今回は4月22日~26日まで行ってきた、4泊5日の西表島・小浜島旅行の、2日目~3日目の西表島・由布島について、前回の続きの記事をお書きします。
2日目~ラ・ティーダ西表リゾートで朝食後にイダの浜へ
2日目は、7時起床。朝から晴天。ジリジリとした太陽が出ていました。
朝食はバイキング式で、いつも食べすぎてしまい満腹すぎて失敗しているので、この日は少なめに。
朝食後、10時頃にホテルを出て「白浜港」に車で向かいました。目的は「イダの浜」に行くためです。
昨年「ニラカナイ西表島」に宿泊した際、ホテルのアクティビティで「イダの浜」に行きました。
西表島は車では一周できず、西部エリア道路の終点となるのが「白浜港」がある白浜地区です。ここから先は、船でしか行けない奥西表エリアで、奥西表の絶景ビーチ「イダの浜」があるのです!私が知る限り、西表島でいちばん美しいビーチだと思います。
ただ……「ラ・ティーダ西表リゾート」のアクティビティには、イダの浜へ行くというメニューはありません。
ですので、自分たちで「白浜港」からフェリーに乗り、イダの浜がある「船浮港」まで行くしかありません。そこから約15分、森の中を歩いて「イダの浜」にたどりつきます。
ちなみに……「ニラカナイ西表島」のアクティビティの場合、チャーター便で行き「イダの浜」の砂浜で降ろしてくれますが、自分たちで行くとなるとそうはいきません。
初めてのルートで、イダの浜へ行くことになったのです。
いざ、イダの浜へ!
こうして「白浜港」10:55発のフェリーに乗り、約15分後「船浮港」に着きました。港に到着時は雲が多めでしたが…
イダの浜への案内板があり、ちょっとした獣道を歩くこと、約15分…
そこを抜けたら、青空のもとキレイな「イダの浜」がありました!
相変わらずのキレイさ!しかも、他には4~5人しかおらず、貸し切り状態でした!
ここで、約3時間過ごしました。夫はシュノーケルを数十分しては休憩…を繰り返し、私は膝上くらいまで海に浸かったり、シェードで休んだり、写真を撮りまくり…でした。
14:30すぎに着替えて、シェードをたたみ、来る時に港の近くにあった「caféいかり」でランチをしようと思ったら…カフェに着いたのが14:56。カフェは15時閉店で、すでに店じまいをしていました。
ですが、ドリンクだけで、外のベンチで飲むならOKとのことだったので、アイスコーヒーを注文し、20分くらい休憩しました。
なお調べてみましたが、ネットには「caféいかり」の電話番号や営業時間・定休日など載っていませんでした。すみません…。。
お店の看板から、11時~15時までやっていることだけはわかりました
こうして15:30発のフェリーで、白浜港に戻ったのでした。ちなみに、船浮港からイダの浜へ行く際には、ビーサンなど歩きやすくすべりにくい靴をおすすめします。天気がよくても、木々が生い茂っている場所の地面はぬかるんでいて、滑りやすいからです。スニーカーも歩きやすいと思いますが、靴が汚れる可能性大ですので、サッと洗えるビーサンがいちばんかな…と思います。
部屋でのおやつ
その後、車でホテルに戻る前に、前回の記事にお書きした「玉盛スーパー」でいろいろと買い込み、そしてホテルへ。
ランチにありつけず、イダの浜のシェードの中でポーク玉子おにぎり1個を食べただけで、夕飯までもちそうになかったので、カップラーメンとオリオンビールを部屋で食べ&飲みしました。
このカップラーメン、見たことがなかったので、なぜか金沢ですが購入(笑)残念ながら、昨年の記事にお書きした「金ちゃんヌードル」は、売っていませんでした。
おなかがいっぱいにならないよう、スープは半分くらい残しました。ついでに、前日に無人販売所で50円で買ったパインも食べてみました!
甘さ8割、酸味2割といった感じで、ちょうどいい甘さで美味しかったです。ちなみにこのパインは「農園はこすけ」というところのものです。
農園はこすけ 生産者 矢野智大さん- 住所:〒907-1541沖縄県八重山郡竹富町上原802-4
- TEL:090-7459-0452
不思議な一軒家のお店「モーリーとはっちゃん」
この日の夕飯は、「ラ・ティーダ西表リゾート」から歩いて行けるもう一軒のお店、「モーリーとはっちゃん」を20時から予約しました!
