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宮古島「ボッタ」と「琉球の風」、物件の内見に行ってみた!

以前に「下地フェスティバル」のボランティアスタッフとして参加した記事をお書きしましたが、それを機に仲良くなった民泊先のおじいとおばあが、宮古島で物件を探してくださり、弾丸で内見しに行ったことを記事にしたいと思います!

民泊先で知り合ったおばあが物件を探してくれる事に!

以前の記事で、10月27日に行われた、宮古島の下地地区での「下地フェスティバル」のボランティアスタッフとして参加したことをお書きしました。

コンセプトは、将来宮古島に移住したい人達(私達)が地元の人と仲良くなる……というもので、私たち夫婦含め参加者8人は当初はみんなで一軒家に民泊する予定でした。

しかし!フェスの数日前に、民泊先のおばあが腰を痛めてしまい、その家には民泊できなくなったとのこと・・・。

そこで運営スタッフも急きょ奔走し、唯一夫婦で参加していた私達は「お国の宿」という、民宿とはいう名のものの正式には民泊先へ、他の方々は民宿へ宿泊しました。

そのとき、最終日の28日の朝ごはんのとき、旦那が宮古島で就職が決まっていること、都内とお給料が変わらないこと、でもうちの愛犬と住めるペットOKの家がないことを話したら、おばあが「だったら家探してあげるさ~」と言ってくれたのでした。

なかなかうまくいかない物件探し

ところが…おじいとおばあは、広大なゴーヤ畑を持っていて、早朝から暗くなるまで働いている人達です。

おまけに民泊する人がいれば、おばあはその人たちの食事を作らなければなりません。

それに、おばあは数年前に癌を複数同時に患い、沖縄本島で手術したとのことで、月1で沖縄本島に検診で通っているので、とにかく忙しいのです。

ですので、あまり期待はしないでいたものの…やはり家を探してほしい!

そこで、11月なかばに、民泊のときのお礼の菓子折りと、お手紙をつけておばあに送りました。

ですが…それでも音沙汰なしですので、諦めていました。

そもそもおばあは忙しいし、沖縄の人だから沖縄時間もあるだろうし、私たちの家探しのことどころじゃないだろうと…

物件が見つかった!

ところが!です。忘れたころになんとか…とか言いますが、いきなり忘れもしない12月11日、「友達づてで空き物件が見つかった」とおばあから連絡があったのです!

おばあが内見してくると最初は言ってくれたのですが、おばあはガラケーですし、どう考えても内見写真を送ってくれそうな技術はなさそうです。

そこで、自分たちで見に行ったほうが早い……となり、弾丸の一泊で旦那と12月22日~23日で内見に行くことにしました!

本当は2泊3日にしようかとも思いましたが、私が23日に友達と会う約束をしていましたし、24日はクリスマスイブなのでケンタッキーを予約しているという理由で、1泊の弾丸にしました(^^;

弾丸で内見のみが目的でしたので、人生で初めて格安航空機を使いましたが、散々でした(汗)

まずは安いから仕方ないですが、空港がところどころ半屋外で寒い!保安検査で靴を脱がされる!荷物の重量検査が面倒!ビール持ち込み禁止!(でも機内では売っています。もちろん高いです)座席も通路も狭い!

でも、安いから仕方ないですね。はじめてキャリーケースを機内持ち込みしました。いつもは手荷物で預けますが、格安航空なので預けると別料金になりますし、ギリギリ機内持ち込みできる重さでしたので。

宮古島
宮古島

内見の前に念願の「BOTTA」(ボッタ)へ

22日は11時半頃「下地空港」に到着しました。

下地空港

12月だというのに、半そでで過ごせる気温でびっくりしました!!

