新聞読んでいますか? TVやネットでニュースを見ることは出来ても、紙面で読みたい記事もありますね。今日はそんな新聞の話です。
沖縄の地方新聞は2紙です
本土の大手の新聞、朝日新聞や読売新聞の配達をお願いすると、本土で印刷されて沖縄まで空輸されてくるので、その日の午後から夕方に朝刊が届きます。なんだか、朝刊じゃないみたい…。新しい記事って感じがしないですよね。
そんなわけで、沖縄の地方紙、沖縄タイムスか琉球新報を読むことになります。私は地方新聞って読んだことがなかったので、こんなにローカルなネタばかりでいいのかしら?って思ってました。
紙面で読みたいと思った本土のニュースの取り上げ方が、すごく小さかったりすると、がっかりすることもあります。
しかし、そんなことは大したことではなく、沖縄の地方新聞ってびっくりすることがいっぱいでした。
沖縄の新聞は死亡広告が多い
会社の社長さんや政治家、有名人っていうんじゃなくて、ごく一般の人の死亡広告がたくさん載っています。毎日1ページ、多い日には2ページにわたることもあります。
亡くなった方の名前、年齢、喪主の名前、告別式の日時と場所、ここまでなら、本土でも見かけます。しかし、沖縄は親族の名前がずらっと載っていて、びっくりです。孫の嫁の名前まで載ってるし…
沖縄では親族以外の人の死亡通知って、新聞で知って葬儀に駆け付けるんだそうです。だから、沖縄県民はチェックが欠かせないんですって。
沖縄県勢の活躍は大きく取り上げます
スポーツなど沖縄県勢、沖縄県出身の人の活躍は大きく取り上げます。スポーツの盛んな沖縄県なので、プロの野球やサッカー、バスケ、ゴルフだけではなく、高校野球やインターハイなども大きく取り上げていてページ数も多いです。県勢選手を応援してますってスタンスがまる見えです。
軍用地売ります
軍用地とは、沖縄の自衛隊の基地や米軍の基地のことで、その基地のほとんどが国が個人から借地しているのが現状です。管理は国任せでいいし、毎年借地料が間違いなく支払われるし、借地料は毎年値上がりしているので、投資目的で売買されているんだそうです。
えー。沖縄の基地を返還しろー!って言っているのに?
返還される見込みのない土地ほど、人気で高値で取引されているそうで、こんなに堂々と取引されてていいのかな?って気もしますが。「軍用地買います」は、不動産屋さんの店頭でも見かけます。
不発弾撤去のお知らせ
戦時中に使用された不発弾が見つかって、その撤去のために、避難が必要だったり、道路が通行止めになることもあります。撤去作業の日時や避難場所や交通規制についてのお知らせです。しょっちゅう見ますので、まだまだ戦後処理が終わっていないんだなぁと痛感させられます。
先日は那覇市の小学校の改築工事現場で不発弾が見つかりました。「改築」ってことは、今までずっと不発弾があるところに学校があったってことですよね・・・。
私が10年くらい前に沖縄の離島の阿嘉島(あかじま)でダイビングした時に、海の中に銃弾が落ちているのを見つけたことがあります。戦争って終わった話じゃないんだなって考えさせられます。
ハブ注意報
気温が上昇するとハブの行動が活発になるため、猛毒を持つハブに噛まれないようにと沖縄県が注意報を発令することがあります。もし、噛まれた場合は走らずに、早急に医療機関を受診するようにと注意喚起されています。
私はハブを見たことがありませんが、那覇市内でもハブが出没したと聞いたことがあります。毎年被害者が100人程度いるそうで、沖縄県のHPにも「ハブの見分け方」や「ハブに遭遇した場合」のことが記載されています。
「ハブ注意」の看板は至る所にあるので、本当かどうかはさておき、不用意に草むらなどには入らないほうが良いと思います。
地方新聞って、こんなにローカル色が強いって知りませんでした。沖縄に密着した情報は地元新聞の方が強いですね。