シフォンケーキを始めて食べたのは、いつだったでしょうか。シンプルな味に感激したのを覚えています。今日はネットで見つけた「コトリ焼菓子店」へ行ってきましたので、ご紹介します。
コトリ焼菓子店はこんなお店
与儀交差点近くの住宅地の中にある「コトリ焼菓子店」は以前は宜野湾にあったのですが、2017年3月に那覇に移転されました。宜野湾の時からのお客様が新しいお店を探して来られることもあるとか。追いかけたくなる程の魅力があるのですね。
ガラス戸を開けると目の前にカウンター、その奥に調理場があります。シフォンケーキを作りながら、お客様の来店を待つスタイルです。ソファはありましたが、これはインテリアだと思います。基本、シフォンケーキを中心にクッキーやプリンもある持ち帰りのみのお店です。
店内のインテリアもとてもシンプルです。シフォンケーキはシンプルさが売りですからね。お店の雰囲気とぴったりな印象です。
シフォンケーキいろいろ
私が店内に入ると調理場には、女性スタッフが2人いらっしゃいました。コトリ焼菓子店は女店主さんが始められたお店です。お2人とも似た雰囲気の方だったので、対応してくださった方が店主さんかどうかわかりませんでした。
私が迷っていると、声をかけることはないのですが、にこやかな表情で目線を追っていて、私が見ているところを見やすくしてくださって、すごいなぁ、これが”おもてなし”っていうだなと思いました。
シフォンケーキはプレーン、珈琲シフォン、チョコレート、いちじく、木いちご、完熟バナナ、りんご、季節限定のゆずなどがありました。どれも160円~240円くらい。ひとつひとつ丁寧に個包装してあるので、自分で好きなものをチョイスしてお盆にのせて会計をお願いするスタイルです。私が選んだのは、りんごと珈琲シフォンです。
驚きの食感!
シフォンケーキを持って見ると、その軽さに驚きます。何気なく触るとつぶしてしまうほど柔らかいです。食べてみてさらに驚きました。とてもキメが細かいんです。シフォンケーキにありがちな、ぼそぼそしたところがありません。やわらかく甘さが程よいです。私は甘いものが好きなので、東京にいた時からたくさんおいしいケーキを食べています。でも、こんなシフォンケーキは食べたことがないです。目からウロコ。
りんごシフォンは角切りにして甘く煮たりんごが生地に混ぜてあって、アクセントがあって楽しいです。甘すぎないりんごがいいです。
珈琲シフォンはほろ苦いコーヒーの風味が感じられます。コーヒーと一緒に頂きましたが、ワインでもおいしいかもしれません。大人のシフォンケーキって感じです。手のひらに乗る小さなシフォンケーキですが、満足度は片手に余ります。しあわせ感ははかりしれません。次はプレゼントしたいです。誰に何をあげようか考えるだけで楽しくなります。
おいしさの秘密は材料にあった
店主さんは素材にこだわっているそうで、ブログを見るとこちらの材料を使っているとありました。
- 北海道産小麦粉
- 県産平飼い卵
- 北海道産てんさい糖
- 熊本県産なたね油
この材料を見て納得しました。吟味した素材だからこそだせる味なんですね。柔らかくて、べたっとしていない甘さは上白糖ではなく、てんさい糖を使っているからなんですね。
吟味された材料を使って、シンプルなシフォンケーキを作るのは、シンプルだからこそ、素材の持つ味がストレートに伝わります。素朴ですが、それだけでなく、直球勝負のような潔さを感じました。
シフォンケーキは季節によって限定商品が変わるので、季節によって違う味が楽しめるのもうれしいですね。私が伺った時にはありませんでしたが、シフォンケーキのバリエーションは、抹茶金時、かぼちゃ、安納いも、たんかんなどがあるそうで、どれもおいしそうです。
おやつにもプレゼントにもぴったり
ふわふわな食感を損なわないために、手でちぎって食べるのがオススメです。個包装してありますし、翌日まで日持ちがするので、オフィスなどへの差し入れにも良いし、ちょっとしたプレゼントや手土産にも良いです。大人にも子供にも好かれる味だと思います。フォークも使わないので食べる場所を選びません。沖縄の方は清明(シーミー)の時やお盆の時にも重宝しているそうです。もちろん、本土へのお土産にも良いと思います。
コトリ焼菓子店の基本情報
与儀交差点近く、開南薬局の向かいです。見逃さないでくださいね。
- 住所:那覇市樋川1-28-16
- 営業時間:11:30~17;00
- 定休日:日、月、火
店主さんは娘さんを育てるママでもあります。時には娘さんの園の行事で臨時休業することも(笑)娘さんの手が離れたら、お店でやりたいこともあるそうなので、いずれは品ぞろえが変わるかもしれませんね。