紫外線をものすごく感じたので、日焼け止めを塗りました(^^;

おばあは宮古島の上野に住んでいるのですが、私たちが14時に迎えに行くことになっていたので、まだまだ時間はあります。

そこで…前々から気になっていて、以前に訪れた時にはまだ閉店前なのに早めに閉まってしまった「BOTTA」へ。

このお店は伊良部島にあり、テレビでもたびたび紹介されている、景色を楽しみながらピザを食べられる有名なお店です。

お店の外観は以下のような感じで、中に入ると海を眺めながら食べられるテラス席があります。

BOTTA
BOTTA

ラッキーなことに、テラス席がちょうどあいていました。

私達が入った5分後くらいには、テラス席含め店内の席も含め満席に。狭いお店なので、席数は少ないです。

テラス席で、オリオンビールを飲みながら、まずは「マルゲリータ」をオーダーしました。

BOTTA
BOTTAのマルゲリータ

生地はサクサク、味付けはしっかりで、おいしくてあっという間に完食し、追加でお店おススメの「ボスカイオーラ」を追加オーダー。数種のきのことチーズメインのピザです。

ボスカイオーラ

しかし!店内は混んでいたので、待ち時間に、小食夫婦は満腹になってきました……

いざきのこたっぷりのピザが届いたときには、私は満腹でどうしようかと思うほどでした(^^;

味はとても美味しかったのですが、たいへん申し訳ないことに、半分(4切れ)残してしまいました(><)

ごめんなさい……店長さんはじめスタッフさん……

お店は一応16時までとなっていますが、オフシーズンなどすいていると早く終わる場合もあるようですので、念のため電話で確認してから行った方が確実です!

BOTTA (ボッタ)
  • 【住所】沖縄県宮古島市伊良部佐和田1726-4
  • 【T E L】0980-78-5010
  • 【営業時間】[月・水~日] 11:30~16:00 日曜営業
  • 【定休日】火曜日

おばあとの待ち合わせ場所までの道のり

こうして食後、おばあにお迎え確認の電話をしてみようと思っていたら、ちょうどおばあから電話が。「うちの人(旦那さん)も行くと言ってるから、伊良部島で待ち合わせにしよう!畑から戻ってから行くから、時間は2時半とか3時半でもいいか?」と。大雑把(笑)

もちろんこちらは内見させてもらう身ですので「何時でもいいですよ!」と答えたら「わかったよ~。相手の都合もあるからさ、何時が都合いいか電話してみて、また折り返すね~」と。

お店を出て下地空港のカフェで待つことにしましたが、ここでおばあからの電話は途絶えました。家に電話しても出ず、携帯にも出ず……

そこで私たち夫婦はピンときました。「たぶん物件の持ち主と連絡がつかず、もし連絡がついたら私達に連絡を入れず、直接こっちに向かうのではないか?」と。

予想通りでした。やっと連絡ついたのは15時前、「もうそっちに向かってるさ~」と。

そこで旦那がどこで待ち合わせするか聞いたところ「ゼロワンデイエイ」とおばあが言ったと。「カーナビに入れたらでるさ」と。

しかし!そう入れてもでません。道に迷いに迷ったのち、おばあにもういちど電話したほうがいいと旦那に促しました。

するとおばあの声が携帯のあちら側から聞こえてきて、「どこにいる?早くしてさ~!デイエイだよ!!」と言っています。

そこで私は数十秒考えました。もしかして「デイエイ」ではなく「ジェイエイ(JA)」ではないのかと。

そこで近くにあった「JA」に行ったところ、やはりおじいとおばあがいました!沖縄のおじいやおばあのなまりは難しいです(笑)しかし「ゼロワン」はいまだに何のことか不明です(笑)

いざ内見へ!

こうして「JA」から約3分くらいのところに、物件はありました。

まずはおばあと、おばあのお友達に手土産を渡したのですが、物件の持ち主もおばあもいる!お土産が足りてません!相関図をきちんと聞いていなかったので、失敗でした…

しかも民泊先のおばあがこう言います。「実はさ~、私も今朝知ったんだけど仏壇があるんよ。ごめんね、今朝気付いたからもうあんたたち宮古にきているから、言っても遅いと思って」と。

宮古島には、不動産には出ていない空き物件がたくさんあることは知っていました。なぜならどこにもお仏壇があり、何かの行事ごとにお仏壇にお線香をあげにくること、そして宮古では家を貸すとなると「あの家はお金に困ってるんだ」と噂されるらしく、なかなか家を貸さないと…。

