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pinkdot okinawaのイベントを通してレインボーなは宣言を考える

先日、pinkdot okinawaのイベントが国際通りのてんぶす那覇の前で開催されました。どんなイベントだったのか、またイベントを通して考えたことをお話します。

pinkdot okinawa(ピンクドット沖縄)とは?

pinkdot okinawa

pinkdot okinawa(ピンクドット沖縄)とは、「LGBTなどの性的マイノリティがより生きやすい社会を」と願う人達がその思いを表すためにピンク色のものを身につけて集まるイベントです。今回で5回目のこの日はてんぶす那覇の前がピンク色に染まっていました。

LGBTとは?

LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字です。同性愛や両方の性に魅かれる人、心と体の性が一致しない性同一性障害など、性的マイノリティのことです。

那覇市はレインボーなは宣言をしていた

平成27年に城間幹子那覇市長が「レインボーなは宣言」をしていました。

レインボーはたくさんの色を含む美しさから、多様性の象徴とされています。

イベントを通じて考えました

LGBT

那覇の市政が取り組むべき課題としてLGBTの問題は優先順位としてどうなのかは、さておくとして、LGBTの人々に対する偏見や差別があることは事実です。

性のことだけでなく、世の中がもっと多様性に対して柔軟であるべきだと私は考えます。私が沖縄に引っ越してきてよく聞かれることに「どこの出身ですか?」という質問があります。今でも「ウチナンチュー(沖縄の人)」「ナイチャー(内地の人)」という言葉はよく使われています。悪意がなくても、その言葉を聞くたびに、私はちょっとアウェーな感じを受けてしまいます。

そう考えるとたくさんの区別が多い気がします。「地元の人なのか」「観光客か」、「日本人なのか」「外国人なのか」、「働く女性か」「家にいる女性か」、「結婚しているか」「結婚していないか」、「ハンディキャップがあるか」「ないか」などなど。

他者と自分との共通点を見つけて親しくなるのは良いことですが、他者との違いを指さすことに何の意味があるのでしょうか?

まずは大人たちが多様性に対して柔軟であれば、子供たちも他者に対して寛大になれるのではないでしょうか。そうなれば、いじめもなくなるのではないかと私は考えます。

いじめのきっかけは、たいていにおいて些細な違いですから。「話し方がちがう(方言とか)」「勉強・運動が苦手」「体が大きい・小さい」などなど。いつの間にか、何がきっかけであったかがわからなくなり、いじめがいじめを呼んでいると思います。

例えば、牧志公設市場の建て直し計画で、「観光客向けかそうでないか」が議題になりましたが、議題になる事自体がおかしいと思います。お客様を区別するんでしょうか?では、地元の人と観光客をどうやって区別するのでしょうか?なぜ誰もが気持ちよく利用できる市場を目指さないのでしょうか?多言語の看板をつける、商品の説明を書いたポップをつける、バリアフリーの構造にした上で、適正価格で販売すれば、誰もが利用しやすくなるのではないでしょうか。

沖縄に期待すること

沖縄は昔から中国や台湾の文化も日本の他の県の文化も両方を受け入れてきたチャンプルー文化があるところです。そして沖縄でいいなと思えるお店に共通して言えることは”自然体”であることです。とてもおいしい料理やコーヒーを気負わずにさらっと提供してくれます。肩に力の入り過ぎない姿がとても心地よいと思います。

そんな沖縄のおおらかさで、もっと人々の多様性を受け入れることができると思います。そうなったら、沖縄の魅力がさらに増すと思いませんか?

ABOUT THE AUTHOR

島人
東京出身で那覇に引っ越してきました。小学生の娘を育てている主婦です。食べるの大好き!特に甘いものが好きです。沖縄の美味しい食べ物を沢山紹介したいと思います。
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