小規模なビール醸造所で丁寧に作られている”クラフトビール”が飲めるお店は沖縄にもたくさんあります。ビールもフードもおいしいお店を探すのは、なかなか大変ですが、どちらもおいしいと有名な「Taste of Okinawa」へ行ってきました。
Taste of Okinawaはこんなお店
Taste of Okinwaは、「海だけでない沖縄の魅力を演出する」をコンセプトに観光業の一部として設立されました。
Taste of Okinawaは2つのサービスを提供しています。ひとつが、英語での沖縄料理体験です。まず、公設市場へ行って沖縄の食材について学び、購入します。購入した食材を使って料理を作って食べます。すべて英語なので、外国人の参加者がほとんどです。もちろん、英語が堪能なら日本人でもOKです。
もうひとつが、クラフトビールの味わえるレストラン&バーです。5つのタップ(樽生)とたくさんのボトルビールがあり、沖縄のビールを中心に日本各地の選りすぐりのビールが並びます。
最近はもうひとつの顔があるように思います。2017年からスタートし、毎月開催される「サンライズマーケット」は、都市型マルシェとしてすっかり定着しました。マーケットの当日には、Taste of Okinawaの店頭はマーケットの本部になり、店内は飲食スペースになり、トイレも使えます。代表の方は那覇出身で、ビールと食と沖縄を愛する熱血漢ですが、とても腰の低い方で、お店だけでなく様々なビールのイベントの実行委員としても活動されています。
Taste of Okinawaのお店の様子
地元の商店街のような「サンライズなは商店街」の中にあって、木と石造りのおしゃれな外観が目を引きます。
ドアを開けて右側には5つのタップが並んでいて、シェフが腕を振るう姿を見られる厨房も兼ねていて、その前がカウンター席、ドアの左側にテーブル席が並んでいます。
↑お客様のいない席だけ撮りました。
壁の緑色が印象的な、シンプルで機能的なインテリアです。
テラス席でHappy Hourを楽しみました
私が伺った日はたまたま英語での沖縄料理体験が開催されていたため、18:30まで店内が貸切状態でした。テラス席なら利用可能ということだったので、テラス席でHappy Hourを楽しむことにしました。サンライズなは商店街はアーケードがあるので、テラス席でも天候に左右されないので安心です。
写真の彼らはアメリカから来た旅行者でした。Taste of Okinawaは英語での料理体験教室を開くくらいですから、スタッフは英語が堪能で、英語のメニューもあるので、海外からの旅行者も利用しやすいです。
Happy Hourのクラフトビールの味は?
Happy Hour(17:00~18:30)では、クラフトビール3種類から好きなものを2つ選ぶことが出来ます。おつまみも1品ついています。(1,000円・税込み)この日のクラフトビールは、サンゴビール、5’o Clock、ペールエールでした。
ペールエール
褐色の色をしたビールですが、思ったよりアルコール度数が高くなかったので飲みやすかったです。コクがあるのに、口当たりがよくて喉ごしがいいです。
5’o clock
Taste of Okinawa2周年記念のビールと書いてあったので選びました。ひとくち飲んでびっくりです。とてもフルーティで、フレッシュで、ビアカクテルと間違えてしまいそうです。軽めでトロピカルな印象もあるので、南国沖縄らしさを感じました。
セットのおつまみ・豚肉のリエット
豚肉のリエットって初めて食べました。豚肉を脂でじっくり煮込んでから肉をほぐした、フランス伝統の保存食だそうです。バケットにのせて食べましょう。おしゃれなだけでなく、お肉の旨味も感じられるとてもおいしいメニューでした。
通常メニューを楽しみました
後日、店内で通常メニューを楽しむべく再訪しました。
クラフトビールその時によって繋がっているビールは異なりますので、メニューを確認しましょう。
うしとら/笑門来福ピルス(ハーフ・650円・税別)
レモン色のようなビールです。ふんわりしたフルーティな香りが心地よい飲みやすいビールです。
Far Yeast Brewing/セッションIPA(ハーフ・650円・税別)
香り豊かで香ばしいIPAです。ホップの苦みも感じますが、香ばしくてすっきりしているので、おいしくいただきました。IPAはたくさんのブルワリー(醸造所)で作られていますが、同じものはひとつもなく、とても奥が深くて面白いです。
フードフードはメニューも豊富でどれもおいしいと評判です。たくさんあるので、ごく一部を紹介しましょう。
ラタトゥイユ(480円・税別)
ラタトゥイユは映画「レミーのおいしいレストラン」にも出てくるフランス料理です。ラタトゥイユはフランスのおふくろの味のような家庭料理です。
こちらのラタトゥイユは沖縄県産の野菜、トマト、たまねぎ、ズッキーニ、しめじなどを煮込んで作っています。
実は私、トマトの酸味が苦手なのですが、こちらのラタトゥイユはトマトの酸味が気になりませんでした。きっと太陽をたっぷり浴びて育った完熟のトマトを使っているのでしょうね。とてもフレッシュで太陽の恵みを感じられるひと品でした。
沖縄の食材を使ったフランス料理って、ちゃんぷるーしていますね。これも沖縄らしさだと思います。
スーチカーの揚げ春巻き(580円・税別)
スーチカーとは沖縄の伝統料理で豚肉の塩漬けです。こちらを使って揚げ春巻きにしてあります。春巻きの具には、しいたけを使うのがポイントです。しいたけがあるとないとでは、味が全然違います。これをスイートチリソースで食べるってオシャレですよね。
自家製ソーセージ3種(1,180円・税別)
スタッフの方にオススメを伺ったところ、自家製となったソーセージとのことだったので、お願いしました。
上の写真の自家製ソーセージはハーブ、島唐辛子、チーズの3種類となっており、ソーセージの下にはポテトフライもありました。県産の豚肉をたっぷり使って丁寧に作られたソーセージは、肉汁たっぷりなのに、イヤな臭みは一切なく、思わずにんまりしてしまうほどのおいしさで、ビールとの相性は文句なし!です。
とてもおいしいのですが、ボリューミーなのでグループでシェアすると良さそうです。
ビールのジョッキは琉球ガラス、ラタトゥイユの器はやちむん、コースターにはwifiのコードが書かれているなど、ホントにオーナーの沖縄愛があふれる、おもてなしが心地よいです。ひとりでもグループでも利用しやすいお店です。パーティなどはスタッフにご相談ください。
Taste of Okinawaへのアクセス
国際通りから平和通りに入って、ずんずんと奥へ進むとサンライズなはのアーケード街にぶつかります。右に曲がってサンライズなはの真ん中あたりの左側にあります。国際通りから5,6分、モノレール牧志駅から歩いて12,3分です。
- 住所:那覇市壺屋1-6-21
- TEL:098-943-6313
- 営業時間:17:00~23:00
- 定休日:月曜日
駐車場はありません。てんぶす那覇の駐車場を利用するか、壺屋うふシーサーの周辺のコインパーキングを利用してください。(飲酒運転はNGです。)