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沖縄で開催中のティラノサウルス展に行ってみた!

今も昔も子供の憧れの「恐竜」。大昔のトカゲと思っていませんか?恐竜の研究は日々進んでいます。沖縄県立博物館・美術館で、最新の研究成果から、恐竜の進化の謎に迫った「ティラノサウルス展」が開催されたので、子供を連れて行ってきました。

恐竜の定義

ティラノサウルス展

恐竜の起源は、2億5千万年前と言われていますが、新しく化石が発見されて、もう1000万年くらいさかのぼりそうです。およそ6500万年前に恐竜は絶滅したと言われていますが、ケタが大きすぎて想像が出来ませんが、人類が誕生するずっと前のことです。

恐竜の定義は、「直立して歩行する爬虫類」です。例えば、トカゲなどは脚が体の横についていて、お腹をこするようにして、体をくねらせて動きますね。でも、恐竜は哺乳類のように体の真下に脚がついていて、お腹をこすらず、体をくねらせることなく歩きます。

以前は、恐竜はゴジラのように尻尾を引きずるようにして歩いていると考えられていましたが、近年の研究成果により、体を地面に平行にして、尻尾を引きずらずに歩いていたとわかってきました。映画「ジュラシックパーク」の恐竜は体を横にして歩いていますね。

進化する恐竜たち

ティラノサウルス

もともとは四本足で歩行していた恐竜は、二足歩行に進化して行きます。小さな恐竜もいますが、どんどん巨大化していきます。脚の爪は5本→4本→3本と変化して行きます。

シノサウロプテリクス

また、恐竜はトカゲのような皮膚をしていたと考えられていましたが、羽毛に覆われていたこともわかってきました。

恐竜

そして満を持して登場するのが、「ティラノサウルス」、通称T-rexです。12mもある骨格標本は迫力がありますが、怖さよりも、かっこいい!と思ってしまいます。

T-rex

ティラノサウルスの名前の由来はギリシャ語で、テュランノスが暴君の意味で、サウロスがトカゲの意味です。rex(レックス)はラテン語の王の意味で、ティラノサウルスは”恐竜の王”と言えるほどのすごい生き物であることを示しています。

ティラノサウルスは大型の肉食恐竜で、歯は牙のような形をしています。ステーキナイフのようにギザギザがついていて、折れたり抜けたりしてもどんどん新しい歯に生え変わっていたこともわかっています。

ティラノサウルスのごはんは、草食恐竜も食べますし、ティラノサウルス同士で共食いもするそうです。獲物を捕獲するために視覚、嗅覚も聴覚も発達していました。

下の写真は、ティラノサウルスの亜成体「ジェーン」です。

ティラノサウルスの亜成体「ジェーン」

頭骨の左側(写真の向かって右)にキズがあります。これは他の恐竜と戦った際に咬まれた傷跡と考えられています。6tもの大きさの恐竜の骨がへこむほどの傷って、どれだけすさまじい戦いだったのだろうかと想像できますね。

ティラノサウルスの大腿骨

↑ティラノサウルスの大腿骨。とても大きいです!

せいた先生のレクチャーもありました

7月15日は、アポロサイエンス科学実験教室のせいた先生の解説を聞けるイベントもありました。9:00からの受付ということなので、早めに会場に到着しましたが、すでに長蛇の列でした。先着20名の枠からはもれてしまったので、別室でのせいた先生のレクチャーは受けられませんでしたが、展示会場内の解説を聞くことが出来ました。

せいた先生は、以前、にじの森文庫と言う子供の居場所で「静電気びりびり実験教室」でお会いしたことがあります。せいた先生は昆虫にも詳しくて、昆虫を観察して絵を描いているうちに絵が上手くなったそうで、科学の解説を先生がつくった紙芝居で教えてくれます。せいた先生は身近なものから科学の面白さを子供に教えています。まさかこんなところで再会できるとは!

せいた先生

せいた先生の解説はクイズもあって、とても分かりやすかったです。子供だけでなく、大人も大満足です。第2弾の予定はありませんが、是非開催して欲しいです。

恐竜の子孫は現代にもいる?

恐竜は6500万年前に、隕石の衝突によって絶滅した説が有力です。小惑星が衝突し、それによって巻き上げられた粉塵によって太陽光が遮られ、植物が枯れたために草食恐竜が絶え、そして肉食恐竜が絶滅したというものです。

こちらは鉄隕石で、持って見るととても重いことがわかります。

鉄隕石

でも、今でも恐竜の子孫が生きていると考えられています。それは「鳥類」です。恐竜と鳥類は骨格がほぼ同じなど、共通点が多いからなんです。確かに言われてみれば、ニワトリの足ってうろこっぽいですよね。ダチョウの足も恐竜っぽいです。トサカのあった恐竜もいました。

グアンロン

せいた先生曰く「フライドチキン食べる時は、これのご先祖は恐竜だったのかーって思ってね。」だそうです。

私が子供の頃に聞いた話とはずいぶん変わっていて、本当に研究が進んだことがよくわかります。でもまだまだ研究は続いていますので、これらの説も覆るかもしれません。わくわくしますね!

ティラノサウルス展の基本情報
  • 会場:沖縄県立博物館・美術館3F
  • 住所:那覇市おもろまち3-1-1(ゆいレール「おもろまち駅」から徒歩で約10分)
  • 会期:2018年7月13日~9月9日※毎週月曜日は休館
  • 時間:9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
  • 入場料金:一般1,200円、高大学生1,000円、小中学生800円、3歳~小学生未満300円

※会場内はカメラでの撮影が可能です!恐竜の標本には触れる事は出来ませんが、触れてもよい化石などもあって、お子さんの夏休みの自由研究にもぴったりです。

ABOUT THE AUTHOR

島人
東京出身で那覇に引っ越してきました。小学生の娘を育てている主婦です。食べるの大好き!特に甘いものが好きです。沖縄の美味しい食べ物を沢山紹介したいと思います。
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