金城町石畳の下ったところに「首里殿内」という琉球料理のお店があります。夜は居酒屋なのですが、昼間はランチタイムがありまして、今回はランチタイムに行ってきたので紹介したいと思います。
首里殿内の周辺は歴史ある金城町石畳道
首里城から続いているといわれる金城町石畳道は、琉球石灰岩が敷き詰められた古道で、沖縄県指定文化財だそうです。
上っていくと、ドラマ「ちゅらさん」の主人公の自宅外観として使われた家があるそうですよ。
そんな石畳道の下ったところに首里殿内はあります。首里殿内は、(すいどぅんち)と読みます。殿内(どぅんち)とは、琉球の時代の格式の高い家の尊称だそうです。
首里殿内はおもろグループが経営していて、ほかに那覇市新都心におもろ殿内、北谷町に北谷殿内、広島県にもおもろ殿内があります。
国頭村の安田に自社牧場を持っていて、そこではアグー豚(琉球在来豚)が養われていて、そこで育ったアグー豚を使った豚肉料理を中心にいろんな沖縄創作料理があります。
因みに首里殿内のすぐ近くには、おもろグループが経営する精肉店がありまして、そこでは、牧場で育った豚肉を直接買えちゃいます。
首里殿内の敷地内には泡盛資料館と民俗資料館がある
首里殿内の門をくぐるとこんな感じです。
石垣の塀で囲まれて風情があります。
敷地が広く奥には、「泡盛資料館」と、「民俗資料館」がありまして、無料で見学できちゃいますよ。石畳を観光しながら、ゆっくり食事して資料館まで見学っていうのもアリですね。
泡盛資料館 民俗資料館さらに奥に行くとこんなものもありました。
これは、フールと呼ばれる昔の便所。昔は人間の糞を豚の餌にしていたそうで、トイレと直結していた豚小屋。昔は使っていたんでしょうか。
首里殿内の店内の様子
さて店内に入るとこんな感じ
上の画像は、レジの前。おもろグループは、ラー油や果実酢も販売しています。ラー油は購入したことがありますが、八角が入ってるのかなあ、普通の餃子でもほんと美味しくなります。おすすめ!
入るとすぐ店員さんが来て、予約なのか確認し、この時ほぼ満席状態だったのですが、5分ほど待って席まで案内してくれました。
店内は古民家風でして、ふすまを開けて大部屋にしたり、小さく個室にしたり調整できるようになっています。
はなれもあって中庭が見えて落ち着いたいい雰囲気です。
因みに昼間のランチタイムは全席禁煙席、夜は全席喫煙席だそうです。
首里殿内のランチタイムのメニュー
メニュー見てもほとんど豚肉がメインですね。沖縄料理は、豚肉がよく使われます。
沖縄料理をあまり知らない方のために少し説明すると、ソーキ汁定食とありますが、ソーキとはあばら骨の事で骨のついた肉汁の事です。
いなむるち定食は、甘い白みそのお味噌汁で、具が豚肉、こんにゃく、しいたけ、かまぼこ等が入っています。煮つけ定食は、だいたいてびち(豚足)が入ってる事が多いです。今回は沖縄そば定食(税込¥950)をたのみました。
そば定食だとほとんどのお店はジューシーがついてくるお店が多く、ここでもジューシーがついてきました。
ジューシーは、豚肉をつかった炊き込みご飯の事です。沖縄そばとジューシーともずく酢の相性がいいんだよね。ダブル炭水化物ですがここのそばダシは、あっさりめ。ジューシーがシイタケの風味があり美味しかった。
他に単品メニューでは、小鉢でジーマーミ豆腐(ジーマーミとはピーナッツの事)や、海ぶどう、豆腐よう、島ラッキョウ塩漬け、あとデザートで紅芋アイスクリームやぜんざいもあります。
ぜひ、沖縄の赤瓦の古民家で、ゆっくり沖縄のアグー豚の豚肉料理を堪能してきてください。一度は行ってみてほしいお店です。
首里殿内は、たまに団体の貸し切りもあるようなので、できれば予約をお勧めします。
首里殿内のアクセス
- 住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町2丁目81
- TEL:098-885-6161
- 営業時間:11:00~16:30(16:00 LO)/ 17:00~24:00(23:00 LO)
- 駐車場:あり