おいしいものを探し求めて様々なお店へ訪れている島人です。今日は那覇市久米にある「楽園スイーツポールシュガー」へ行ってきました。

楽園スイーツポールシュガーの店名の由来

ポールシュガーは八重瀬町に農園を持っていて、その農園には以前、製糖工場がありました。製糖工場のシンボルであった巨大煙突は今でも残っていて、「お砂糖の煙突」の意味で「ポールシュガー」と名付けられたそうです。

農園では亜熱帯地域での栽培が難しい、ブルーベリーの栽培に成功し、久米のお店でスイーツにして販売しているのだそうです。

楽園スイーツポールシュガーの店内の様子

赤いひさしが印象的な外観、ガラス張りのお店は明るくて、わくわくしますね。ガラスのドアを開けて入ると正面と右側の棚に、たくさんのパンが並んでいます。お店の外の「１００円パン」の垂れ幕の通り、１００円のパンがたくさんありました。

定番のクリームパンなどもありますが、粟国島（あぐにじま）に住む又吉おじぃから届いた塩を使ったデニッシュパン「又吉おじぃ」やトウモロコシにしか見えない「とうもろこし先生」など、面白いネーミングのパンもたくさんありました。甘いパンだけでなく、塩味などのパンもあるところが良いです。

私が伺ったのは平日の午後２時過ぎだったのですが、この時間にこの品ぞろえは嬉しいですね。

正面の棚の奥にはケーキの入ったショーケースとレジがあります。

ここはパン屋さんなのか、ケーキ屋さんなのかと型にはめる必要はないでしょう。「楽園スイーツ」のお店で良いと思います。

スイーツを食べてみた

私が品選びに迷っている間に、入れ代わり立ち代わりにお客さんが来られました。人気のお店であることがわかります。店内にイートインのスペースはありませんので、お客さんはテイクアウトしています。私は店頭のテーブル席でいただくことにしました。

私が今回購入したのは、人気No.1の「くるくるカスタード」（１３０円）、「ブルーベリーパイ」（６０円）、ミニシナモンロール（１００円）です。

「くるくるカスタード」はショーケースに入っているので、ひんやりしています。

ハードなパイ生地にカスタードがたっぷり詰まっています。思っていたより、パイ生地がハードだったので少し驚きました。持ち歩いても崩れる心配がなさそうなので、手土産などにも良いと思います。口いっぱいに広がるバニラビーンズの香りが良いです。

「ブルーベリーパイ」は小さなパイなので、見た目が餃子みたいに見えます（笑）１個６０円とは驚きのプライスです。ブルーベリーはさすがの自家農園、酸味と甘みのバランスが素晴らしいです。

しかし、パイ生地がブルーベリーのおいしさを受け止め損ねている気がします。厚めでぼそぼそした生地だったので、もうひと工夫欲しいと思いました。

また、せっかくブルーベリーを栽培しているのですから、もっとブルーベリーを前面に出したスイーツがあっても良いと思います。生のブルーベリーは旬があるとは思いますが、ジャムならば、いつでも味わえると思います。タルトとか…。伺った時にたまたま無かっただけなのかもしれません。

お店のイチオシはシナモンロールですが、長いのでひとりでは食べきれません。そこで、ミニサイズを購入しました。

デニッシュ生地でシナモンが練りこまれています。他のお店で食べたシナモンロールはべったり甘いという印象でしたが、ポールシュガーのシナモンロールは甘すぎません。甘すぎず、軽やかな仕上がりになっていて、朝食にも良さそうです。これで１００円と言うのは得した気分です。シナモンロールがお店イチオシというのも納得です。

次回は今回見当たらなかった、ジーマミー豆腐を使ったロールケーキを食べてみたいと思いました。

ポールシュガーの基本情報

５８号線、泉崎交差点を海側に曲がって、那覇市西消防署の向かいにあります。お店専用の駐車場はありませんが、となりにコインパーキングがあります。

• 住所：〒900-0033 沖縄県那覇市久米１丁目１４−１
• TEL:098-917-2730
• 営業時間：１１：００～１９：００
• 定休日：日曜日（不定休）