こんにちは。食べ歩きが大好きな「島人」です。今日は街歩きをしていて見つけた、「kitchen FUKIYA」をご紹介します。
Kitchen FUKIYAはこんなお店
奥様のフキさんとミュージシャンの旦那様はお二人とも那覇ご出身。奥様のお名前から「Kitchen FUKIYA」と名付けられました。
那覇のカフェに必ずと言っていいほどあるのが、コーヒーと本と音楽です。旦那様はミュージシャンですから、お店の中にギターがあったり、流れるジャズセレクトされていて、心地よさを演出しています。
お料理やコーヒーを淹れるのは実はとてもクリエイティブな作業ですから、作り手は本と音楽によってイマジネーションをかき立てられますし、お客様はコーヒーを飲みながら本や音楽を楽しめると、心から寛げますし、癒されますね。
Kitchen FUKIYAは時々音楽ライブの会場になったり、刺しゅうなどのワークショップなどを開催されているそうです。奥行きのあるお店なんですね。
Kitchen FUKIYAの店内の様子
木目調で落ち着いた雰囲気のこぢんまりした店内で、テーブルは3つとカウンターがあります。
新しくなった「のうれんプラザ」のすぐそば、周りは食堂やパチンコ屋さんなど生活感があふれているのですが、お店の中はそんな喧騒を感じさせません。エアポケットのような空間が広がっています。きっとフキさんのポリシーがぶれていないんでしょう。地に足のついた、でも肩に力の入っていない空気感が心地よいです。
メニューKitchen FUKIYAは日替わりで具材が変わる特性カレーが人気のお店です。
私は以前見かけた「ヤンバルクイナクッキー」が食べたかったので、コーヒーとともに味わおうと伺いました。この日はクッキーは品切れでしたが、コーヒー(400円)と自家製いちごジャムのパウンドケーキ(200円)をお願いしました。
コーヒーとパウンドケーキの実食です
コーヒーは注文を受けてから豆を挽いてくださいます。丁寧にハンドドリップしてくださるので、コーヒーの香りに包まれながら待つことにしましょう。お湯を注ぐ音がしなくなってから、しばらくしてコーヒーとパウンドケーキが運ばれてきました。
コーヒーカップは沖縄らしく、ヤギの絵が描かれています。(フキさんのお名前でもあります。)カップにたっぷり入ったコーヒーは、飛び出した酸味や苦みのない、すっきりした優しい味でした。ハンドドリップでコーヒーの味が変わるのは周知の事実なので、フキさんの人柄も現れているのだと感じました。
自家製パウンドケーキは食べてびっくりです。温かいんです!コーヒーを淹れ終えた後の間は、パウンドケーキを温めていたんですね。
バターを使っていないというパウンドケーキは素朴な甘さでした。パウンドケーキの生地にいちごの果肉を練りこむのではなく、いちごジャムを使って生地に練りこんでいるところが変わっていて面白いです。べたっとしていない甘さはお砂糖にも秘密がありそうです。白砂糖じゃなくて黒糖かな?このおいしさには、きっとほかにもいろいろと秘密がありそうです。そんなクリエイティブなフキさんの作るカレーを食べてみたいと思いました。
いろいろつながる沖縄
フキさんは気さくでとても魅力的な女性です。お客様とのゆんたくも楽しんでいらっしゃいます。私もついつい、ゆんたくして長居をしてしまいました。
Kitchen FUKIYAさんは、「つなぐフェス」に出店されていたとか、「たそかれ珈琲」のマスターとは高校が同じとか、「パティスリー・ランヴォール」のパティシエさんは、知り合いの知り合いだとか…。話はつきません。ゆんたくしながらも、仕込みの手を止めないあたりが凄いなと感じました。
Kitchen FUKIYAのアクセス※Kitchen FUKIYAは2018年10月をもって閉店となりました。
国際通りから市場本通りを抜けて開南に出るとすぐのところにあります。「のうれんプラザ」のすぐ近くです。
- 住所:那覇市樋川2-1-7
- TEL:090-6903-8637
- 営業時間:11:00~17:00
- 定休日:日曜日、月曜日
私の取って置きにしたいくらいのお店です。是非どうぞ。