昼間はまちぐゎー、夜は飲み屋に変わる栄町市場の『栄町屋台祭り』に行ってきたので紹介したいと思います。
栄町市場はこんなところ
那覇市安里にある栄町市場は、戦前はひめゆり学徒隊の母校があった場所で、1955年に設立された市場です。
150店舗くらいあるようですが、全体的に小さな市場で1坪しかない店舗もあります。道幅が狭い通りも多くまるで迷路のようです。
十数年前は、シャッターが閉まっているところも多かったのですが、今では飲み屋が増え名前の通り、栄えた町になりました。
昼間は、魚屋、お肉屋、八百屋、お惣菜屋、乾物屋、衣料品、古本屋、美容室等の店舗があります。
のんびり、まったりとした雰囲気ですが、もやしのひげとりをしているおばあちゃんがいたり、お肉を買いに行くと、「しーぶんよー」と、おまけを入れてくれたりと、市場ならではの光景が見られます。
市場は専門店が集まった場所なので、乾物屋では、ふりかけのつくり方を教えてくれたり、肉屋ではお肉をやわらかく煮る方法や、簡単な仕込み方法を教えてくれたり、八百屋でもあまり使ったことのない野菜の料理法を教えてくれたり、質問するとちゃんと教えてくれるのでスーパーで買い物するよりずっと楽しい!
そして夕方3~4時頃からは、飲み屋が開店準備を始めて、5時頃からはお酒を楽しむお客さんがまた増え始めます。
夜の栄町の魅力はなんといってもはしご酒ができること。料理も美味しいし、単価も安いのでオススメ!
数年前には栄町に通うお客さんだったり、店主だったりがみんなで協力して出来上がった「歌えマチグヮー」という音楽をキーワードにしたドキュメンタリーDVDも発売されています。
栄町屋台祭り
そんな栄町市場が、毎年6月から10月の最終土曜日に栄町屋台祭りを開催しています。時間は夕方5時から8時半ころまで。
栄町は入り口が4か所東西南北とありますが、東口から入る通りにステージが設営されます。ステージは、毎回7~8組のグループが出演し、出演者も一部変わります。栄町は、偶然なのか店主がミュージシャンだったりすることが多くステージも実際働いているお店の人たちが出ることも多いです。
↑栄町社郊外にある、【民謡酒場 永楽とわらばー達】
↑【モザンピークの木琴ティンピラ】アフリカの楽器だそうですよ。
出店は、屋台祭りの日だけ、店舗の前に出店したり、日頃は無いこの日だけのメニューを出したりしています。
150円から300円くらいと安く提供しているお店が多いですよ。
祭りの日もお店は普通に営業しているのでみんなステージ見たり、お店の中で飲んでたり、出たり入ったりしています。
↑こちらは、なかま商店さん。
↑ここは、べんり屋という餃子屋さん、毎日行列を作っている有名店です。
ステージの一番の人気はおばあラッパーズと栄町ダンサーズです。
おばあラッパーズは、シャッター街だった栄町を音楽を通して町おこしするためにできたおばあグループです。一人は看護師さんですが、二人は栄町で働いている人達です。沖縄のコマーシャルにも出る人気者。
栄町ダンサーズも栄町でお店を経営している人と、ダンスチームです。
おばあラッパーズも栄町ダンサーズも他のイベントにもひっぱりだこです。登場すると、盛り上がり方が違います。
最後のシメはかちゃーしーで終わり。
栄町屋台祭り、沖縄地元の方はもちろん、観光客の方も日が合えば絶対見た方がいいイベントだと思います。
2019年の栄町屋台祭りの予定- 6月29日(土)
- 7月27日(土)
- 8月31日(土)
- 9月28日(土)
- 10月26日(土)
- 11月30日(土)(感謝祭)
台風などで、変更の可能性もあるので事前にチェックをしてから行くようにしましょう。
栄町市場へのアクセスモノレールの安里駅で降りると、りうぼう栄町店があるので、りうぼうを正面にすると左側にあります。屋台祭り以外でも夕飯を食べに栄町に行くのもおすすめです。