雨降りの休日は退屈です。そんな時にぴったりのお出かけスポットがありました。「牧志ほしぞら公民館のプラネタリウム」です。さっそく出かけましょう。
牧志ほしぞら公民館のプラネタリウム基本情報
モノレール牧志駅からつながる複合施設「さいおんスクエア」の3Fにあります。久茂地公民館が老朽化のため牧志に移転となり、プラネタリウムも一緒に移転しました。
久茂地公民館の前身の「沖縄少年会館」の時からプラネタリウムは投影されていて、その歴史は30年以上とか。実はとても歴史があったのですね。沖縄県でプラネタリウムは、ここと海洋博公園の2か所のみです。
チケット購入
個人・家庭向けの投影は金、土、日です。(夏休みなどは平日も投影されます。)
プログラムは幼児向けと一般向けがあり、投影の1時間前から公民館の受付でチケットを購入できます。席は84席なので、満席になるとチケットは購入できません。
受付に到着したのは投影の30分前でしたが、無事にチケットを購入出来ました。大人200円、市内の小中学生はなんと無料! お財布に優しいですね。
プラネタリウム鑑賞
ロビーの奥がプラネタリウムです。ロビーには以前使われていたプラネタリウムの機械も置いてありました。
天井はドーム型で、席は扇形に並んでいて、後ろの席の方が見やすいと案内されたので、後ろの方に座りました。なかなかの人気で席は8割ほど埋まっています。
赤ちゃんでも入場は出来ますが、暗くなると泣き出してしまう子もいます。そんな時は壁際で抱っこしてあげましょう。
プラネタリウム内は飲食禁止です。機械の維持のため室内は寒いので、トイレも済ませておきましょう。右のひじ掛けについているレバーを操作して、椅子をリクライニングさせます。
プラネタリウムスタート
私たちが見たのは、幼児向けのプログラムでした。前半は今夜見える星空の解説が”生”で行われます。幼児向けなので、わかりやすい言葉を選んで「これはなんでしょう?」「いぬー」などと、ほのぼのした雰囲気です。
今は冬の星座から春の星座へ変わる時なので、8時頃ならオリオン座やおおいぬ座など、夜中になれば、牛飼い座なども見られるそうです。沖縄では南十字星も見ることが出来ます。
海のすぐ上に出るので見られる場所は限られていますが、南の島ならではですから、いつか見たいです。
いつでも見られる北斗七星の説明は、”ひしゃく型”ではなくて”スプーン”でした。最近はひしゃく知らない子供が多いですからね。観客の年齢層に合わせたナレーションも生解説だからできることですね。
後半は、アニメーションを使った「おーい アカナー。夜空を見上げよう」です。沖縄に伝わる北斗七星の民話をわかりやすく説明していました。
こぢんまりしたプラネタリウムですが、映像はクリアで、星空を旅しているような演出も良かったです。解説もわかりやすく、娘も私もとても満足しました。国際通りに面しているので、買い物がてら訪れるのも良いでしょう。
いろいろなプログラムがあります
幼児から低学年向け、高学年から大人向けがあります。季節によりプログラムも変更されるので、リピーターも多いです。
時々、全てを沖縄の言葉で解説する「うちなーぐちバージョン」もあります。字幕もあるようですが、県外出身の私にわかるんでしょうか?
毎月2日ほど無料投影の日がありますが、とても混雑していて入場できないこともあるそうです。夏休みなどは天体観測会もあります。音楽とコラボしたイベントが企画されたこともあり、抽選になるほど人気でした。
プログラムはHPからも確認することが出来ます。親子で、大人同士で、繰り返し訪れて欲しい場所です。プラネタリウムをきっかけに、夜空を見上げる機会を増やしたいと感じました。