沖縄ではクラフトビールの人気が高まっています。クラフトビールを作るブルワリー(醸造所)は10カ所、クラフトビールが飲めるお店もたくさんあります。
クラフトビールは種類がたくさんあり、ブルワリーによって味わいが違うのも魅力です。那覇の街でクラフトビールを楽しめるイベント「ハイサイちゃんぷる~ビアフェスティバル」が開催されましたので、2日間とも行ってきました。様子をご紹介しましょう。
会場は牧志駅直結!さいおんスクウェア前の広場
「ハイサイちゃんぷる~ビアフェスティバル」の会場はモノレール牧志駅とつながっているさいおんスクウェアの前の広場です。まずは大きなシーサーの近くのブースでリユースカップを購入してください。(100円・税込み)同時に酒豪伝説も特価で販売されていました。
カップをリユースすることでゴミを減らし、環境の負荷を大きく軽減することができます。ですので最近のイベントではリユースカップがスタンダードになりつつあります。
クラフトビールとフードのブースがたくさん!
さいおんスクウェア前のオープンスペースに、クラフトビールのブースとフードのブースが設置されています。
クラフトビールは県内外から出店していて、80種類くらいのビールが並んでいました。これでクラフトビール全種類ではないので、ホントに奥が深いなと思います。
好きなビールと好きなフードを購入したら、好きな席で味わいましょう。テント席、オープンなテーブル、立ち飲みスペースがあります。
クラフトビールを飲んでみました!
会場がそんなに広くないので、回りやすいのがいいなと思いました。ぐるっと回ってから作戦を立ててもいいし、目についたブースで購入するのもカンタンです。
オリオンビール/ドラフト・75Beer
オリオンビールからはいつものドラフト(500円・税込み)と75Beer(700円・税込み)が出店されていました。
↑オリオンのドラフトは陽が長く、暑い時期の長い沖縄にぴったりなライトな口当たりでごくごく飲めるタイプです。
↑ 75Beerはオリオンビールの原点である名護ならではのビールとして開発されました。ドラフトとは異なる爽やかな香りのホップをたくさん使って作られています。
ドラフトよりは苦みがあるけれど、爽やかな喉ごしのビールでした。今は名護だけの販売なので、早々に売り切れてしまうほどの人気だったので、沖縄全域での発売が待ち遠しいですね。
浮島ブルーイング・トリプルドライホップIPA(600円・税込み)
牧志公設市場の近くででクラフトビールを作っているブルワリーです。通常の3倍のホップを使ってあるので、すごく苦いのかな?と思いましたが、そこまで苦みが前面に出ていません。香ばしさのほうが際立っていてとても好きな味でした。ホップって苦いだけじゃないんですね。個性的なブルワーさんらしい味と言えそうです。
ウォルフブロイ/アルト(700円・税込み)
ウォルフブロイは首里に店舗を構えていて、ガラス越しに醸造タンクが見えるブルワリーです。とても人気でいつでも行列が出来ていました。
アルトは以前にも飲んだことがあるのですが、印象が違っていました。香ばしく落ち着いた感じのあるボディでコクが感じられます。アルトとはドイツ語でoldの意味なので、名前にふさわしい落ち着きのある大人のような印象です。ちょっぴりスモーキーな感じがするのは私だけでしょうか。
Beer Rize 2ND AVE/インペリアルIPA(700円・税込み)
クラフトビールのイベントに欠かせない銀色のバスは、北谷にあるBeer Rize(ビアライゼ)が作った”動くビアサーバー”です。キッチンカーのビールバージョンのような車体には10個ものタップがあり、国内外のクラフトビールが繋がっています。
今回、私が飲んだのは4番のインペリアルIPAです。こちらもIPAですが、ブルワリーによって全然違います。香りが良くてコクがあって、とてもおいしかったです。アルコール度数は高いのですが、それを感じさせない味わいでした。
フードのお店も種類が豊富です
フードのお店も様々で、韓国料理のトッポギ、ドーナツ、チーズ、串カツ、アイスクリームなどなど。
人気だったのはステーキで、「最後尾」の札を持ったスタッフがいるほど。いつでも行列だったので購入を諦めました。
もうひとつ人気だったのは「たこ焼き」でイイダコを1匹まるごと入れてあるたこ焼きです。(600円・税込み)普段は、うるマルシェでしか食べられないので、行列していました。食べてみたところ、アツアツでタコの旨味がたっぷりでとてもおいしかったです。
ジャグリングなどのステージパフォーマンスもあり、家族連れや犬連れのお客様も多く、みなさんが思い思いに楽しんでいました。
ハイサイちゃんぷる~ビアフェスティバルへのアクセス
ハイサイちゃんぷる~ビアフェスティバルは毎年11月にさいおんスクウェア前の広場で開催されています。
さいおんスクウェアは牧志駅から徒歩約2分のところにあります。
さいおんスクウェアに駐車場はありますが混雑すること、毎週日曜日はトランジットモールで国際通りの一般車両の通行が出来ないこと、飲酒運転防止のためにも、モノレールでの来場がオススメです。
暑さの落ち着いた季節に昼間から外で飲むビールは格別で、夜になるとまた違った雰囲気になります。
出店者もお客様も笑顔があふれる楽しいイベントでした。去年はイベントが開催されなかったので、是非今後も続けて欲しいなと思いました。