ホテルのスタッフの方によりますと、このお店は定休日は水曜日ですが、定休日以外でもお休みの日がある…というので、前日の月曜にお問い合わせしたところ、最初は「明日は休みにしようと思っていて…」と店長さんがおっしゃっていましたが、そのあと「何人ですか?」と聞かれ、2人と答えたところ、なぜか「予約、大丈夫ですよ」と言われました(^^;
こうして20時前に、お店につきました。
外観はこんな感じです。ごく普通のお家という感じで、普通の玄関で、すごく入りにくかったです(笑)
ですが、店内はちゃんとお店になっていました!一軒家の一階部分の一部屋が改装されていました。玄関入って右手が畳の部屋、左手が下写真のような感じでした。
まずはオリオンビール、お料理は「カーナサラダ」「山芋フライ」「島豆腐と牛肉の焼肉」、あとは店長さんおすすめの、採れたてという「海老の唐揚げ」「オモナガのお刺身」をたのみました。どれも味付けが、すごく好みでした!
ちなみに「オモナガ」は、顔が面長なのでその名前がついたらしいです。初めて食べましたが、脂がいい具合にのっておりおいしかったです!
部屋でのカップラーメンに後悔…たとえスープを残しても、やはりまだ胃にあったようで、満腹中枢が……(涙)
カップラーメンを食べてしまったことを店長さんに話し、美味しいのでもっといろいろ食べたかったとお伝えしたら、膝をたたいて「なんだよ~!」みたいな顔をしていました(笑)
ちなみに1時間半くらいお店にいましたが、お客さんは私たち1組だけで、途中いろいろ店長さんとお話しました。
店長さんは数年前に沖縄本島から西表島に移住し、最初は「ラ・ティーダ西表リゾート」の料理長をされていたそうで、そのあとに「モーリーとはっちゃん」をオープンしたそうです。
飲むのが好きで、あんまり仕事は頑張りたくないらしく、ネットなどにはお店情報を載せないし、載せてほしくないと言っていましたので、今回はお店情報は詳しく載せませんが、定休日は水曜日、あとは飲み会などの都合により臨時のお休みをたびたびとるみたいです(笑)
先述のとおり私達が行った日も、前日の電話で「明日は休もうかなと…」とおっしゃっていましたが、本当は飲みに行く予定でしたが、どうやら私達のために営業してくれたみたいです。感謝、感謝です。
店長さんと話していると「ヤシガニを捕まえた。お風呂場にいますよ」と言っていて、最後にヤシガニを持ってきて見せてくれました。
ヤシガニに木の棒を掴ませたら、ぜんぜん離しません。旦那が棒を強く引いても、びくともしませんでした。それほどヤシガニのハサミの力はすごいと、店長さんはおっしゃっていました。ちなみに、ヤシガニは食べず、後ほど海に帰すそうです。
それと聞き忘れてしまったのですが、あとあと気になったのが「モーリーとはっちゃん」という店名です。ある方のブログを読んだところ、店名は店長さんのご両親のお名前が由来だそうです。
ご両親がなんというお名前なのかとても気になっています。次回、西表島に行った際にはぜひ聞いてみたいと思います。
3日目~水牛車で由布島へ行き亜熱帯植物楽園を観光
この日は、6:30起床。この日もいい天気!朝ご飯は少なめで。
この日は由布島に行き、そのあといちど石垣港へ戻り、そこから小浜島への移動日です。西表島から小浜島への直行フェリーはあるにはあるのですが、1日1便しかないのです。それに小浜島にはスーパーがないので、石垣島のコンビニで買い出しをする必要もあるので、ちょうどよいのです!
