那覇市の端っこ、真地(まあじ)にある今井さんご夫婦のパンとケーキのお店、「いまいパン」は2017年の11月に5周年を迎えました。お店のまわりはお墓ばかりと決して立地は良いとは言えませんが、お2人のご努力によってお客様の絶えない人気のお店になりました。そんな「いまいパン」が2号店をOPENしました。
待ちかねた2号店【いまいパン古島店】のOPEN
2号店OPENの情報は2017年10月にいまいパンのHPに記載されていました。
場所は最初は秘密で、「那覇市内で、川のそば」とだけ発表され、後に古島(ふるじま)と発表になりました。OPENの日にちも当初は11月の半ばを予定していましたが、工事などの関係で12月半ばに延び、忙しいクリスマスや年末年始もあったため、年を越えてしまいましたが、満を持して1月7日に何の告知もなく、プレオープンとなりました!
いまいパンファンの皆様はオープンの日を待ちかねていたと思います。私もその一人ですので、早速伺ってきました。
いまいパン1号店については以下の記事をご覧ください。
いまいパン古島店はこんなお店
確かに川の手前です。2号店はお店の前に車が2,3台停められます。ショーウインドウのデコレーションがフランスのパン屋さんぽい感じでいいですね。
ドアを開けてはいると、正面がレジでその奥が厨房です。入口の右側にパンが並んでいます。きっとまだ種類は少なめでスタートしていると思われます。入口の左側にクッキーや琉球世界遺産SWEETSも並んでいます。
いまいパンのパンを食べてみた
いまいパンの店主の今井さんはご自分のことを「パン馬鹿」なんておっしゃいますが、いまいパンは種類が豊富です。食パン、甘い菓子パン、総菜パン、ハードタイプのパンなどなど。
私が今日購入したのは、クロワッサン(140円)、チョコレートスコーン(160円)、ストロベリータルト(230円)です。
クロワッサン
クロワッサンは、バターの風味が豊かです。クロワッサンでパン屋さんの実力がわかりますね。使っているバターが特徴的で、風味豊かなのに重くないんです。不思議な気持ちさえしますね。温めてそのまま食べてもおいしいですが、サンドイッチにしても良さそうで、食事にも合うクロワッサンだと思います。
チョコレートスコーン
チョコレートスコーンはズバリ私好みの味でした。ハードな焼き加減でチョコチップがたくさん入っています。ハードなのにぼそぼそ感はありません。ありそうでなかったスコーンで私はとてもうれしくなりました。
ストロベリータルト
次はストロベリータルトです。クロワッサン生地と同じ生地を使いまわすパン屋さんもあるでしょうが、こちらはクロワッサンとは違う生地だと思います。さくさくした食感が楽しめる生地です。イチゴの下にはチョコレートクリームが!いまいパンはチョコレートにもこだわっているので、大人も満足できる本格的なチョコレートクリームです。とてもなめらかで、イチゴとタルト生地とのハーモニーが素敵です。
正式オープンが楽しみです
まだプレオープンということなので、パンの種類も少なめだと思います。店主の今井さんは「真地店とは違うパンも並べたい」とおっしゃっているので、古島店にしかないパンも登場しそうです。レジの所には空のショーケースも置いたあったので、将来的にはケーキも並びそうですね。
レジの奥の厨房の隣りも空いているスペースがあったので、イートインコーナーが出来たらいいなぁと思いました。今井さんご夫婦のモットーは「チャンスは自ら動いて手に入れるもの 挑戦しなければ、次のステップには進めない」なのだそうで、古島店は真地店とは違ったカタチに発展するかもしれませんね。今後の展開が楽しみです。
2019年2月更新!パンの紹介
「いまいパン古島店」がプレオープンしてから、1年が経ちました。再訪しましたので、レポートをお届けします。
プレオープンの時と比べて、パンの数が格段に増えています。壁の3面に3段にびっしりとパンが並んでいて、どれにしようか迷うのはうれしい迷いですね。
いまいパンでは、いつも並んでいる定番のパンのほかに、季節の旬の素材を使ったパンや季節に合わせたパンも並びます。
例えば、お正月なら干支をかたどったパンや節分の鬼型パンなどです。古島店にしかないパンもあって、伺うたびにパンのラインナップが異なるので、毎回とてもワクワクします。
プレオープンの時は入り口正面のガラスケースは空でしたが、再訪時にはケーキもチョコレートも並んでいました。バレンタインデーの時はたくさんのチョコレートを使ったパンやスイーツが並んでいたそうです。
数々の賞を受賞しているお土産用のお菓子は「識名園るうまんぺい」「琉球国王のティータイムクッキー」に続き、「首里城かりーぺい」も発売になりました。
ドリンクの並んだガラスの冷蔵庫もありました。これなら車の中でも食べられますね。
私が伺ったのは日曜日の午後で、ランチにもおやつにもハンパな時間帯でしたが、私がパンを選んでいる数分の間にも、お客さんが入れ変わり立ち変わり入って来られていました。ピークタイムは過ぎているのに、切れ目のないお客様なので、ホントに人気のお店であることがわかります。
数多くのテレビ番組や雑誌に取り上げられているのも納得ですね。
今回は試食のパンを頂き悩んだ結果以下の4種類を購入したのでご紹介したいと思います。
桜あんぱん
ヒカンザクラが満開になっていることにちなんだ、桜あんぱん(140円 税別)です。サクラをかたどった形のパンの真ん中に塩漬けのサクラの花がトッピングされています。ピンク色のさくらあんは、なめらかで上品な甘さでした。なんとなく、和菓子をイメージするようなさくらあんで、日本茶にも合いそうです。
いちごデニッシュ
いちごデニッシュ(180円、税別)サクサクのデニッシュ生地でいちごクリームが包まれています。いちご風味じゃなくて、いちごをふんだんに使ったクリームなので、程よい酸味もフレッシュさも感じられます。ボリュームもあって、とても満足度が高いです。
あられメロンパン
あられメロンパン(140円、税別)は、ふわふわのパン生地をビスケット生地で包んだメロンパンに粒状の砂糖をあられのように、まぶしてあります。甘くておいしいメロンパンにつぶつぶの砂糖の食感のアクセントが楽しいです。大人も子供も大好きな味だと思います。
ミニクロワッサン
ミニサイズだからと言って、あなどってはいけません。丁寧に作られたクロワッサンは層を作ることで空気をたくさん含んでサクサクの食感となり、重すぎないバターがとても心地よいです。ミニサイズのクロワッサンはほんのり甘いので、おやつにぴったりです。これで1個29円(税別)って、コスパ最高です!
古島店はお店の前に2~3台分の駐車スペースがあるので、さくっと立ち寄って、手土産にしたり、ドライブのお供にするのもgoodです。200円以下と手頃な価格のパンが多いのもうれしいです。
店内にイートインスペースに出来そうなカウンターはあるのですが、作業台になっていました。私は毎回家まで帰るまで待ちきれずに、車の中で食べてしまいます。いまいパンのパンはどれもおいしくて、しあわせ感がいっぱいで、満ち足りた気分になりました。地元の方にも旅行者にも愛されているなと再認識しました。
いまいパン古島店へのアクセス
330号線の古島インターの交差点から、豊見城方面に曲がります。右側に沖縄銀行のある交差点を左に曲がると左側にあります。首里にも新都心にも近いので立ち寄りやすいと思います。
- 住所:〒902-0061 沖縄県那覇市古島1丁目28−5
- 営業時間:11:00~19:00
- 定休日:月曜日