンスも必要なせいか、家賃が高くなります。
真ん中の階がお勧め
1階だと人の往来や視線も気になりますし、湿気もすごいです。また、虫も入りやすくなります。
最上階は太陽光で暑くなりやすく、エアコン代がかさみます。そのため、4階建てなら2階か3階など、真ん中の階がお勧めです。
1階に飲食店がないとこを選ぶ!
1階が店舗でその上の階を賃貸住宅としている物件をよく見かけます。1階が飲食店だとにおいが気になりますし深夜は酔っ払いでうるさい事も・・・。ゴキブリも多くなりやすいので、注意しましょう。沖縄のゴキブリは、大きいのもいますよ~。
エアコンは必須です
4月から10月まで半袖で過ごせる沖縄県ですから、夏の暑さはハンパないので、エアコンは必須です。各部屋に1台ずつあるのが理想ですね。
バスタブのない部屋も多い
沖縄の人はシャワーで済ませて、バスタブに浸かる人が少ないので、バスタブのない部屋も多いです。
必要な人はホームセンターで買ってきて、取り付けるそうです。その場合はドアの幅の寸法をきちんと測りましょう。バスタブを買っても、ドアにぶつかって入らないとヒサンですから・・・。
バスタブはあっても追い炊き機能は、まず付いていません。
駐車場付きが多いです
車社会の沖縄県なので、駐車場付きの物件が多いです。トラブルも多いので駐車場の位置をきちんと確認しておきましょう。
また、自転車に乗る人が少ないので、駐輪場がないこともあります。自転車を置く位置を聞いておきましょう。
ネット回線の有無
ネット回線も必要ですね。すでに回線が引かれているのか、確認が必要です。引かれていない場合、自分で工事を依頼していいか許可を取る必要があります。
北向きは問題無し、西向きは危険!
本土だと北向きの部屋は、日当たりが悪いので敬遠されがちですね。沖縄では北向きでも問題なく、洗濯物も十分乾きます。
しかし、西日は強烈ですので、西向きは避けたほうがいいでしょう。
湿気はどちらを向いていても、すごいことに変わりはありません。
雑誌やサイトの不動産情報で「日当たり良好」って書いてあるのを見ますが、良すぎるんじゃないかと、私は心配してしまいます。
ゴミ出し
那覇は町内にゴミ集積所を設けず、1軒1軒家の前にゴミを出す仕組みです。集合住宅の場合はゴミ置き場があるのか、いつ出してよいのか確認します。ゴミ捨てはどこでもトラブルが多いのが現実です。
保証会社を利用します
かつては沖縄県内に保証人がいないと、部屋が借りられないこともあったようですが、最近は県外の保証人でも良い物件が増えたようです。保証人がいても、保証会社を利用することが多いです。
「住めば都」とは言いますが、それは快適な住まいがあってこそです。希望を100%満たす物件はありませんので、希望に優先順位をつけてお部屋探しをしましょう。