こんにちは。島人です。”那覇のカフェめぐり”と言うタイトルですが、今回はカフェっぽくないお店「コーヒーシャープララミー」へお邪魔してきましたので、様子をご紹介いたします。
コーヒーシャープララミーはこんなお店
コーヒーシャープ?コーヒーショップの間違いではありません。本当にコーヒーシャープなんです。これはアメリカ統治時代の影響らしく”COFFEE SHOP”のネイティブなうちなーぐち発音なんです。
なんでも沖縄のオジーやオバーは”お冷”のことを”アイスワラー”って言うので、これと同じだと思われます。
ララミーのオープンはなんと1963年です!東京オリンピックより前からの営業です。
1963年にビヤホールララミーとしてオープンし、居酒屋ララミー、スナックララミーと業態を変えて最終的に喫茶ララミーになりました。道路拡張などで建て替えもあり、今の喫茶店になって10年弱くらいです。
義理のご両親が経営していたその喫茶店を受け継いだ女性店主さんが、おひとりで切り盛りしています。店主さんはお子さんを育てるママでもあるので、営業日は金曜日と土曜日のみ。それもお子さんの体調次第でオープンできないこともあるとか。お子さんの成長に合わせて変えていきたいと話してらっしゃいました。
コーヒーシャープララミーの店内の様子
レンガ造りの外観でガラス製のドアとお店の外にもレトロな雰囲気が漂っています。ドアを開けてはいると、タイムスリップしたような感覚になるほど、さらにレトロ感が満載です。
ダークブラウンで統一されたイスやテーブル、ジュークボックスもこちらのレジも現役です。
店内は映画のワンシーンのような雰囲気で、カフェと言うよりも、昔ながらの喫茶店と言った方が良さそうです。
テーブル席が4つと一番奥に厨房とカウンター席があります。「お好きなお席へどうぞ」と声をかけて下さったので、テーブル席に座りました。
ララミーのパンケーキセットの実食です
メニューコーヒーと紅茶はいつも同じですがケーキなどのメニューはその時によって変わります。
私は一番上のページにあった「パンケーキセット」(900円・税込み)の写真に目が釘付けになってしまったので、こちらをお願い致しました。
パンケーキは注文を受けてから、粉から混ぜるのでお時間がかかりますとのことでしたので、のんびりと待つことにしましょう。
常連客らしいおじさまがジュークボックスをセットしていたので、聞こえてくるビートルズなどの曲に身を任せましょう。選曲がお店の雰囲気にマッチしています。
待つこと6~7分でコーヒーとパンケーキが運ばれてきました。
コーヒーは深煎りの豆をネルドリップで丁寧に淹れてくださいます。コーヒーは深煎りで酸味のない、角の取れた丸みのある味わいで、大人な味です。
パンケーキは、昔懐かしいホットケーキのような見た目です。バターを塗り、シロップをかけて頂きましょう。
パンケーキは厚みはないのですが、もちもちした食感です。白砂糖の甘さとは異なる甘味を感じたので、黒糖を使っているのかもしれません。
パンケーキはちょっとした混ぜ方でふんわりしなくなってしまうので、店主さんの腕前は素晴らしいなと思いました。
私は軽すぎず、重すぎない絶妙な風合いのパンケーキに、すっかりとりこになってしまいました。家の近くにあったら通ってしまいそうな魅力的なお店で、同じ気持ちのお客様が多いようで、私がお店にいた間にもどんどんとお客様が入って来られました。ホントに通いたくなる、長居したくなるお店です。
コーヒーシャープララミーへのアクセス
与儀十字路交差点から市民会館通りを寄宮方面へ進んで右側、海邦銀行の並びにあります。真和志小学校の近くです。
- 住所:沖縄県那覇市寄宮153-3 安里ビル1F
- TEL:070-5813-5634
- 営業日:金曜日と土曜日のみ
- 営業時間:13:00~17:00
- 駐車場:駐車場はありません。近くのコインパーキングを探してください。
大人の隠れ家のようなお店です。タイムスリップしに是非どうぞ。