お昼頃に由布島へ行く予定だったので、まずは最後の西表島散策です。
ですが!車の中で異変に気づきました。
常に痛みがあるわけではないのですが、角度が変わったときに、前日転んでひねった右足首が少し痛むなぁと思って見てみたら、なんと右足の甲の足首骨部分がピンポン玉…まではいかないものの、左足の2倍くらいに腫れていました。
旦那に見せたら「ヤバイんじゃないの?診療所行く?」と言われましたが、普通に歩けますし、ときどきやや痛みを感じるくらいなので、診療所には行かずそのまま行動を続けることにしました。
ちなみに西表島を車で走っている時、診療所2軒を見つけました。足首に、肩こり用のために持参してきた「フェイタス」を貼ろうと思ったのですが、旦那が「それは湿布と違うから、むやみに貼ると悪化するかも」というので、なにも貼らずに過ごしました(汗)
こうして車で適当に走っていると、なにか海がありそうな気配が。細い道路を入って行くと「1965 ヤマネコ発見の地」という石碑がありました。
その近くに獣道みたいなものがあり、歩いて行くと1~2分で海があらわれました。しかし!前日に「イダの浜」を見てしまったので、海の色はいまいちに感じました。
その後、また車を走らせ、こんどはホテルでもらったおすすめスポットの「忘勿石」(わすれないし)へ。
太平洋戦争末期、波照間島の住民たちはある日本軍人にこの浜へ強制疎開を強いられ、多くの人がマラリアで命を奪われたそうです。当時、波照間国民学校長が「この悲惨な体験を忘れるな」という思いを込めて、「忘勿石 ハテルマ シキナ」と石に刻み、いわば鎮魂の場だそうです。
駐車場に着くと、大阪の某中学校の名前が書かれた、修学旅行らしき観光バスが2台ありました。どうやら中学生たちが「忘勿石」を見に行っているようで、観光バスの運転手さん2人が日陰で座って休んでいました。
いざ「忘勿石」へ行こうと、階段数段を上り下りしていると…ありました、石碑。
ですが!中学生たちが石碑のまわりに集まり、「ふるさと」を合唱していました。きっと魂を慰めるためでしょう。ですので、石碑は遠目に見るだけにして、そこに面している海を見てその場をあとにしました。
由布島へ
こうして12時頃、由布島行きの水牛車乗り場へ到着。
12:15分発の水牛車に間に合い、それに乗りました。水牛車は、15分おきに出発しています。
1枚目の写真が、実際に私たちが乗った水牛車で、2枚目はお客さん待ちをしている水牛車です。
私達が乗っている水牛車を先導していたのはイケメンの若めのお兄さんで、由布島と西表島の歴史について話したあと、三線で沖縄にまつわる歌を2曲歌ってくれました。
由布島までは、5分ちょっとくらいでしょうか、すぐに着きます。お兄さん、尺を間違えたのか、2曲目が始まるころにはもう着きそうだったので、急いで「海の声」を高速バージョンで歌っていました(笑)
こうして、由布島に到着。2012年夏以来、約7年ぶりの由布島上陸です。
以前と大きく変わったことが!以前は水牛車を降りたらすぐに自由行動だったのですが、今回は強制的に途中までガイドさんがつくというのです。
「なんで?」と思いつつ、2人のガイドさんの前に集まるように言われると、なぜか私達夫婦のそばに男性のガイドさんがササッときて、英語で書かれたマップや説明書きを見せられ、英語で話しかけられました。
どうやら、水牛車受付の方が、私たちと同じ水牛車(10人くらい乗っていました)の中に、外国人がいる……と事前に伝えていたようで、なぜか私達夫婦が外国人だと思われていました(^^;結局は、外国人は男性一人できていた香港人の方だと判明。
ガイドさんに何度も謝られました(^^;そんなに謝らなくてもいいのに(笑)
私はヨーロッパ系のハーフ?と言われたことは何度かありますが、アジア系外国人と間違われたことは一度もありません。たぶん……旦那が韓国系の塩顔なので、間違えられたのだと思います(笑)
こうしてガイドさんのあとをついていくと、まずはお土産屋さんが入っている入口の建物に入り、そこに水牛の家系図が飾ってあって、水牛の家系についての説明がありました。あと、トイレは二ヶ所しかないことなどの説明がありました。
その後、その建物を出ると、なぜかカメラマンが待ち構えていました。そこにはモデルの水牛(本物)がいて、その水牛の横で半ば強制的に水牛ポーズ(片手でハワイのポーズと同じ手の形をして角に見立て、その手を頭に乗せる)をさせられ、旦那と2人並んで写真を撮らされました。
