沖縄そばは、沖縄県民のソウルフードとも言えるほど、大衆的な食べ物です。それを懐石料理のように昇華させたお店があると聞いたので、早速伺ってみました。
尊尊我無(とうとがなし)はこんなお店
店名の尊尊我無(とうとがなし)とは、奄美の言葉で「ありがとう」の意味だそうです。
尊尊我無の沖縄そばは食材から調味料、さらにはお箸にいたるまで沖縄産にとことんこだわっており、メニューには日本料理の技を駆使して沖縄そばを懐石料理に昇華させた「沖縄そば懐石」もあります。
尊尊我無のお店の様子
お店の外観は赤い塗り壁が美しい、隠れ家のようなお店です。玄関の脇にはヒカンザクラが咲いていて春らしさが感じられます。
まん中はホールのようになっていて、正面がレジ、右奥が厨房で、ホールの左右にテーブル席があります。板張りの床の部屋もありますし、畳敷きにイスとテーブルの席もありました。
沖縄そば懐石の名にふさわしい、落ち着いた雰囲気のお店です。
BGMは沖縄民謡が流れていて、三線が飾ってあったりと本当になにもかもが沖縄県産品です。
おそばを待っている間にお手洗いをお借りしました。古民家のせいか、カギは物置用のような古めかしいものでしたが、楊枝や生理用品がさりげなく置いてあるところに、心配りが行き届いているなと思いました。
ソーキそば定食の実食です
尊尊我無のメニューは、ランチは沖縄そばが中心ですが、前日までに予約をすると沖縄そば懐石がいただけます。夜は完全予約制で、沖縄そば懐石のみとなります。
ランチメニュー私は「ソーキそば定食」(1,000円・税込み)をお願いしました。すると、年齢を重ねた女性店員さんが、「じーまみーを使っていますが、アレルギーはないですか?」と聞いてくださいましたので、「大丈夫です。」と答えました。待つこと3,4分ほどで、ソーキそば定食が運ばれてきました。
定食はソーキそば、じゅーしー、小鉢が付いています。
まずはソーキそばからいただきましょう。細めの麺は、つるつるした食感で、他の沖縄そば屋にはない味わいです。それもそのはず、八重山産の全粒粉など4種類の小麦粉をブレンドした自家製麺だからです。
スープは麺に油をまぶしていないので、すっきりした味ですが、旨みは濃いです。昆布やかつおぶし、豚肉を厳選して、試行錯誤を繰り返し、黄金比を見つけたのだろうなと思います。でも、押しつけがましくないところがいいですよね。いかにも「すごいでしょ!」ってドヤ顔されたら、引いてしまいますよね。
トッピングに生姜を使っているところも私の好みでした。紅ショウガより生姜の方が沖縄そばにマッチすると私は思います。
じゅーしーは野菜たっぷり、豚肉は脂身を取り除いてあるのでしょう、ベタつきがなくて、とても食べやすかったです。
小鉢は「島野菜と魚介のサラダ」で、ドレッシングにジーマミー(ピーナツ)が使われています。そのために店員さんがアレルギーの有無を確認してくださったのです。サラダには、いろんな葉物野菜や根菜、イカやまぐろ、昆布などが入っていて彩りも美しく、食感に変化があって楽しいです。
ドレッシングにジーマミーは初めてでした。ゴマドレッシングのような感じですが、ジーマミーの風味が感じられます。
懐石と言うと敷居が高いと感じる人もいるかもしれませんが、こちらは、かしこまらなくていいです。普段着で入れる、落ち着いた雰囲気の沖縄そばのお店なので、沖縄が初めての方もリピーターも、接待にもオススメのお店と言えます。
今回は沖縄そば定食を注文したのですが、沖縄そば懐石が食べたいという方は前日までに予約が必要となっていますので予約をしておきましょう。
尊尊我無(とうとがなし)へのアクセス
330号線の与儀交差点の近くです。徒歩なら、消防署の脇の道を入るとすぐ左側にあります。この細い道が一方通行のため、330号線からは入れないので、与儀交差点から回ってください。
- 住所:〒900-0022 沖縄県那覇市樋川2丁目16−15
- TEL:098-996-1159
- 営業時間:昼:11:00~14:00 / 夜:予約制 18:00~22:00 ※前日までにご予約ください
- 定休日:水曜日
- 駐車場:お店の裏手に8台分あります。