2015年から工事をしていた那覇バスターミナルが完成し、10月1日から運行がスタートしました。ピカピカのバスターミナルに早速行ってきました。ご紹介しましょう。
那覇バスターミナルは11階建てビルへ!
新しいバスターミナルは11階建てのビルになりました。1階が乗降場、営業所、地下にバス駐車場、2~3階が商業施設の那覇OPA(オーパ)3~6階に県立図書館、7~11階にオフィスが入ります。
10月1日にオープンしたのはバスターミナルの部分で、商業施設は10月13日オープン予定、図書館は12月開館が予定されています。
モノレール旭橋駅とデッキでつながっているので、県内各地への移動もスムーズになりますし、人の流れが変わることで地域の活性化につながることが期待されます。
那覇バスターミナルに到着しました!
新しい那覇バスターミナルはこちらです。
一部工事が間に合っていないところもありましたが、度重なる台風の接近で工事の進行に影響があったからではないでしょうか。
バスの運行には支障がない程度だったので、気に留めないでおきましょう。
三角形に作られたバスターミナルは、”のりば”と”おりば”がはっきりとわかれています。人の流れを考慮した作りなので、混雑が避けられそうです。
バリアーフリーにも配慮した作りでフラットな床なので、とても歩きやすいです。トイレは3カ所、自動販売機やコインロッカーもあります。スーツケースも入りそうな大きなロッカーは600円です。
沖縄のバスは路線が複雑なのに案内表示がわかりにくかったのですが、英語、中国語、韓国語で表示されるデジタルの案内板が各乗り場に設置されました。これはわかりやすいですね!
オシャレなカフェ兼観光案内所
こちらも10月1日にオープンしました。
ブルーの外観が大人っぽくてカフェのようですが、なんとカフェを兼ねた観光案内所なんです。中に入ると真ん中にカウンター、窓際にはテーブルもあります。
ドリンクメニューの他にフレンチトーストなどの軽食もありました。
外貨の両替機や外国語のパンフレットも少しあったので、もう少しわかりやすく表示するといいと思います。たくさんの人が、くつろぎながら観光プランが立てられる場所になるといいですね。
ファミリーマートに秘密あり!
バスターミナルの1階には、ひと足先にオープンしたファミリーマートがあります。他のファミリーマート同様に、おにぎりやジュース、沖縄らしいお菓子や銀行ATMもありますが、ただのコンビニではありません。
イートインスペースがインフォメーションコーナーにつながっています。
↓こちらの売り場のとなりに
↓こちらのイートインスペースがインフォメーションコーナーにつながっています。
インフォメーションコーナーには、大きな案内板があって、路線図や乗り場の案内表示があります。
バスを待つ人も休憩したい人も情報が欲しい人も使えて便利ですね。
インフォメーションコーナーに誰もいない!?
せっかく便利そうなインフォメーションコーナーなのに、肝心の案内所はまさかの準備中。
バスターミナル運行開始初日なので、戸惑う人がたくさんいたのに案内する人が誰もいませんでした。沖縄のバス路線はたくさんあって複雑なのに、どのバスに乗ったらいいか案内する人が誰もいないのです。
私が写真を撮りながら、うろうろしていると案内板を見ながら困っている外国人観光客を見かけたので、思わず声を掛けました。
本部(もとぶ)のホテルに行きたいけれど、どのバスに乗ったらいいかわからないとのことでした。そばにいた男性とバスの路線番号を調べて、ようやく乗り場がわかりました。その観光客は日本語もわかるようでしたが、バスの路線図は難しすぎます。
また、工事中の時は仮設の発券所がありましたが、「バスターミナル内に移動しました」の貼り紙があるだけで、どこが発券所なのか見つけられませんでした。案内板を見てもわかりませんでした。
地元の人でも観光客でも、不安なく利用できるように、もう一工夫必要だと思いました。ハード面でもソフト面でも”おもてなし”をすることで、魅力ある街づくりができると思います。
2018年10月1日に運行がスタートした新・那覇バスターミナル。観光シーズンに突入したので、那覇バスターミナルがどうなっているか再度訪問しました
私が一番気がかりだった、オープン当時、インフォメーションコーナーに誰もいなかった点は改善されました。ホッ。
座っていたお姉さんに伺うと、10:00~17:00まではインフォメーションコーナーにスタッフがいるとのことでした。
業務は、乗換案内、乗り場案内で、チケットなどの販売は行っていません。スタッフは英語も話せるので、海外からの旅行者にも案内出来ます。
スタッフの方がいない時間帯は、インフォメーションコーナーの隣りにあるモニターでもバス路線の検索が出来ますし、各バス会社のオフィスでも問い合わせることが出来ます。
バス路線が検索できるのは良いのですが、旅行者のすべての人が「○○バスに乗って、XXへ行こう」って計画しているワケではなく、「海へ行きたい」「おいしいものが食べたい」なんて、漠然とした目的しか持っていない人も多いと思いますので、観光案内プラス乗換案内まで出来るとさらによくなるかと思います。
チケットは各販売所で
那覇バスターミナルから出発するのは、ほとんど路線バスなので、バスの中で料金の支払いをします。
オキカ(モノレールとバスに乗れるカード)や空港リムジンバスを購入したい場合は、空港リムジンバスセンターで購入します。
1日乗車券などは、各バス会社のオフィスで購入します。
定期観光バスは定期観光バスの窓口で購入します。
オキカを持っていてチャージだけしたい時は、インフォメーションコーナーのチャージ機でできます。
オキカのチャージ機はチケット窓口から離れているので利用者は分かりづらいかもしれません。チケット窓口と同じ場所にあるほうが分かりやすいかと思います。バス・タクシーに危険物(ハサミやカッター等)の持ち込み禁止
2019年4月1日から、バス・タクシーに危険物を持ち込むことが禁止されました。火薬や石油などはそうそう持ち込むことはないでしょうが、ハサミやカッターを持っていることはありそうです。
きちんと梱包されていない、ハサミやカッターなどは持ち込みが出来ないのでご注意ください。