もちろん、ほかのグループの人もみんな同じことを指示通りにやっていました。
それが終わると、すぐ隣にまた別のカメラマンがいて、こんどは南国の花いっぱいに飾られた前で、写真撮影。
それが終わると、なんということでしょう!すでに2枚の写真ができあがっており、「1枚1300円、2枚セットで2600円」という看板が!!(笑)
これを売るために、ガイドさんがついていたのだとここで悟りました。だって、写真撮影が終わりレジを通れば自由行動でしたから(笑)
昔はこういうの、押し売りみたいで嫌なので絶対に買わなかったのですが、最近は買ってしまいます。やはり大好きな沖縄という場所柄と、あとは歳をとったのでこういう思い出が欲しくなるのかもしれません。
しかし…「2枚セットで2600円」って、別にお得でもなんでもないですよね(笑)2枚買うと安くなるなら買いますが、とりあえず水牛と撮った1枚だけを買いました。
その後は、まずはランチです。食堂とお土産屋さんが併設されている「由布島レストラン」に行くと、また修学旅行生らしき中学生がたくさんいて、お土産屋さんがにぎわっていました。
ここで、同じ水牛車に乗っていたおばさま2人組が、なにやら騒いでいます。おばさまたちはタコライスの食券を買い、そのとき12:45でしたが、フェリーに乗る都合で13:00の水牛車で西表島に戻りたい、でもタコライスも食べたいからすぐ出してください、そして13:00の水牛車に乗れるようなんとかしてくれ…と、無茶なことを言い、食堂のお兄さんを困らせていました(^^;
そもそも10分前、遅くても5分前には水牛車のりばに行かなければならないので、どう考えてもランチする時間はないはずです。
結局、食堂の上の人らしき男の人が出てきました。時間的に無理であることを伝え、するとテイクアウトしたいとおばさまたちは言っていましたが、それもできませんと言われ、結局返金してもらい、急いで食堂を出ました。由布島にきた意味って…と、心の中で思ってしまいました(^^;
この光景を見たあと、私たちはランチを食べました。
旦那はあとあと運転があるのでビールが飲めず、そういうときは私も我慢するのですが、この日も30℃くらいあったと思います。ものすごく暑くて耐え切れず、旦那を裏切り「オリオン生」と「八重山そば」を注文。 旦那に恨めしい目でビールを見られました(^^;
食べ終わった頃には、お土産屋さんがガラガラ。修学旅行たちは、奥のほうにあるスペースに移動し、そこを貸し切り状態でランチを食べていました。
由布島しか売っていないお土産がたくさんありそうなので、ちょっとお土産屋さんをのぞこうと思ったら、いきなり太めのおば……ではなくお姉さまに「どこから来たの?」と話しかけられ、答えたのですが、その後ずっと私のあとをついてきて「これがいいんじゃない、あれもいいよ!」と、半ば押し売り的な感じで商品をすすめてきました(^^;
お菓子を見たかったのに、なぜか最後はガラスケースに入った数千円の蛍石のピアスを見せられ「お姉さん、これ似合うよ!」と言ってきたので、ピアスを買うつもりはないと答えたら、なんと低い小さな声で「買え~、買え~」と念じるように言ってきたので、思わず笑ってしまいました(笑)
「念じないでくださいよ!」と言ったら、「念じたら買ってくれるでしょう!」と言われました(笑)
結局はなんとかお姉さまをまいて、逃げるようにお店を出ました。あんなに押し売りせず、自由に見させたほうが絶対に売れるのに…と思います。押し売りされそうになると、よほど意志の弱い人以外は、心理的に拒否したくなりますから。
ちなみに…ずっと店員さんに尾行されていたとき、旦那はスーッと涼しい顔をしてフェイドアウトしていました…。いつもそうです(--;
その後は、由布島内を散策。海や、亜熱帯植物楽園でオオゴマダラ(オオゴマダラを見ると、幸せが訪れる、金運があがるとか!?)や、水牛の池などを見て、汗だくに(^^;
その後、14時発の水牛車に乗り、西表島に戻ったのでした。帰りの先導者はおじさまで、行きと同じく西表島と由布島の歴史の説明をしてくれたので、行きとたびたび話がかぶっていました。仕方ないですね(^^; 三線を弾きながらの歌は、行きとは違う沖縄の歌で、今回は2曲ゆっくり歌ってくれました(笑)
その後、レンタカーを返しました。いよいよ、西表の「大原港」から「石垣港」へ移動して、そこから「小浜港」へ移動です。
ずいぶん長くなってしまいましたので、最終編として続きは次回に。最後までお読みいただきありがとうございました。