国際通りの飲食店は高いというイメージがありませんか?いえいえ、実は国際通りからちょっと行ったところに、リーズナブルでおいしいランチが食べられるお店がたくさんあります。今日はその中のひとつ、「VinoVino」へ行ってきましたので、ご紹介しましょう。
VinoVinoはこんなお店
VinoVinoはイタリアと沖縄の食文化を融合した新しい食文化の創造に挑戦しているお店です。ワインは200種類以上を取り揃えてあり、県内ではVinoVinoでしか味わう事の出来ないワイもあるのでワイン好きにもオススメしたいお店となっています。
VinoVinoは食材にこだわっていて、「のうれんプラザ」で「イタリア野菜の小さな八百屋」も経営していて、サンライズマーケットにも出店しています。
VinoVinoの店内の様子
建物左手の階段を昇って、ドアを開けて店内に入ります。ガラス張りの建物の2Fにある”VinoVino”。窓が大きいので明るくて開放感があります。
入って左手が厨房で、シンプルですが機能的な感じがします。
建物が四角形ではないのですが、その形をいかして4つのテーブル席が配置されていて、厨房の前と窓際にカウンター席もあります。ひとりでも、グループでも入りやすいですね。
恰幅が良くて人の良さそうな店長さんに案内されて、私はテーブル席に座りました。
VinoVinoのランチメニューを食べてみました
ランチメニューはこちらです。
私がお願いしたのはBランチ(1,200円・税別)で、パスタは”ハムときのこのスパゲティ”をお願いしました。
前菜とパン
まず、運ばれてきたのは前菜です。
奥からサラダ、こだわり卵のキッシュ、野菜のトマト煮、イタリア野菜の白インゲン豆とミミガーの和え物、島にんじんのマリネです。
すべて冷製の前菜で、野菜のフレッシュさと丁寧な仕事ぶり、技術の高さが感じられます。
サラダは、レタスとカラフルトマトです。実は私はトマトが苦手なんですが、こちらのトマトはおいしいと思いました。イヤな酸味もないし、青臭さもなかったので、おいしく食べられました。人生初です。
こだわり卵のキッシュにも野菜が入っています。たまごのふわふわ加減が絶妙でした。野菜のトマト煮もいろいろな野菜が丁寧に煮込まれています。
白インゲン豆と豚の耳であるミミガーを和えるって、発想が素晴らしいですね。ほくほくした豆とコリコリしたミミガーがアクセントになっていました。島にんじんは、素材の持つ自然の甘さが引き出されています。 どれもこれもおいしくて、一言でいうなら「ワインが飲みたくなる味」でした。
次に運ばれてきたのは、天然酵母のパンです。こちらは茨城県で作られているそうで、家そのものに菌がついている古民家で作られて空輸されてきます。パンの種類はランダムでこの日はローズマリーでした。ハードタイプのパンは、ほんのりと温かく、しっかりした味わいでした。
ハムときのこのスパゲティ
私はきのこが大好きなので、こちらを選びました。タイミングよく運ばれたきたスパゲティは湯気が見えるほど、あつあつでした。見た目は少なめに見えますが、お皿に深さがあるので思っている以上にボリュームがありました。
きのこはしめじ、エリンギなど数種類がたっぷりはいっていました。ハムときのこをクリームソースが上手くまとめています。クリームソースは旨みたっぷりですが、重くないのがgoodです。
選び抜かれたであろうチーズと黒コショウが良いアクセントになっています。こちらもワインが飲みたくなる味でした。
デザートとコーヒー
デザートはティラミスとトマトのシャーベットです。ティラミスはマスカルポーネチーズとスポンジ、ココアパウダーが層になっていて、本格的です。最近はプリンみたいなのも多いですからね。
特筆すべきは、トマトのシャーベットです。数種類のトマトを使ってシャーベットにしてあります。かけてあるソースが甘く、お互いの良さを引き出しています。どちらが欠けても成り立たない一皿です。
コーヒーは濃い目で、とてもおいしかったです。
店長さんがお料理の一つ一つを丁寧に紹介してくださいました。何気ない会話も心地良いです。店長さんはソムリエでもあるので、(胸元にソムリエバッチがありました)人を見る力があるのでしょうね。お客様の好みを見極めてワインをサービスするのがソムリエだからです。
そんなことを思っていると、店長さんはこちらのワインを試飲させてくださいました。
VinoVinoのワインは農薬や添加物を使っていないイタリアのワインを揃えています。私に勧めて下さったのは、イタリアの高地で栽培されるぶどうを使った赤ワインでした。軽くてフレッシュな感じのするワインでした。
驚いたのはこのワインのチョイスです。私はコーヒーは深煎りが好きですがワインは軽いタイプが好きで、普段は白しか飲まないのです。どこで気が付いたのでしょうね。流石です。
これで1,200円ってコスパもいいですね。今度は本格的にワインを飲みたいなぁと思いながらお店を後にしました。店長さんはずっと見送ってくださっていて、その心遣いに感動しました。
VinoVinoへのアクセス
県庁南口からハーバービュー通りを開南方面に向かって那覇高校の前、ハンバーガーのマーベリックの2Fです。
- 住所:沖縄県那覇市楚辺 1-1-1 Sover 201
- TEL: 098-851-3946
- 営業時間:11:30~0:00(L.O 22:00)
【ランチ】11:30~14:00 / 【カフェタイム】14:00~17:00 / 【ハッピーアワー】17:00~19:00 / 【ディナー】18:00~
- 定休日:日曜日
気に入った野菜やワインは買って帰ることも出来ます。私の後ろ側の壁には一面にイタリア産のワインが並んでいました。お客様は旅行者の方が多いそうですが、沖縄県民にも是非訪れて欲しいお店です。是非どうぞ。