物件は古めの小さめの平屋でした。

まずは入り口目の前にお仏壇が。遺影があり、位牌を見るとまだ亡くなって1年ちょっとです。

遺影のおじいのお顔はおだやかで私は気にならなかったのですが、旦那はすごく気にしていて、他に旦那が気にしていたのは以下の点。

  1. 入口の床がフカフカしている
  2. 布団や衣類などが残っている
  3. お風呂はシャワーのみでトイレと一緒、コンクリートうちっぱなし
  4. たまにおばあが冷蔵庫の中身を取りに来る

家賃は5万円です。

実はもう一軒、見るはずでしたが、内見当日に「なんかペットはだめだってさ~」といきなり言われました(^^;

優しい沖縄の人たち

こうしてデメリットが多いので「考える時間をください」ということになりました。

内見後は、民泊先のおばあのお友達(物件の内見の話につなげてくれた方)の家に招かれ、たくさんの飲み物や食べ物が出てきましたが、お腹はいっぱいだったので飲み物だけをいただきました。

長くいるのも失礼ですので、30分くらいでおいとましましたが、帰り際に大きなゴーヤや、お菓子やら甘いものやらたくさんいただきました。

内見した家のおばあも、みかんやサーターアンダギーをくれたり、沖縄の人って、うちの実家(埼玉の田舎です)と似てるなぁと思いました。田舎の人ってみんな「あれ持って行け、これ持って行け」とたくさん物をくれるからです。

「琉球の風」で夕食、「お国の宿」に民泊

少しでもおじいおばあにお金をおとしたほうがいいと思い、今回も「お国の宿」に泊まることにしたのですが、いま民泊先には大工さんの親子がもう数ヶ月いて、毎日ご飯を作るのが疲れるので、日曜はごはんなしという約束にしているとか。

なので「あんたたちもどこかおいしいものをどこかで食べてきなさい~」と。この日は日曜日でした。

お国の宿

まさかの夕飯なしということになり、旦那が調べて歩いて10分以内でいける「シギラリゾート」の「琉球の風」へ。シギラはよく泊まっていたホテルです。

オリオンビール、宮古もずく酢、宮古豆腐の冷奴、ヒラヤーチ(沖縄風お好み焼き)、餃子、宮古ソーキそばをオーダーしました。本当は海ぶどうを食べたかったけど、売り切れでした(涙)

琉球の風
琉球の風
琉球の風
琉球の風

こうして22時すぎに宿に戻りました。おばあは毎日24時まで起きていることを知っていたのですが、おじいはいつも21時前に寝るのに、私達と飲みたいと思い21時すぎまで起きていたそうです。最初に言ってきれたら早く戻ったのに…おじいに申し訳ない気持ちになりました。

最終日は前浜ビーチと渡口の浜へ

格安航空なので、帰る時間も選べません。23日、帰る日は午前11時40分のフライトです。

それまで少しだけでも宮古ブルーが見たくて、私の記事には何度も登場している「前浜ビーチ」と「渡口の浜」に行きました。晴れ女パワー効果で、今回も綺麗な宮古ブルーが見られました!

前浜ビーチ
渡口の浜

そしていよいよ、下地空港へ。まだ12月なのに、もうオリオンビールの「いちばん桜」が売っていたので、これを飲んでから保安検査へ。そして機内に乗り込んだのでした。

いちばん桜
ジェットスター

機内でのランチは、下地空港に売っていたタコライスを食しました。

タコライス

今回は懸念点がたくさんあり、すぐに物件を借りるということにはならず、すぐの移住は叶いませんでした。でも引き続き、民泊先のおじいとおばあ、おばあのお友達が物件を探してくれると言ってくださいました。

10月の宮古フェスに参加して本当によかったです。私達夫婦以外は民宿でしたので、民宿の人との会話はほぼなかったそうです。

そして本当は私達夫婦以外に、もう1組夫婦が下地フェスに参加する予定だったそうですが、家庭の事情でキャンセルになったそうです。

もしそのご夫婦が同じ家に民泊していたら、おじいやおばあと深いここまで話はできなかったですし、運がよかったと思っています。

こうして、今回の弾丸内見旅行は終わりましたが、引き続き諦めずにワンコと住める物件探しに励みます!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ABOUT THE AUTHOR

Saori
ビールと沖縄離島をこよなく愛しています。ゆくゆくは沖縄離島、できれば宮古島に移住することを夢見ています。沖縄離島の情報を中心に、発信していけたらと思います!
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