ダイビングはレジャーでもありますので、Cカード(認定証のこと)がなくても、「体験ダイビング」で楽しむことが出来ます。講習を受けて、Cカードを取得するとダイビングに必要な知識を得ることが出来ますので、より安全に安心して海を楽しむことが出来ます。Cカードを取得したものの、まだそんなに海に潜っていない初心者の方にオススメの沖縄のダイビングスポットを紹介します。
初心者にオススメのダイビングポイントとは?
スキーを楽しむ時にはゲレンデマップを見て、初心者~上級者のコース分けを参考にしますが、ダイビングも同様です。自分のスキルにあったポイントを選ばないとトラブルのもとです。次のことに注意してダイビングポイントを選びましょう。
- 1.エントリーしやすい
- ビーチから器材を背負って海に入るビーチエントリーは、海に慣れやすいので初心者にオススメです。ボートでポイントまで行ってから器材を背負ってエントリーするボートエントリーは、ボートでの移動時間が短い方が船酔いの心配もありませんし、緊張もしないですみます。
- 2.深くない
- 体験ダイビングで潜れるのは12mまで、初心者は18mまでです。深い海だと深度を保つことが難しいので、深くないポイントで経験を積みましょう。
- 3.潮の流れがあまりない
- 一番の問題は潮の流れです。潮に流されてしまうと、メンバーとはぐれてしまう「迷子」になりやすく、事故のもとだからです。
- 4.透明度が高い
- 沖縄はどこのポイントでも1年を通じて透明度が高いので安心できますね。
- 4.水温が高い
- 沖縄はどこのポイントでも1年を通じて水温が高く、1年を通してダイビングできます。
崎本部ゴリラチョップ
ゴリラがチョップしているように見える大きな岩があるので、この名がついています。ビーチエントリーで、波も穏やかなので、講習にも使われるポイントです。サンゴがきれいで、ニモ(カクレクマノミ)も見られますよ。
ボートで水納島(みんなじま)や瀬底島(せそこじま)に行くこともできます。
青の洞窟(恩納)
青の洞窟はとても有名で、体験ダイビングでも潜ることが出来るので、混雑することもあります。
風が強い時などは青の洞窟に潜れないこともありますが、恩納にはたくさんのダイビングポイントがあるので、風向きと逆のポイントに変更するなど、臨機応変に対応することが出来るのも、沖縄の良いところですね。
砂辺(北谷)
砂辺(すなべ)は穏やかな海なので、体験ダイビングや講習にもよく利用されます。「お花畑」と呼ばれるポイントはソフトコーラルが美しく、サンゴに集まる魚たちも見られます。
大度海岸(糸満)
大度海岸(おおどかいがん)は遠浅のポイントなので、初心者にも潜りやすいポイントと言えます。ウミガメに出会えることもありますよ。
儀名(阿嘉島)
初心者には沖縄本島の方が離島より穏やかな海が多いので、まずは沖縄本島をオススメします。本島ならアクセスもしやすいですし、アフターダイビングも楽しめます。でも、ケラマ諸島は本島から日帰りすることもできます。
特に阿嘉島は初心者にも潜りやすいポイントがいくつもあります。儀名(ぎな)はウミガメに出会える確率が高いです!他には、安室漁礁(あむろぎょしょう)は、沈められたコンクリートブロックの周りを巨大なツバメウオやツノダシに会えます。深くないし、潮の流れもないので、潜りやすいですよ。
ジンベエザメツアー(残波沖)
網の中に入って4~8mのジンベエザメを見ることが出来るツアーです。初心者もOKとなっていますが、興奮し過ぎちゃうこともあるようなので、少し慣れてからの方が良いかもしれません。
マンタスクランブル(石垣島)
石垣島で有名なマンタスクランブル。高確率で人気のマンタに会えるポイントです。レベルに関係なくダイバー憧れのポイントです。
ダイビングショップの選び方
- 1.少人数のグループであること
- 1人のインストラクターが多くのダイバーと一緒に潜ると目が行き届かなくなり、トラブルに気づきにくくなりがちです。また、ボートがグループで貸し切りになるか確認します。乗り合いになるとレベルに関係なく、ボートの都合でポイントを決められてしまうことがあるからです。
- 2.料金の詳細が明確であること
- 安さにひかれて申し込んだら、あとからレンタル代が別なこともあります。ひどいとボート代が別なんてところもあります。HPに料金の詳細が書かれていることが重要です。
- 3.集合場所がわかりやすい
- ホテルなどに車での送迎サービスがあるか確認します。現地集合の場合は場所がわかりやすいか、駐車場があるかもチェックします。
- 4.相性の良いところ
- ほとんどのダイビングショップはHPがあります。スタッフが写真付きで紹介されているところが良いでしょう。良さそうなショップを見つけたら、メールなどで質問などをしてみましょう。自分のCカードのランク、経験本数を「正確に」告げた上で、「クマノミが見たい」「カメが見たい」などのリクエストに答えてくれるか聞いてみましょう。良いショップであれば、きちんと答えてくれますよ。
沖縄の海は講習向けでも、見どころのない海はないと言って良いでしょう。同じポイントでも季節によって海況によって見られる魚たちが変わりますので、リピーターが多いです。安全第一に沖縄の海を楽しんでくださいね。